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鳥取 115

2020年01月07日 | 山のモノ


遡る事2年前の3月、肉厚の旨い椎茸を食べる為に初めて原木椎茸栽培に挑んだ。

伐採されたクヌギや桜を拾い、コメリで買った椎茸・ヒラタケ ・ナメコの駒を打った。

「今年から生えます!」とある駒打ち済みのホダ木もコーナンで買った。

奈良の先輩、兵庫の石友さんにそれぞれ預かって頂き、

秋〜冬と待つがウンともスンとも言わない。

(ちなみに2夏越えた現在も、頑なに沈黙を守っている)



なんで?? と先輩・先人に話を伺うと、「ホームセンターの駒アカンぞ」とのお返事。

気持ちも材料も新たに挑み直し。







・ホダ木は森林組合さんから伐採したてのコナラ。 寝かさずとも大丈夫やそうな。

・椎茸菌は 鳥取・菌興115号 形成菌とナメコ駒をポチ。

奈良の先輩に味見させてもらってビックリする旨さだったのだ。



今度こそ出てくれよ〜と駒打ちしたのが昨年3月。

夏を越え秋を越えグッと冷え込んだ12月の頭、

「シイタケ出てきた!」との一報がついに来た。

待ってました!!と石友さん所へ取りに伺い、早速 焼き椎茸に取り掛かる。




見た目は マリオの1UPぽく無くもナイ。



大きな方は10センチ超え。

軽く焼いて味付けは岩塩をパラパラのみ。

「ワテの肉厚ほぼ繊維ですねん!」 と言うてるようなしっかりした歯応えから、

じゅわっとコクが旨味が舌の端に広がる。 ほんま旨い。 

スーパーのシイタケとは違うのだよ スーパーのとは。




帰って天ぷら



シイタケそのものを味わうなら焼きやけど、

衣でコーティングされ縮みが少ない分、食感はコッチが上かな。

良いしこしこ感。  油と相性もええし、これまた美味い。


いずれも青空レストランで鳥取茸王と紹介されただけある旨さ。

通販ではバカバカしい値段ついてるけど。

ホダ木を置ける方は試す価値あると思う。
田舎への憧れが加速するわ。

篠山の銀杏

2018年11月09日 | 山のモノ
篠山の銀杏



銀杏の街路樹が実を落とし、踏まれて異臭が広がり出すと、炒り銀杏が食べたくなる。

篠山の周辺をウロウロしていて見つけたのが、ささやまの森公園にある大粒の銀杏。

( すぐ近くに福住マンガン山も有り。)





園内に入り遊歩道を少し進むと立派なイチョウの木が数本固まって生えている。




近づくと下に実を受ける網が広げられてあるのが分かる



落ちた実は網の上を転がり集められ、小川で果肉を洗い落されるシステム。

上手いこと考えてはる。


公園入り口で、その大粒の実が一袋100円で売ってあるのを購入。



都会の街路樹の実も悪くないけど、排ガスや酸性雨や犬のションベンで育ったそれより、

心情的に田舎の水と土にドスンと根を張った銀杏の方が食べたくなる。




公園を辞して柵に生るムカゴもプチプチと頂くきつつテン場へ。




コッフェルに割れ目を入れた銀杏を入れてから、隠れるまで塩をたっぷり投入。

火にかけて薄っすら焦げ目が付き出したらムカゴも。

コロコロと炒めて完成。



熱々の殻を開けてウグイス色の実を口に放り込むと、プニっとした歯応えと青臭さと甘みと。
秋の味ですわ。

ムカゴのホッコリも良い感じ。

夕方から合流する石友さん達の宴の準備を終えて、好きな文庫とコーヒーと炒り銀杏。
中々優雅な時間やった。


原木マイタケ 収穫

2018年10月10日 | 山のモノ


今年の猛暑は酷かった。

彼岸を過ぎて、やっと涼しくなってきたけれど、今年の2月に植えた原木舞茸の出来が気になった。

植えこみ記事

預かって頂いてる先輩曰く、

「乾燥には気をつけてたけど、今年はどうなるか解らん〜」との事。


無事出てくれよと思っていると、9/23日に幼菌きたぞと嬉しい第一報。

以下が毎朝送って下さった成長記録。

去年の忘年会で御呼ばれした味を脳裏によぎらせながら、楽しく拝見してた。





9/23 初日

「 幼菌( ゚∀゚ )キタ━━! 」







2日目 「 今日のJ 」







3日目 「 J3日目 」







4日目 「 J4日目 」




「 俺のん1箱輪状に生えやがった 子株にしかならんやろな… 」








5日目 「 Jマイ5日目 」







6日目  「 J6日目 今年はスローペースかな 」







7日目   「 J7日目 加速してきたかも。   台風くるなー」



「 白い縁取りが消えたらいつでも収穫 」




台風24号が夜に関西上陸。






8日目   「 J8日目フルブーストかかってきたー」






台風被害は無かった模様、察知して急成長したかも?





9日目 「 J9日目もーいつでも採れると思う〜〜!」



「 明日収穫しよ! もー怖いっ」




この時点で協議の結果、翌日の収穫決定。





10/2 10日目 朝

「 J10日目 限界! 今日暑くなるなーっ!」












イソイソと夕方に奈良まで走りまして、お待ちかねの合同収穫祭!!





ニヤニヤ顔の先輩とまず出来を眺めると、かなり大きく30センチ程もある。

もわーっと舞茸の香りが漂う。  よーし、採るど!




4本の原木を ひと塊りに寄せて植えた内の3本分が寄り添って、大きな舞茸となってくれてた。

埋まってる原木に付く石づきが、思った以上にしっかりしてる。



ユッサユッサと揺らしてボコっと採る。 デカー!





重さを計ると1400g デッカ!!







スーパーの舞茸て、ポロポロ剥がれ落ちるけど、弾力あって凄くしっかりしてる。



石づきの固い部分を削ぎ、出来るだけ水で洗わず済むように、手やハケで赤玉土を取り除く。

どうやって食うだの、ケタケタ笑ってから礼を言い、帰って調理。




再度土汚れを丁寧に取り除いて、まず素焼き。 岩塩でイタダキマス






口に入れると凄い香りが鼻から抜けて、市販品とは比べ物にならない歯応え、コク。

シャックシャックで ジュワーで ブワー

おう、落ち着け、とビールを流し込む。




次に豚バラで肉巻き。 醤油をチョロ、スダチをギュ。

脂とも相性良い〜 相乗効果ですわ。



おう、急げ、と焼酎を流し込む。





もう一丁、バター醤油で秋鮭とホイル焼き




おおう、天下泰平ですわ。




この香り、土瓶蒸しも美味いかな?濁るかな? なんて考えたり、

収穫祭楽しいかったなぁと思い出したりしながら、秋の夜は満足に更けてったのです。

ホンマに美味かった。 御馳走様でした!





初期費用が7500円程度、3回( 3年 )1キロ収穫出来たら、一回辺り2500円

美味しい原木舞茸が 250円/100gって皮算用になる。

この数字だけを見てたら安いんちゃうかな?

但し、設置・乾燥 ・風通し・ナメクジ対策などなどのお世話代はココに含まれてません。

先輩に感謝多謝!



来年も再来年も、出来ればそのまた次も次も出てくれたらええな。

その辺で、あるもん天ぷら十番勝負

2018年04月10日 | 山のモノ

各地の石友さんが、上がり出したタラの芽をアップし出した。

今年は山菜早い!?

桜も早かったし、その後に冷え込んだりと、ややこしい春の影響かな?

以前からお誘いのあった、石友さん秘密のタラの芽ポイントへ急いで伺う事になり、

どうせならその辺に生えてる野草も10種類採って、その場で天ぷらで食ってみようやと。





秘密のタラの芽林に連れてって頂き覗くと、驚愕の見たことの無い生え方。

自ずとガンズの 「Paradise City 」のイントロが脳内再生された。大興奮。

何か出しながら、口ずさみながら大収穫! ありがとうございます!!

その後に、山、川、あぜ、と回ると10種類が集まり、いそいそと無料のキャンプ場に移動。

炊事場で綺麗に水洗い。 たらのめ虫は今のうちに逃げてよ〜




10の刺客を左から順に、

タンポポ   スギナ   コシアブラ   アザミ
クレソン   フキ    ノビル     よもぎ
カンゾウ   タラ


鍋に天ぷら油を注ぎ、 コツの要らない天ぷら粉を溶き、

お腹がグーと鳴ったところで、その辺に あるもん天ぷらの十番勝負 始め!




一番勝負 タンポポ



「 ニガい 」 「コレは春の苦味ですね。」 「 まぁ数は要らんですね。」



7点   ツナマヨ和えのが合う。





二番勝負 スギナ つくし



「これ食えるんか??」からの、、、、



「 !! 」   「サクサクポリポリや! 」   「 いける!意外!!」

8点    新食感。  スナック菓子みたい。善戦しました。

こりゃびっくり! またやろうコレ。





三番勝負 コシアブラ



今回あまり生えてなかったのが残念。



「 美味いなぁ」 「 安定ですな」 「また探しましょう 」

10点満点!!  さすが山菜の女王、風味良し。 足らん〜





四番勝負 アザミ



「 痛っ」 「ペッ 」



3点  トゲが口中に刺さる。    ヒャッハー!って世紀末が来て困ったら食うかも。






五番勝負 クレソン




「 おっ?」  「 爽やか〜」  「美味しいやん! 」



8点  辛味が天ぷらでは飛ぶ。  あんなに賑やかな子が・・・・あれ? ふーん。。







六番勝負 フキの葉




「 う・・・ん?」 「 フキの味薄い 」 「 茎はちょっと味する」



7点  蕎麦屋てっぺんで夏に塩蔵を戻したフキを天ぷらで食べた時は、もう少し美味かったような。

テンカスを食うてるようだ。 






七番勝負 ノビル



「 おお!」 「 いける!」 「 ラーメンに乗せてみたい!」



9点!  ラーメン屋のフライネギ、ネギ油、そんな香ばしさが口中に広がる。 ええよコレ。

以前餃子にしたら美味かった。次回はラーメンのトッピングにしてみよ。





八番勝負 ヨモギ



「うまい !」 「良い香りですね 」 「 うま苦いー 」



9点! 噛むと鼻から「ヨモギが通るよっ!」って抜けてく。 新芽はこの時期のごちそうやなぁ。



九番勝負 ヤブカンゾウ

「 んー」 「 味がしません」 「 何食ってんやろこれ」



6点 天ぷらには不向きかと。 お浸しは勿論ナムルも美味かったぞ。






十番勝負 タラの芽




「 コレやコレ」 「 文句無し」 「春だ〜 」



10点満点!!  今回の中で、やはり一番好きだった。  口の中で春が爆発。

肉厚な歯ごたえが、コクが、葉の控え目な苦味が堪らん。


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「他のんやめて、タラの芽だけ食おう 」 「いっぱい採れたもんな!」 

十番勝負を終えて、これが今回の結論だった。




あとはタラの芽とビールのみ。



肉巻いたり、



雑にアーモンドまぶしてみたり。

たらのめ虫が、油に5.6匹浮いてたけど。 カルシウムカルシウム。




お腹いっぱい食べたら虹も出た。 はぁ幸せ。




天下泰平!

リュック満タンの

2018年03月27日 | 山のモノ

東洋鉱山を出て、近隣の鉛亜鉛鉱山跡を探しに行く。

林道をグネグネと登り進み、この辺かな?って場所に車を止め付近を歩いてみると、
小谷の入り口に細い石英脈を見つけた。




見上げると結構な斜度があるが、上の方は開けて木々が少なく見える。

しかしながら転石には金っ気が無い。

これは登り損かなぁと躊躇したが、何かに惹かれた。  
一応詰めてみようとロープを持って出発。

木の幹に掴まりながらヒー!と登るが気配が無い。

やっぱ鉱山跡と違うかと思いつつも小谷を最後まで詰めると、
フキの花が咲き、チョロチョロと清水が流れていた。

息を整えながらソレを眺めていると、葉の色見が違うものも生えてる。




ん?      あれ???






千切って噛んでみると、最初は味が無かったが徐々に辛味が。

引き抜くと芋がついてる。 その芋を噛んでみると頭の上に電球が光った。





これ・・・全部ワサビやん!!


その瞬間、転石云々は全て吹っ飛んだ。  ものの見事に吹っ飛んだ。




ここで会ったが百年目と、取り出だしたるは、鍛えぬかれた大業物 ホジホジ棒。

土中にえいやっと突き立ててはヒゲ根を絡め取り、ちぎっては投げ ちぎっては投げ、
本ワサビの小山を築いてゆく。




ノビル掘るのも、牡蠣を岩から剥がすのも、

サカキや松や木の苗掘るのも、ホジ棒てフィールドでホンマに便利やなぁと思う。

食べる分と土産分を袋に詰め、リュック満タンでいそいそと山を降りる。




スーパーで食材を仕入れ、温泉に浸かってからテン場へ。

まず擦ってみてワサビだけで味見をすると、大根と同じく首の方が辛味は少ないような気がした。




口から喉・鼻の奥と抜けてく道中で、嫌味が全然無い。

こりゃ抜群や。 よーし、本腰入れて頂きます!

プシュっとビールを開けましておめでとう!
ワサビが主役の晩餐のはじまり。






ホウボウの刺身



摺って直ぐはツーンと辛みがキツいが、しばらく置くと爽やかさに化けよる。

ホウボウの淡白な白身に、こんだけ乗せても喧嘩しない。
むしろアリ。



軽くたたいて、葉ワサビのおひたし



しゃきしゃき青臭ピリ辛うま! 田舎の人が好むの解るわ。







すりたてを牛肉に乗せて。

辛味は感じず、油くどさが減って次々と食べてしまう。


コレは贅沢やなぁと焼酎にシフトアップして、 島根の夜は更けてったのです。

椎茸 ヒラタケ ナメコ 原木栽培

2018年03月05日 | 山のモノ
先に、石の先輩の申し出で舞茸栽培の面倒を見て頂く事になった。

その折にホームセンターで完成・販売していた「1年寝かせた2倍出る椎茸ホダ木」も置かせて頂いた。



どうせなら イチからキノコを原木栽培してみたい。

そんな話をしていると、兵庫の石友さんは例年なさってるそうで、これまた世話をして下さると申し出て下さった。

秋になるとテレビやスーパーで旬と謳われる原木栽培では無いソレ等と、
実際に食べてどれだけ違うのかな?
ホンマに実感出来る美味さが待ってるんかな?

有難や〜〜〜と次なるキノコ栽培へ。


まず原木探し。 倒れて1年経っただろうかつ、他の菌類に侵食されてなさげな木を断って頂く。



ここで奈良の先輩に、ホダ木の向き不向きを教わる。
いろいろ勉強する事ってあるなぁとしみじみ思う。



用意した種駒は

シイタケ ヒラタケ ナメコ 3種類の種駒

それぞれに好きな木がある様で、それぞれの好む木を用意する。



シイタケにはクヌギ
ヒラタケには桜
ナメコにはシイ




チェーンソーで ブーン
何と楽チンな事か!

手鋸で成形 ギコギコ
昔はコレで家建てたんやなぁ




先達の品種改良に感謝すると同時に、どんだけ腹イタでピーピーうずくまった事かと思いながら、

錐で揉んで駒を打つの繰り返し。  作業自体は簡単。




石友さんに原木を預けて自分はココまで。

大変なんは、原木の管理やと思う。





乾燥、病菌、虫、獣、  
生き残る為に食ってくる敵の猛威に、心折れる事もあるだろう。



でも、

もし、


まだ怒りに燃える

闘志があるなら

巨大な敵を … … …



原木まいたけ 栽培

2018年02月19日 | 山のモノ


昨年末の忘年会で、石の先輩が自家栽培の原木まいたけを持参された。
冷凍ながらスーパーで売られるのとは、風味も全く違った。

頂くと以前に天川村のR309で、荷台に舞茸を満載にした軽トラが通った折に、凄い匂いだったのを思い出した。

自分もやってみたいが、東大阪のコンクリートジャングルでは夏を越せんやろなと諦めていたが、
その先輩が今年も作るので一緒に買って世話したろか?と仰って下さった。

是非是非! と奈良までブーン

先輩宅に着き説明を聞くと、原木と言っても立て掛けるんやないので、
まずホームセンターでアレコレと用意せなあかんそう。

既に飲んではったし、運転してーや とコーナンへ。
せこいぞ〜




・コンテナ ・赤玉土大粒・赤玉土中粒
ついでに2倍出る椎茸原木も。
これらを購入して戻り作業開始。

・まず水ハケを良くする為、コンテナの底に穴あけて、赤玉土大粒を敷く。

この時、原木の上の土の厚みが3センチ程度になるように深さを調整。

・次に舞茸原木を置く

これが舞茸原木。特大カマンベールチーズ。

練炭サイズが4本入ってた




菌糸が発達してる部位は、触ると既にキノコみたいにプルプル。

「それ食べてみてーや」と言われて、一瞬 いけるんちゃうやろか?と錯覚してまうほど.
匂いもキノコ。

あかんアカン。 ダメ。絶対。



・原木4本をなるべくくっ付けて並べ、赤玉土中粒で埋める。
くっ付ける事で大きな舞茸が収穫できるそう。

椎茸やヒラタケの様に朽木に生えるのでは無く、木の根株に寄生し土表で成長するので、
こういう手法やそうな。

・赤玉土を敷き詰めたら散水してトントンと詰め、細かい砂を流し出して完成。




「コンテナどれか解らんくなるから Jって書けよ〜
そんで写真上げて、また色々ハハハーー(笑) 」



めっちゃ悪い顔して言われた。
世話して頂く身は従わねばならぬ。。


費用は まいたけ原木が送料込みで5500円
コンテナ1000円 赤玉土 2袋1000円弱

通常2年の収穫で、1回1kg採れたら好成績やそうな。
高いっちゃあ高いかもやけど、生の原木舞茸を食べてみたいねん

出来たら宴会しまひょ!


ジビエとは

2017年02月21日 | 山のモノ


石友さんの知り合いに猟師さんがいらっしゃり、山に罠を仕掛け猪を鹿を採っておられる。

獲物をバラすのに立ち会う機会を得て、猟師さんの元へ。

初めましての挨拶もソコソコに猟師さんは忙しいそうにされてる。
冬の猟季、キーンと冷え込むと、猪や鹿は山裾に下りてくるとの事。




当日は寒波がやってきており、朝イチから多数の罠に鹿や猪かかかり、まだ半数の見回り・回収が出来てないそう。
この日は邪魔にならぬ様に肉を分けて頂いて退散。

今回 分けて頂いた一部がコレで
猪ロース
猪 タン
鹿 背ロース

その中で一番美味しいと思ったのが猪のタン




動物的には豚に近いが、味は豚タンよりも牛タン寄りやと思った。



豚タンのシャリシャリと繊維を切る食感ではなく、牛タンを筋っぽくさせた様。
甘い脂がコクが、噛むたびに溢れる。

コレは食べる機会が有れば是非やね。



でここから、表題のジビエとは。

後日談で、これ以後キツ目の写真も出てきます。

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罠にかかった鹿を締める手法は色々ある様やけど、この猟師さんはバットを使われます。
これも試行錯誤の末






目の前の高さでバットを見せると、鹿は猟師さんとそれをじっと見つめる。






ただ静かに向かい合い、猟師さんと鹿との間でそれぞれの想いが交わされる様に しばし見つめ合う。



そして猟師さんはバットを、ゆっくり軽く、 二度コンコンと鹿の頭に当てると、鹿は気絶して倒れる。





その後フルスイングで頭を叩き、完全に気絶させてから頸動脈を切り、斜面で頭を下にして15分程放血。




処理の上手い下手で肉の味が凄く変わるそうな。

そして荷台に載せて持ち帰り、捌いて川に沈めて冷やした後、部位ごとに解体。

また、害獣駆除の報奨金として、この猟師さんの地域では鹿一頭あたり5000円が県民局から出る。

その証として口を開き、前歯2本をペンチで歯肉ごとむしり取る。


冬の猟期の初期は、東京や大阪のジビエ料理店等が購入してくれるが、冷凍ストッカーが一杯になると、鹿は買ってくれない場合も多くなるそう。

農作物・植林被害対策の面でも猟は続けられ、行き場の無い肉はドックフード会社へ持ち込むそうな。
狩猟漫画でもあったように鹿肉は独特のクセから好き嫌いが分かれる故、一般的な食品流通に乗らんのやろね。



写真は鹿肉背ロース。 ココはクセも無く美味しく頂きます。


全体を無駄なく美味しく食べる方法は無いのか。
カレー・シチューならどうだ?
カツならどうだ?
それより植林は何とかならんのかな?

ジビエとは、色々考えてさせられます。

ジビエ(仏: gibier)とは、狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣である。主にフランス料理での用語。主に畜産との対比として使われる。狩猟肉。 ウィキより。