やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

理想を追求するさじ加減

2019-02-13 11:48:45 | 日記
大袈裟な農業はしたことないし役にもたたない根っからの街育ち。最後に土を踏んだのはいつだろうか?

でも、何かを育てるってのは楽しいよね!
プランターでハーブくらいは作ってるんです。

毎週見ている農業番組。

今回は有機栽培の専業農家一年生のドキュメンタリー。
夫婦二人で理想を追いかけて、子供が生まれて、必死に育てて、こんな素朴な人生を送りたかった。

子供は親と一緒にいたいです。
鍵っ子だった私はそう思います。

理想を追求するのはどの職種でも難しい。

自分が出来ることがどれくらいか、達成感を得られるのはどんなシチュエーションか、何が欲しいのか?
私はよく分かっていた。
それには大勢が押し掛ける店ではダメだった。
別に休みたい訳でもない(毎日いてもいい)土日を休みにして、入り口も入りにくくして(外の黒板にいろいろ書いている店は信用していない)、グラスもバカでかいことアピールして、なるべく人が来ないように工夫したオープン当初。
そのイメージがすっかり定着してからはこっそり営業し始めて、ようやく理想に近づいた。

仲のよい人なら理解しているが、私は誰かに自分のやり方を押し付けたりしない。その人の癖を十分理解して、ワガママもきいている。面倒くさがりではないからね。
私が暴露しないとそっちも壁を作るから仕方なくじぶんのこと話すけど、別に聞いて欲しい訳ではない。
カラオケも私から歌わないと選曲しないから積極的に歌ってるんだ。
どちらかと言えば相手に話させる聞き役。良さを引き出し盛り上げ役のプロデューサー。

ところがやはり分かってもらえなかった人も多いんだ。コンセプトが“繁盛店でなく一日5人も来れば御の字のみんなが家族みたいなお家”だったはずのうちの店も、さじ加減が難しい。

“土日が休みだから祝日も休みだと思った”
“リッタージョッキで飲まなきゃいけない”
“ビールしかないんでしょ”
いろいろ言われる。

私は相手の気持ちをすぐに察してしまうから自分に素直になれて癒される人もいる反面、本音で生きすぎている私と対面するにはパワーが必要な人がいる。

本当にどうしたらよいのやら…




彼の言うこと身に染みます…。