産地情報のピンポイント座標を融通する際に 経緯度の表記形式が異なる事が多々ある。
口頭で説明しても難しいので文章に。
東京タワーの座標を例に検索すると、
東経139度44分43.559秒
北緯35度39分30.888秒 とある。
この時点で読むのが嫌になる人も多いと思うけど、
よく目に耳にする東経ナンチャラ時 北緯ナンチャラ秒は、
ガーミンで選択出来る下記位置フォーマットの③つ目にあたるのです。
① Degree形式・度単位10進数形式
(hddd.ddddd°)
② DMM形式・度分形式 Degree Minute
(hddd°mm.mmm')
③ DMS形式 度分秒形式 Degree Minute Second
(hddd°mm'ss.ss")
皆さん使われてるのは大体この3つのどれか。
dやmやsの代数で書くと混乱するが、
要は「 1.5時間と表すか、1時間30分と表すかの違い 」
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① の DEG .Degree・度表示(hddd.ddddd)だと hは半球の北緯南緯(N S)・東経西経(E W)を指す。
次に整数の「度」(太字ddd)。
以下の小数点(ddd.以下ね)は10進数になるので東京タワーは
35.65858 139.7454 と表される。
② は ①と③の間で割愛
③ の DMS・度分秒表示(hddd°mm'ss.ss")だと
60進法 (ss.以下、秒の小数点以下は10進法)なので東京タワーは
35°39'30.88" 139°44'43.55" と表される。
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角度の最大値は360度だから、「度」の上の単位が必要無い。
東経西経を180度まで使うところが60進法なのにと混乱しがち。
・国土地理院地図は ③のDMS形式 (ddd°mm'ss.ss") 60進法
・地理院地図ベースのカシミール3Dも ③のDMS形式 (ddd°mm'ss.ss")
・携帯地図アプリのGeographicaも同様に ③のDMS形式 (ddd°mm'ss.ss")
・iPhoneデフォにあるコンパスアプリも ③のDMS形式 (ddd°mm'ss.ss")
・GoogleMap(携帯)は主に ①のdegree形式 (ddd.ddddd°)10進数
PCブラウザは①と③両方。
普段カシミール・地理院地図派なら ③で。
GoogleMap派なら ①かな?
送られてきたデータが普段と違う時は緯度経度表記の変換サイトでOK
https://www.benricho.org/map_latlng_10-60conv/02simple.html
身内では揃えておいた方が絶対に便利やね。
測地系はWGS84(World Geodetic System 1984年改訂) が無難