ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

関東ジョッキーの不振

2005-12-14 06:00:33 | 競馬ジャングル

 関東リーディングジョッキー(12月11日終了時点)

順位 ジョッキー  勝利数  最新G1、年、勝馬、(G1レース名)
1  横山典弘  130   04年 イングランディーレ(天皇賞春)
2  柴田善臣  102   00年 キングヘイロー(高松宮記念)
3  中館英二  101   94年 ヒシアマゾン(エ女王杯)
4  蛯名正義   95   02年 マンハッタンカフェ(天皇賞春)
5  田中勝春   93   92年 ヤマニンゼファー(安田記念)


関東ジョッキーのG1勝ちがないまま2005年を終えようとしている。
G1は関西ジョッキーかデザーモ、ルメールを除いた外国人ジョッキーばかり。
武6勝、福永5勝、池添2勝、あとは安藤勝、藤田、松永、熊沢。
関西はこんなにいるのに関東はゼロ。
これは異常事態だ。
過去にはしれ~~っとしてる岡部のようにトウカイテイオー、ビワハヤヒデなどの有力関西馬からの騎乗依頼があったものだ。
私が競馬を覚えたころは神様岡部は絶対だった。
馬を買うのではなくクールなベーオカ岡部を買うのである。
余談ではあるが、かつてビワハヤヒデが岸くんラストチャンスの共同通信杯を敗れたあと鞍上交替が協議された。
そのころはまだ天才の手前だった武豊という選択肢もあったのだが、オーナーサイドの「ぜひ関東所属のトップジョッキーを」という強い要望があって岡部に決定したといういきさつもある。
それほど当時の岡部は絶大なる信頼を受けていた。
では現在のだってG1勝てないんだもん関東ジョッキーはどうか?
G1,2着を狙っている横山典こそ多少有力関西馬からの騎乗依頼はあるものの、G1ではどうにもならないバ渇ハル、ヨシトミ先生など他ではあまり騎乗依頼は見かけない。
ヨシトミ先生のように未勝利ダートなどの平場で、ナカダテのようにローカルの短距離逃げダートで年間100勝を達成してもG1勝ちがないのなら、色の無い絵、水の無いプール、花の無い公園とでも言おうか。
個人的には最近下手くそになったといううわさの蛯名が好きなのだが、よくインコースに閉じ込められて馬群を割れないでいるし、位置取りも悪すぎる。
これでは有力関西馬陣営からおそろしくて声がかからないのも当然だ。
関東ジョッキー、関東馬が強くならないと競馬は盛り上がらない。
このままだと関東は場所を提供するだけでしかなく、関西ジョッキー、関西馬のパフォーマンスを披露するだけの虚しい空間になるだけである。

 

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