あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

スキーバス事故,これもある意味「格差社会」かも

2007年02月20日 01時09分03秒 | 事故
スキーツアーバスが事故を起こし,添乗員の16歳(運転手の弟)が死亡するほか,乗客26人が重軽傷を負う惨事となりました。
調べによると,バスの運転手(21歳)の居眠り運転ではないかとことですが,警察は更に過労運転等もあり得るとして引き続き捜査するそうです。

運転手「居眠りした」、過労か バス会社、ほぼ家族経営(朝日新聞) - goo ニュース

主催者との関係は?

まず,理由の如何を問わず,過労運転は飲酒運転同様大変危険な行為です。一歩間違えば,他の自動車などを巻き込む大惨事になりかねないからです。
実際,ある中小企業の運輸会社では,恒常的に事実上過労運転を強要し,結果ドライバーが大事故を起こしました。このドライバーは実刑となり,会社や代表者も刑事処分を受けるという事例もあるくらいです。
したがって,いかなる場合であっても,安全第一を心がけるのがプロのドライバー,そして自動車を扱う会社としての当然の助動詞「べし」と言えます。

とはいっても,現実の社会では,なかなかそんなきれい事は言ってられません。先の運輸会社の場合も,何も好きこのんで過労運転を強要していたわけではなく,取引先からの厳しいノルマや低料金でやりくりしなければならない会社の事情などもあり,結果ドライバーに無理を強いることになったわけです(もちろん,だから無理強いが許される,という意味ではありませんが。)。
今回のスキーツアーバスも,主催者は別の旅行代理店であり,このバス会社はそこからいわば下請けとして仕事をもらっていたに過ぎません。とすると,基本的なノルマはすべて「旅行代理店の意のまま」であった可能性が高いです。当然,下請け会社は仕事を断れるはずがありません。なぜなら,「仕事を断る=仕事がなくなる」という方程式が普通に成立しているからです。
とすると,もしかしたら,過労運転の原因を作ったのは,バス会社ではなく,旅行代理店の方にあるかもしれません。
現在,旅行代理店側は,未成年者が添乗員となっている点も含め,過労運転に関しては「全く知らなかった」と主張していますが,この点も今後,警察の捜査で実体が明らかになってくることでしょう。

いずれにしても,今回の事故は,このような「下請けの悲劇」による可能性が考えられます。とすると,この事故は「格差社会の縮図」であるといえるでしょう。
政府は格差社会是正に取り組むようですが,このような「大手と中小との関係」までしっかり踏み込んだ上で是正対策を考えてほしいものです。
ただ,「大手企業とタッグを組んでいる与党」で,どこまで格差社会の具体的是正政策を打ち出せるのか,注目ですね。

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東京都,電気なければただの土地

2006年08月14日 23時34分16秒 | 事故
些細なことで首都圏が大混乱しました。
送電線にクレー船のアームが引っかかっ影響から,首都圏の一部地域に電気が供給される,停電が発生したようです。

交通話題 首都圏で140万戸停電 交通乱れる 送電線に船が接触 - goo ニュース

迂回路は?

東京電力の説明だ,一つの鉄塔に複数の系統の電線が入っており,これらが同時にトラブルを起こすということは想定していないということです。
しかし,1999年の自衛隊機墜落の際,迂回路系統がないと言うトラブルが発生しました。その際に,迂回路ルートが分かるようにしようという改革案が出たはずなのですが,今回はその教訓が十分活かされなかったようです。
また,鉄塔の一つに何らかのトラブルが発生し,そこに電気を流せなくなるという可能性も当然想定できるはずです。とすると,やはり東京電力側でフュールシステムに対する議論をあまりしていなかったのではないでしょうか。

そもそも,系統を複数にするためには物理的整備も含め,結構な費用がかかります。とすると,多少の費用削減のため,複数ルートの切り替え設定は想定していなかったのかもしれません。

いずれにしても,今回のニュース,一番食いついたのは「テロル達」でしょう。
日本の首都圏は,電気キレルと一気に収集付かなくなること,送電線一つですべてダウンできるということ,ルートも1系列しかないことなどから,「東京攻略するためには無防備な鉄塔をねらえ」ということにもなりうるでしょう。
電力会社はもちろんのこと,国や都もこのような事態に備えた対応策を考えておくべきでしょう。

だんだん恐い世の中になりましたねえ。

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ふじみ野市プール事故,予想される原因はこれだ!

2006年08月01日 01時09分42秒 | 事故
関東地方では梅雨も明け,いよいよ夏本番,という状態でしたが,夏の風物詩であるプールにおいて,悲しい事故が発生してしまいました。

市民プール排水口に女児吸い込まれ死亡 埼玉 (朝日新聞) - goo ニュース

何が原因なんだ?

事故の詳細等については,新聞報道に委ねたいと思います。また,被害者少女に対しては,哀悼の意を表します。
さて,事故原因について様々な憶測がささやかれています。もちろん,これから警察の捜査などですべてが明らかになってくると思いますが,実は,このような事故,他のプールでも起こりうるのです。
そこで,ちょっと視点を変えて,事故原因となりうる要素(もちろん,今回の事故の原因となったかどうかは定かではありませんが)を検証してみたいと思います。

1 指定管理者制度の導入
  従来,市町村の施設については,市町村直営の財団法人が管理するか,管理業者との間で随意契約を締結することで管理してきた場合が多かったです。この場合,いずれの手法においても,市町村は「結構な金額」を払うことになったため,当然管理者側もそれなりの管理体制を取ることができました。
  ところが,今年から多くの施設について「指定管理者制度」を導入しました。これは,従来の随意契約から,入札によって管理者を選任すると手法を取っています。
  この場合,もしも複数の業者が参入することが見込まれた場合,当然入札ではこれまでよりも安い金額で契約を締結することになります。
  すると,業者側は儲けを維持するために,まず「人件費」を削除するわけです。一番手っ取り早いのは,監視員などの「人減らし」です。
  今回のプールについても民間会社が管理者ですが,指定管理者であったのかどうかは定かではありませんが,もしも入札で決まったとすれば,可能性として,管理会社側が十分な人員体制を用意してなかったということが考えられます。
  また,他の地域でも,同様に監視員が減っている,ということがあり得るでしょう。そういうところでは要注意です。

2 市町村合併による施設の統廃合
  このふじみ野市は,大井町と上福岡市が合併して誕生した町です。そして,市民プールについては,旧大井町の町民プールで事故が発生しました。
  ところが,このプールは1986年に作られた施設で今年で20年経過しています。プールとしては,そろそろ寿命という時期にあったといえるでしょう。
  一方,旧上福岡市にあったプールは更に古い施設であったことを理由に今年からこのプールの利用を停止しました。
  つまり,可能性として,本来は廃止するべき施設を結構無理して使っていた,ということが考えられるのです。
  合併によって,施設の統廃合を進めていくことは,税金の無駄遣い減らしという点からむしろ当然起こる話だといえます。しかし,逆に施設を無理矢理維持するために,本来は廃止するはずの施設を強引に利用していたとしたら,施設に無理が生じて何らかの事故が発生しないとも限りません。
  今回のプールも,果たしてどの程度老朽化が目立っていたのか,またはまだまだ余裕の施設だったのか,この点についてもう少し検証する必要があるでしょう。

3 市長の安全に対する認識
  今さらですが,安全対策を怠るとどうなるのか,私たちはここ数年の様々な事件事故を通じて身をもって体験しています。
  ところが,国や地方自治体の多くは,財政難解消のために様々な予算を削減しています。特に,「修繕費」関係については,結構予算が削減され後回しにされる傾向が強いです。なぜなら,修繕自体は地味な作業であることから,市長の実績として大きく紹介することができないという市長の選挙対策上の理由が大きいからです。
  しかし,修繕をおざなりにするとどうなるのか,当然の代償として「危険」が待っています。
  己の実績のために危険を放置するような市長であったとしたら,市民の安全をないがしろにしている市長であるといえるでしょう。そんな人が市民のために政治が行えるはずがありません。
  ふじみ野市長がどうだったのか,現段階では全く分かりませんが,もしプール設備の予算を職員から予算要求があったのにあえてそれを削除していたとすれば,「残念な市長」といわざるを得ないかもしれません。

以上,おそらくあまり回りが突っ込まないであろう論点を中心にコメントしてみました。
みなさんの町のプールだ大丈夫でしょうか?おそらく,今週当たりから緊急点検が始まると思います。とりあえず,「危険部署には近づかない」という自己防衛手段を講じておくとよいでしょう。

(8月3日追記)
ふじみ野市に対する責任追及祭りが始まってしまいました。
まさに,以前私が書いた「ベタニュース」と全く同じパターンになっています。
責任追及は結構ですが,あまり変なところを突っ込むと本質を見失う可能性がありますので,報道内容をあまり鵜呑みにしないようにした方が良い場合もあるでしょう。

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振動等(ら)エレベータ,目下急降下中

2006年06月09日 00時12分04秒 | 事故
港区で発生したシンドラーエレベータ社の事故について,世界中で発生している様々な事例が紹介されています。

livedoor ニュース


もともと事故が多いの?

実は,シンドラー社に限らず,エレベータの故障トラブルは各社で発生しています。ただ,シンドラー社は割合的に多いみたいです
したがって,そもそも構造的な問題の可能性も否定できません。
また,メンテナンスについては,別のメンテナンス社が引き受けていますが,彼らは設計図を渡されていないため,主要部分のメンテナンスが行えない状態になっていました。
とすると,ひょっとすると,構造+メンテナンスミスの複数構造による事故という可能性も考えられます。
この辺については,まだシンドラー社で正式な見解を発表していないので何とも言えませんが,今後の捜査の行方に委ねるしかないでしょう。

ところで,この問題,法律的に誰がどんな責任を取るのでしょうか。
理論上考えられる責任者は次のとおりです。
1 シンドラー社
2 メンテナンス会社
3 住宅公社

まず,エレベータは建物に付属された工作物なので,工作物の所有者である住宅公社は,工作物によって発生した事故の責任を問われます(無過失責任)。
よって,エレベータに瑕疵があったか否かを問わず,損害賠償責任を免れないでしょう。

次に,シンドラー社については,エレベータが欠陥商品であった場合,そのことを知っていながら放置していれば当然損害賠償責任が問われます。
仮に,欠陥に気が付かなかった場合,1年間の瑕疵担保責任がありますが,このエレベータはそれよりも前に設置されたため,責任は問えないでしょう。
さらに,何ら瑕疵がない場合は,賠償責任は発生しません

また,メンテナンス会社については,例え重要部分の図面が渡されなかったらメンテナンスができなかったとしても,契約上重要部分のメンテナンスまで含まれている以上,一定の責任は免れなくなります。よって,このような状況であれば損害賠償の対象となり得ます。
しかし,メンテナンス契約に基づいてしっかり管理をしているのであれば,メンテナンス会社からすれば不可抗力的な扱いとなるため,損害賠償責任は生じないでしょう

以上のことから,今損害賠償に一番近いのは,実は住宅公社といえます。

ただ,いずれにしても,今回の事故で改めて「安全はないがしろにされている」ということが明らかになってきました。我々が事故で学ぶべきことは,「教訓」です。しかし,毎回同じことの繰り返しです。
各企業とも,改めて「安全とは何か」考えてほしいものです

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かもね,かーもね,ゆーりかもめ,無駄になっちゃうかもーね!

2006年04月16日 19時17分23秒 | 事故
いまどきしぶがき隊のパクリかよ,って突っ込まないでください(^_^;)
ゆりかもめの車輪事故で,現在もなお点検作業などを行っており,17日(月)の開業にはどうにか間に合わせたいとのことです。

livedoor ニュース


やるなら完璧に!!

ちょうど1年頃前に,福知山線での大惨事が発生しています。だからこそ,ここは慎重に安全性を確保した方がよいでしょう。
特に,ゆりかもめは先日有楽町線の豊洲駅まで延伸し,いよいよお台場ネットワークの貴重な足になってきたわけですから,ここは完璧を期して安全第一を考えるべきでしょう
もしも構造的なトラブルであることが判明した場合,その時はゆりかもめ自体を一時休止にするくらいの気持ちで臨むことも大切だといえます(今回の事故はそこまで至るものではないと思いますが。)。

しかし,最近はゆりかもめに限らず,高速船への謎の生物激突や貨物船の衝突など,乗り物の事故が多発しています。ここは一つ各公共交通機関や運送業者などは,改めて「安全って何?」をしっかり見直してほしいと思います。時期的にもちょうどいいのではないでしょうか。

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(追記)
17日からの運行再開が決まったようですね。
ただ,当面はいろんなところをチェックしながら運行するようです。
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日航機,御巣鷹の尾根墜落から20年たったが,会社まで墜落か?

2005年08月11日 23時54分11秒 | 事故
日航機の墜落事故から,ちょうど20年がたちます。今日(11日)も灯籠流しが行われ,改めて犠牲者に対する供養が行われました。

あんな事故はもうごめんです。

20年前のことは,私は今でもはっきり覚えています。突然のニュース速報,「日航機消息不明」。その段階では,最悪の事態を考えず,レーダーでも壊れちゃったのか名くらいに思っていました。しかし,やがて次々と情報が飛び込み,テレビも臨時ニュースに切り替わりました。この辺りから,「こりゃただごとじゃない」と感じ始めてきました。
最終的には520人の犠牲者ということになりましたが,4人ほど生存者がいたことが不幸中の幸いでした(ただし,その中の1人はかわいらしさから,その後マスコミによる芸能界勧誘ストーカーにあって,大変ひどい目に遭っていましたね。二次被害ということをまだ認識していない頃の報道のあり方がこれですね。)。
本当に,このような事故は,二度と起こってほしくない,そう思いました。
しかし,現実には,その後も大事故は後を絶ちません。今年は,福知山線で大惨事があったことは記憶に新しいと思います。

ところで,あれだけの大惨事を起こし,社内での改革を実施した日航ですが,ここんとこ,事故が相次いでいます。今日も,他社を巻き込み大惨事になりかねない事故が発生したようです。
日航は,20年前のことはもはや「過去のこと」に過ぎないのでしょうか。20年目の節目を迎えた今,日航はあのときのことを思い出し,このような事故が絶対に発生しないような体制を考えてほしいものです。さもなければ,会社の信用が墜落しますよ。

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そういえば,日航は,墜落した機体を処分する方向で検討しているようです。確かに事故調査もすべて終わり,訴訟関係もすべて終わった以上,もはや持っていてもただのゴミ,というところが本音だと思います。
しかし,実はまだ相模湾には垂直尾翼の一部が沈んだままであり,日航は遺族からの引き上げ要求に対し,技術的な困難性と過大な費用を理由にこれを拒んだまま今日に至っています。

実は,この話,人にはいえないような裏があるという都市伝説を聞いたことがあります。
国は墜落機を早期に発見していたが,その情報を関係機関ではなく,まず米軍に流していたこと,墜落現場に最初に足を踏み入れたのは米軍関係者であったこと,米軍関係者はそこである国家機密的部品を探して回収していたことなどが一部ジャーナリストから報じられていました。その真偽は不明ですが,これが事実だとしたら,これは事故ではなく,事件であった可能性がある,とこのジャーナリストは主張しています。
真偽不明なので,具体的なことまでは書きませんが,一見普通の事故に見えても,裏ではひょっとすると・・ということがあるのかもしれませんね。
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ロンドンの爆弾テロは他人事ではない

2005年07月07日 23時53分29秒 | 事故
2012年のオリンピック開催会場がロンドンに決まり,まさに「ロンドン,ロンドン,楽しいロンドン」と人々が狂喜乱舞していたときに発生した同時爆弾テロ。

これを絶対に許してはいけません。

アルカイダによる犯行声明があるものの,実際犯人がどの団体なのか,特にイギリスの場合は何ともいえません。
ただ,確実にいえることは,「日本でも同様の爆弾テロは起こりうる」ということです。特に,アルカイダの犯行声明がすべて真実であるとすれば,当然イラク派兵をしている日本だって,必ず何らかのターゲットになるはずです。
現在,地下鉄や公共機関については,警察の厳重な警戒を行っていますが,より一層強化して頑張ってほしいと思います。

その上で,日本においてテロルに狙われやすい場所を私なりに考えてみました。
これはもちろん個人的に気になるスポットで,別にオフィシャルに誰かが警告を発している場所ではありませんが,まあ,念のため気を付けましょうという程度で読んでもらえれば幸いです。
第1 日本においてテロルが行動しやすいための条件(私見)
1 テロ行為により日本人が驚愕するような被害が発生すること
2 その際,外国人(特にアメリカ人)も犠牲になりうる場所であること
3 テロ行為が直ちに世界中に報道されるような内容のものであること
4 警備が手薄なところ,または厳重な警備でも強行突入が可能なこと
5 同時,多発的な行動が行いやすいこと

第2 上記条件を元にしてテロ発生の可能性が高いと私が勝手に考えた場所

1 六本木(東京)
根拠:外人が多い。アメリカ大使館も近い。テロの目的は,その国の人だけではなく,諸外国に対する警告の意味もあることからすると,外国人が多くかつ外国人に知名度の高い六本木は,テロを行うにはベストスポット。
なお,狙い目(要注意点)はヒルズではなく,六本木交差点周辺。

2 新宿(東京)
根拠:都庁が近いこと,交通の要所であること,商店が多いこと,地下街が複雑であること,外国人も含めて人がかなりいることなど。
狙い目(要注意点)は,やはり地下街。特に,地下街のテナント(飲食店など)に忘れ物のふりをして爆発物の入ったカバンをさりげなくおいていくというやり方であれば,ほぼ防御は不可能。
ちなみに,妻の勤務地が新宿駅界隈なので,本当に起こったら,私は特にシャレにならない。

3 品川(東京)
根拠:都心部の警備は相当厳しいため,23区内で比較的警備が緩く,交通がそれなりにあり,オフィスビルが多く建ち並び,観光客もそこそこにいる町を考えた場合,品川が当てはまった。
狙い目は,新幹線ホームか駅コンコースあたり。

4 京都駅付近(京都)
根拠:外国人に対する知名度は高い。警備は東京よりは緩い。
狙い目はやはり駅の地下街あたり。

5 ネットワーク上(サイバーテロ)
根拠:日本ではなんだかんだいって火薬類の購入や持ち運びが制限されているため,殺傷力の高い爆弾を作るには,日本人の協力者が必要。だから,事実上困難。
一方,日本のネットワークセキュリティは,世界レベルで見ると笑えるほど低い状態であることから,日本を攻めるにはこれがリスク最小限で最大限の効果が得られると考えるのでは。
特に金融系を狙えば,1行でもおかしくなれば,一気に金融パニックが発生しうるため,要注意!

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やっぱり事故は起こる

2005年05月02日 23時50分47秒 | 事故
前回,事故対策などについて私見ながら提言しましたが,実際の経験から,なぜ事故が起こるか再度考えてみました。
次の環境にある会社は,極めて事故を起こす可能性が高いと思います(経験上)。

1 まず結論を急ぐ上司がいる(結論ありき)。
2 上司がプロジェクト等の評価を改ざんする,または自己の都合がよいように強引に解釈させる(客観的な評価より主観的評価を優先する。)。
3 上司が自分の発言に責任を持たない。または,適当に話した内容を実現させようとする(ろくな検証をしない思いつきな発想で思い責任を部下に負わす。)。
4 上司が部下からの報告を,古い経験だけで判断しようとする(新たな情報よりも自分の古い経験が優先される。)。
5 ユーザが大事といいながら,自分の意見に合うユーザの意見のみを取り上げる(自分に不利なユーザの意見は無視する。)。
6 そんな役員に反論できる環境にない。むしろ,反論することは悪とされる(ワンマンというか独裁政治状態。派閥があるほうがまだまし。)。
7 社内の人や社外の人との交渉は,実際は恫喝にすぎない(人の意見を聞くのではなく,自分の意見をごり押しする。)。
8 社員に異常な負担をかけていることに上司が気が付いていない。または,気が付いても気が付いていないふりをする(結果至上主義。社員は部品の1つに過ぎないため,いざとなれば交換すれば済む程度にしか思っていない。)。
9 社員の健康より会社の利益が大事(それ即ち上司の成績だけが向上するなり。)。
10 仕事とは過程ではない,結果だけが大事である(結果のない過程は評価しない。無駄な時間とみなす。)。
11 理想を追い求めすぎて,現実を見ていない(現状分析が甘い。)
12 上司が言うせりふの大半が,「いいからやれ。」「まだか。」「だめだ,やり直し。」「これは違う。」など(要するに自分の意図するものができるまでNOを言い続ける。)。
12 最後は精神論でごまかす(「気合いだー!」が合い言葉)。
13 上司がいざとなるとハシゴを外してしまう(責任は部下のせいにして,自分があたかも正しい判断をしていたふりをする。)。

要するに,社員の言うことを聞かないワンマン上司がいて,一方で社員に無理難題を押しつける一休さんの将軍様のような上司がいること,リストラなどで社員の負担が激増していること,風通しがものすごく悪いこと,この条件がそろう会社では,必ず事故が起こります。ちょっと言い過ぎかも知れませんが,経験上,ひやり事例が多発しやすい環境だと思いますので,事故も起こりやすいといえるでしょう。
あとは,この事故が人命にかかるものか,経済的な損失につながるのか,その違いに過ぎないのではないでしょうか。

これをJRに当てはめたらどうなるでしょうか。その点は,社員の方,役員の方,関係者の方で検証してみてください。さすがに社内のことは分かりませんので。

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(追記)
改善策を書き忘れていましたねm(__)m。
ただ,言うまでもないと思います。
(5月4日追記)
13番を追加しました。これも実体験に基づきますが,JR西日本の職員が救助しないで勤務に戻ったというニュースを見て,はたと思い出しました。
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脱線事故から安全対策を考える(私見)

2005年05月01日 21時18分26秒 | 事故
JR西日本の社長が,安全対策に力を入れる旨の訓示を垂れたそうです。
ただ,信楽高原鉄道事故の時同様,いずれうやむやにされてしまう可能性もあります。
また,前回も書きましたが,この事故は別にJR西日本のみならず,他の鉄道会社や交通機関などでも十分発生しうるものです。
そこで,私は次のような安全対策を提案したいと思います。,

1 安全管理はユーザの視点を取り入れる。
2 安全対策も含めた情報公開を徹底する。
3 競争には安全面や快適さも売りにする。
4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。


具体的には次のとおりです。

よろしければ続きを読む前に1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 1 安全管理はユーザの視点を取り入れる。
 会社内部のみで運転士のひやり事例や電車遅延を「悪」と評価するために,それを隠そうとして速度超過や過小報告など不利な報告をしないようになります。
 そこで,安全管理は利用者であるユーザもチェックできるようにします。
 具体的には,①車内に速度及びブレーキ状況を表示する,②乗客からの声を聞く機会を増やす(意見箱等の増設などでも良い。),③定期券購入時等にアンケートを実施して不足点を明確にするなどが上げられます。
 とにかく,ユーザのための安全対策であることを前提に検討しなければいけません。

2 安全対策を含めた情報公開を徹底する。
 1に関連しますが,例えば電車の速度制限は,「電車でGO!」等のゲームをやった人以外はこのニュースを見るまで知らなかったのではないでしょうか。また,信号がどう変わるのかとか,どの区間は速度制限がある,勾配はどうか,Rはどうか,などを乗客は全く知りません。
 そこで,このような情報を積極的に公開します。
 また,自分に不利な情報(事故情報)や他の鉄道で発生した事故情報及びその対応策などについても積極的に表示します(ちなみに,4年くらい前に尼崎駅で救助中の救急隊員が電車にはねれらて死亡したという話は,この事故が発生するまで知りませんでした。この対策をどうしたのかについてはなおさら分かりません。信楽高原鉄道の件も,その後の対応は分かったような分からないような感じです。)。
 具体的には①路線情報をHP等で公開する,②定期的に事故情報や改善情報を公開する,③今回の事故についての反省点や改善点を随時公開する,などです。

3 競争には安全面や快適さも売りにする。
 とかく他社との競争として,時間が早いことと乗り継ぎが便利なことだけを売りにしがちです。
 しかし,これからは会社の安全体制も立派な売りになります。
 そこで,各社とも安全面を売りにします。例えば,「我が○○鉄道は毎月職員に対する徹底した研修を行っており,過去10年無事故です。」とか「我が社の売りは,乗り心地の良い走り,よって速度を遵守しています。」などです。
 あとは,どちらを選ぶかはユーザの選択に委ねるしかありません。

4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。
 詳細は前回のとおりです
 そのほかには,①フライトレコーダ及びボイスレコーダを電車にも設置する(これは,会社が運転士の管理にも使用できますし,オーバーラーン等もすべて把握できます。),②速度制限中,本当に遵守しないと危険な場所から準じATSATCを速度順応型に切り替える,③他社との人事交流(他社の運転士や車掌の相互交流を実施し,お互いに問題点や見習う点などを話し合う。)などです。

これは一例に過ぎませんし,すべてが実現できるとも言えませんが(予算的にはほとんどすぐにでも実施できるものばかりだと思いますが),とにかくメインとしては,「会社のための安全管理でなく,ユーザのための安全管理を考えてほしい」ということを強く主張したいと思います。
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線路に置き石をするバカどもへ

2005年04月29日 23時30分58秒 | 事故
JR西日本の置き石発表を受けてか,ここ数日あちこちの線路に置き石がおかれるという事件が相次いでいるそうです。

すぐに止めなさい!

悪戯のつもりかも知れませんが,立派な犯罪です(刑法125条1項の往来危険罪で2年以上の懲役)。もしも,これで本当に電車が脱線してしまったら,刑法127条,126条により無期懲役又は3年以上の懲役に,さらに今回のように死傷者が発生したら死刑又は無期懲役になります。
つまり,石1個置いただけで,少なくとも3年間は楽しいムショ暮らしになります。まして,脱線して人が亡くなってしまった場合,あなたは死刑になる可能性が極めて高くなります。
もちろん,あなたは死刑だけでは済みません。鉄道会社から多額の損害賠償請求が来るでしょう。仮に事故にならなかったとしても,置き石を見つけて急ブレーキをかけた場合,鉄道会社は「急ブレーキ代」を請求します。これも数十万円します。さらに,ダイヤが乱れた場合,1分あたり数十万円の請求がやってきます。
いずれにしても,置き石をして良いことは何一つありません。むしろ,あなたの人生や家族をぼろぼろにするだけです。
頼むから止めてください。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 5月1日追記
まだ,置き石事件が続いているようですね。
マスコミの皆様,単に「置き石事件あり」を報じるだけではなくて,置き石はしゃれにならないくらいの大事件だよ,ということをもっと広く報じてください。
第2の福知山線事故の発生を抑えるためにも是非とも広くアピールしてください。お願いしますm(__)m。
それと技術評論家の方,「置き石で脱線はしない」と断言している方が多いです。確かに技術的にはそうかも知れませんが,電車の運行上危険きわまりない行為であることと,脱線やその他の事故を招かないと断言できないことから,安易に「置き石でも大丈夫」とコメントしない方がよいでしょう。
もちろん,趣旨は理解できますが,一部のバカが趣旨をはき違えて「石を置いてもいいんだ」と理解するおそれがありますので,その点は是非ともご検討ください。
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