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奈良県産蛍石 探索

2013年05月29日 | 鉱物採集 奈良




十津川村に板屋層が食い込み、鉱山が稼働した場所なら奈良産蛍石が有望なハズ。

夜な夜な資料と睨めっこして絞り込んでた。

今回はSださん、Mナミさんと共に探索へ。







田辺経由で目星を付けた集落に到着後、聞き込み開始。 

ほどなく鉄砲撃ちの主人さんに話を聞けた。



「よーこんな所の鉱山知ってたな!? 工事してる谷上がって右手の支流に穴空いとるぞ。

紀州鉱山側から掘り進んでこっち(奈良)側に抜いたたらしいぞ」







もろたね。 ニヤけたね。







トンネル工事の現場に着くと、想像以上に工事の規模がデカすぎ。

周りの山を崩し、重機が上がるスロープを作る為に、新しい石を踏み固めて谷が埋まってた。



「ヤバそや・・」と思った。


あきらめきれずに上がるが、鉄砲撃ち手書き地図の坑口もズリも埋まってた。






産地消滅やった。   惜しい。


ついでにと紀州鉱山を回るが、心折れて探索意欲も湧かず。






「半年遅かったですねぇ・・」と3人で湯の口温泉に浸かって帰る。


見事にボーズ。

北山村、奈良県に戻らんかなぁ・・・


豊栄鉱山 2013.5

2013年05月23日 | 鉱物採集 遠いとこ


前回訪れた際には情報も少なく、勝手も解らず、表面採集で透明度は高いが小さな蛍石しか出会えなかった。

ドーソンさんに伺ったところ、皆やってるズリで掘れば握り拳程のが出たらしい。




今回はメインズリ・槍立ヒ・傾城谷等を探索。
前回とは一味違うぞと、独り豊栄鉱山に立つ。

掘る・叩く・こぜる、どんな出方でも対応したいのでフル装備で排水処理場を出発。
ドレッドノート級だ。ザックが10kg程あって重い。

まずメインズリを少し掘る。
が、やはり小さいのしか出ない。
とことん掘り込みたいが登山道脇。流石にマズイ。

後ろ髪引かれつつ移動して、一号坑道~川を渡って槍立ヒへ。

目星をつけた谷にズリ石が転がっており、上がると閉鎖坑口。
しかし蛍石は小さい。




上流にも灰鉄輝石を試掘したような穴が2つ空いてたが、針水晶程度と目ぼしい物は無し。
マズイなぁと思った。

一旦戻って傾城谷へ向かう途中で索道絡みの場所に行き掘ってみると、握り拳大の蛍石出ました。

その後もウロウロして、やっと納得出来る豊栄鉱山産蛍石とご対面。




ブルー グリーン 透明と美しく輝く。




透明度、結晶面、大きさ共に大満足。

弩級やで!

koiyarasi-lite

2013年05月20日 | 鉱物採集 大阪


昼前から集まり、気がつけば終電。

たんくらさん行きの車中から、解散まで、ずーっと笑ってた。


今回はアスカちゃんに迷惑かけぬ様に大阪市内の居酒屋で開催。

三和さんでの様に、テーブルに石を所狭しと並べたり出来ないのは残念。
アレは特別過ぎる環境やね。




毎度です~と、ワイワイと乾杯で始まり、逸品がゾロゾロ出てくる。




・S田さんの 人妻殺し 黒光り柘榴
・Yまさんの ベロベロレモン水晶
・Yもと君のツインのツイン
・プレマさんの半ギレ紫水晶
・ちくわさんの例の青水晶
・自分の紀州の蛍石


うおー!! と叫ぶのやら
思わず息を飲むのやら。


今回も見事な石を肴に、酒がトークが弾む。

ジョッキが空く度にすぐ、みのりちゃんがおかわりしてくれた。ありがとう〜

何を言ってもすぐ、ちくわさんはコイヤラシイとネタにされてた。ありがとう〜



アソコのあのヘデンを割ったら?と産地話、釣りやキノコやゴヨマツ煙突隊。朝までやれそな勢いやったです。

毎回これだけオモロい人間が集まれるもんやなぁと感心、感謝!!

またやりましょー  集ってくれた皆さま ありがとうございました!

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和名 ちくわ石
英名 koiyarasi-lite

世界新産鉱物やったら、是非コレで!

豆粕 蛍石

2013年05月16日 | 鉱物採集 大阪
大阪府豊能郡能勢町 豆粕 蛍石

以前に豆粕の採石跡でハツった花崗岩ペグマ豆ガマの小さい方。




よくよく見ると、水晶と違うテリがある。






UVしたら光った。蛍石や。

大阪府クリアするも、なーんか微妙。。


さて関西圏で後は奈良県産の蛍石を残すのみ。

キースラガーでは無い銅山追う事になりそ。トパズ出る所あればなぁ。



夏の間にケリつけれるか。無理か。

のんびり楽しむのも良いかもね。

弥谷鉱山 ヤマビル包囲網

2013年05月14日 | 鉱物採集 京都


たんくらさん「水晶の上に菱マンガンの結晶が乗って綺麗やで」

ブログに載せてはる写真を見ても美しい。
よって今回、円郷山とセットで周る。

園部で昼飯を済ませて日吉町~四ツ谷へ。




未舗装林道をゴトゴト進むと最後は軽四幅のガレた林道になる。
四駆に入れてガタガタ進む。

確かにマンガン山やのに、石英が多く、白い転石が散らばる。

鉱山手前の路肩に停め、3人でどんな道具が要るのか、まず覗きに行く。




おー確かに水晶有るねぇ!

と喜んでると相方が「あれ、、ヒルおるでー?」

rさん 「あー、いっぱい居ますねー」





囲まれてた!!!! 鎌首もたげとる!


非常に拙い状況である。このままでは十字砲火を浴び、包囲殲滅の恐れもある。

何より気持ち悪い。



「ヒル避け取ってくる!」

と足元を確認しながらダッシュで車へ戻り、長靴に履き替えヒル避け塗布。

右手にエアサロ、左手に塩水スプレーの二丁拳銃。 ポケットにヒル避けと完全装備で2人の元へ急ぐ。





騎兵隊が駆けつけるぞ!  生き残ってくれよ!!


慌てて戦場に戻ると2人ともへっちゃら。

「別に大丈夫やで?」 と口を揃える。

んー 俺だけ小心者みたいやんか。



とりあえずヒル避けを2人に吹いて、鉱山方向へ戻る。

さっきまで、あんだけ鎌首もたげて出てきたヒルが、全然出てこない。
地面に息を吹きかけても出てこない。


ヒル避け素晴らしい。





試しに下草や石をどけると出てくる。

ヒルの進行方向へエアサロ吹くと、嫌がって戻りよる。

直接噴射するとすぐ死んだ。
有効です。




塩水は効果がエアサロの1/5って感じやった。なかなか死なん。

長靴にはヒル避け、身体にはエアサロが良いかと思う。


採集せずに帰った。

京都府 円郷山 蛍石

2013年05月13日 | 鉱物採集 京都

京都府 円郷山 蛍石




以前採集した円郷山鉱山の蛍石が、何処かに行ってしもうて無い。

出来れば自採りで47都道府県蛍石コンプを目指したい。コレでは駄目なのだ。

京都府の蛍石産地としては、円郷山鉱山・大谷鉱山(採集禁止、ヤバいよ。)・鐘打鉱山(記載あるが現地で見た事無い。自信なし。)が挙げられる。

現実的に考えて行者山も鐘打も厳しい。 もっかい円郷山行こ。





rさんを誘い、下の神社で待ち合わせ。相方と三人トリオで出発。

スッと着くやろ?と高を括ってたが、俺もrさんも記憶が曖昧。


「確かコッチやった様な・・あれ?」  頼り無く枝分かれする谷を進む。




「 坑口到達確率 = ズリ石発見能力/悩む谷の数の2乗 」の法則にズバリとハマる。



無線で二手に分かれ、先の確率を二倍に上げて対応。

「有りましたー? どうぞ」 「無いですー! どうぞ」  どうぞどうぞ。

と、結局は最初に悩んだ分岐まで戻る。




先の逆の谷へ上がると、呆気なくズリ・坑口。




無色透明で母岩中にテラっと光る蛍石が多い。UVで光る。

リュックを置いて表面採集してると、相方が綺麗な紫色の蛍石を発見。ダニも発見。

rさんも綺麗な紫色の蛍石発見。

俺はチクッとダニに噛まれ、慌てて払い落とす。

「もうイイだろう! また来ればイイじゃないか!!」

と言い放って下山。

まあ、京都府蛍石クリアーです。


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採集品

蛍石。 トパーズ・白雲母を伴う。



汚いトパーズ、放射状の白雲母の影に紫色~無色の蛍石が散らばる。


ルーペ



美品ではないけど、面白い標本やね。




飯食って水晶産地へ転進!