※今日の記事は、スマホではなくパソコンの大きな画面でご覧になることを強く推奨致します。(笑)
何年か前に、日本海に沈む夕陽を見に眺海の森へ行った事が有りました。その時、羽越本線の第二最上川橋梁(北余目~砂越間)のトラスが見えたのが記憶に残っていましたが、線路や列車は見えませんでした。
最近になって、FBのグループでここから俯瞰した羽越本線の写真を拝見し、良く見えることが分かったので、ちょっとした構想を持ってチャレンジして来ました。
その構想とは...日没後、残照をバックに、薄暗くなった庄内平野を行く列車の窓灯りを際立たせて撮る、というものでしたが、なかなか構想通りには行きませんね。
9月8日、夕方は綺麗に晴れていたので、これは絶好のチャンスと出撃。
先ずは日本海に沈み行く太陽を撮影。
線路は蛇行する最上川のS字の中央付近を横切っていますが、この時刻(日没は18時丁度)には列車は通っていません。
線路は蛇行する最上川のS字の中央付近を横切っていますが、この時刻(日没は18時丁度)には列車は通っていません。
日没から16分、下り普通列車が通過した時刻で、接近無線で列車が走っているのは分かりますが、遠方からずっと聞こえているので、これでは何処を走っているのか分かりません。ファインダーを覗いていても列車は見えません。
取りあえず第二最上川橋梁(中央の橋ではなく、その右下にトラスが見えている橋)付近を1枚撮影、でも列車は確認出来ません。
そして日没から24分後、本命のいなほ14号の通過時刻です。
接近無線は聞こえていますが、やはりファインダーでは列車は確認出来ません。
そこで、どこトレで列車の位置を確認し、北余目駅に来た頃を見計らって適当に何枚かシャッターを切りました。でも、手応えは全くありませんでした。カメラのモニターを拡大して見ても、列車が写っているようには見えません。
まぁ、そう簡単に目論見通り撮れるはずも無いか...と諦めて下山しました。
駄菓子菓子、自宅に帰ってきてパソコンで拡大して良く見ると、写っていました!!
この写真にもちゃんと写っていましたが、拡大しても分かり難いですね。どこだか分かりますか?
300mmで同時に切った写真です。この写真を見た後で上の写真を見れば、列車が見えてくると思います。(^^ゞ
窓明かりが予想よりも暗く目立ちませんが、丸みを帯びた先頭車両が若干光っていて、E653系であることが分かります。
黄金色の田圃は日没後は緑色にしか写りませんね。(/_;)
帰り際、日没から27分後、一番残照が綺麗だった時間帯でした。
かなり広い範囲を撮っていますので、いなほ14号はこの写真の何処かにも写っている筈ですが...(笑)
羽越本線 砂越~北余目~余目付近
14Mいなほ14号、E653系7輌
2024年9月8日撮影
最後になりましたが、3枚目の中央付近は19年前の12月25日、不幸な脱線転覆事故があった現場です。同じいなほ14号でした。合掌。
GMで見ると距離は6Km以上ですね。
窓明かりが意外に暗くて残念でした。
ここは確かに徒歩では厳しいですね。公共交通機関が有るのかどうか分かりませんが、いずれにしろ日没後まで撮るとなるとやはり車でないと無理でしょうか...
ここには他に10人位のカメラマンが居ましたが、皆さん風景写真としての夕陽撮影でした。鉄道写真は皆無でした。(笑)
なかなか目論見通りに行かないのが、次へのエネルギー源ですね。
条件的にはベストに近い感じですが、意外と窓明かりは目立ちませんね。
ちょっと写欲をそそらててGMで調べてみましたが、徒歩鉄では厳しいようです。(笑)
列車は見えずとも、感動的な写真です。
いつも目論み通りに、写真が撮れたら、と思います(笑)