銀鋪を出て少し走り、地図を確認して砂防の下に停める。
ココかいな? きつい傾斜やなぁ。。とボチボチ沢沿いに登って行くと
柘榴の露頭が有ったり、斧石が転がったりとスカルンが顔を出す。
ココに間違い無い。 交戦法規クリアです。
スパイク無しのrさんは、前日迄の雨もあってズルズル滑ってはった。
自分のホームセンター・中国製スパイク長靴は、使用2日目にしてピン数本脱落。本来の用途と違うのか酷いもんだ。
以前釣具屋で買った台湾製はピンが磨耗しても脱落も破れもせんかった。
同じ物を探したがもう売ってない。 ゴムの材質が違うんやろな。
「帰ったら良品のスパイク長靴を買うぞ!」 と2人鼻息荒く話す。
フエルトやなく、ブロックパターンのスパイク張替え有ればなぁ。
再び わっせわっせ登ると石垣、ズリ、坑口。
入って左奥に進む。結構長い。
所々に小さい石英脈・細い水晶。 足元に多々落ちてるが細かかったり折れてたり。
よくわからないが硫化鉱物って、子供の頃に爆竹を解した火薬の匂いがする。
20円のガチャガチャカプセル一杯に詰めたら結構な閃光やったなぁ。
その匂いに満たされた叩かれてる脇穴に顔突っ込んでみたが、脈はガサく硬く水晶は白濁が多い。
茶色粘土や石英は走ってたんで、ブチ抜けたら面白そう。
湿気が強く、rさんは眼鏡が曇って「見えん~」と悪戦苦闘。
泥まみれの水晶は現状では微妙やし、脈から1つだけ持ち帰り。
元来た道を引き返し、直進するとスカルン気が消える。
足元の泥が砂利に、壁の粘土質がツルツルの黒い岩肌に変わり鉱物の気配が消えた。
このまま進むべきか悩み、「殿、ご決断を!」 と問うべく振り返るも待機するrさんの灯は
とても遠く とても小さい。 点。
「ひとりじゃ無いってー 素敵な事ねー」
小さいが頼もしい点を背に進むと水は左手に曲がる。直進するも掘り込んだ天井見上げるも脇穴覗くもツルツル。
まだまだ続く先を、とことん探したいと後ろ髪引かれるが申し訳なく思い撤退。
時間が本当に足りない。
詳しくは
ちくわさんとこにあります。
洗ってみて。 好き放題な伸び方やね。
何か入っとるね。 数個持ち帰っても良かったかも。
また行きたい~