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中国・山陰地方のペグマタイト探索

2020年11月08日 | 鉱物採集 遠いとこ
中国・山陰地方のペグマタイト探索

今春〜夏は探索をかけていた蛍石鉱床を詰める予定だった。
しかしながらコロナ禍によって、山主さんへの挨拶も阻まれる状況となってしまった。


山は逃げんし状況は皆イーブンやねと、路線をタイトルの内容へ変更し、初夏頃から探索を始めたお話し。



地質図では粗粒とある黒雲母花崗岩も現場に着くと細粒であったり、真夏の炎天下を歩き進むと予定地はアプライト質であったり。

郷土史に騙され、バイクは転び、テン場では食材を忘れ、山奥で車のバッテリーはアガった。



しかしながら数年ぶりに出会った同好の士と親交を深める事も出来たりと、忙しく日常と山とを往復している内に、

わっせわっせと茶を汗に変えてる内に、気付けば山は色付きだしていた。





2020.10

パターンを掴むべく高度や山の形を考えて今回も花崗岩をウロウロ探す。



この先にペグマが有りますように!

出来ることなら黒い水晶が見えてますように!

望めるならば柔らかい歯の要らんお肉のような、ホジ棒で進めるガマが有りますように!


と念じ歩くが、皆さんご存知の様にそう簡単に問屋は卸してくれまへん。

そこを何とか何卒〜と朝からシツコく進み続けると、山の神様も根負けされたのか大きなペグマに出会う事が出来た。

叩けよさらば開かれた!





赤色のガマ粘土脈は最初細く間口は狭かったが膨らみだし、比例してサイズも良くなってゆく。

良いのが視界に入り出す、この瞬間がたまらない。



次々転がり出てくる煙水晶。 チーン ジャラジャラー~ 

パチンコのよう。 脳内で軍艦マーチが流れ出す。



年に数回のボーナス状態にトランス状態。

ここまで浚って16時。 埋め戻し・下山を考えてこの日は掘り方やめー



リュック満タンでニコニコと下山。 うれしい重み。

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2020.11

夜も暗いうちから走り出し、現地に朝到着。 

気温は10度を切り、リュックにフリースを詰めて出発する。

埋め戻しを掘り戻し払い戻し。



太い粘土はさすがに細まりだし長石のゲスが増え始めるが、それでも奥へ奥へと続いてくれる。



赤色粘土脈って、錆がきつかったりガサかった事が多いのだけど、ここの水晶はまんざらでも無い。

長石の結晶は多産するが、双晶は僅かでバベノのみ。



最期は粘土が固く締まり細まって終了~

初回と比べて、数・サイズでは劣るものの、贅沢な時間を過ごす事が出来た。


雪が降り積もる前に再探索かな。

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