やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

優しさの形

2011-09-02 11:28:28 | 日記
昨夜は台風情報のせいか?単にうちはもうダメなのか?全く人が来なかった。


そんな中、雨だから自宅勤務だったというハーフパンツのラフな格好をしたJRNさんがやって来た。


濡れずに済んだ自宅勤務なのにやって来た。


まあ、そのうち誰か来るかと2人で語るも、雨はひどくなる一方…。


いつもそんなに飲まない彼は、帰りにくいのかおかわりしながら閉店ギリギリまでいてくれた。


いろんなことを話した。

政治、経済、刑法、恋愛…彼はオールマイティーに話題豊富でスマート、“発言がキツい”言われがちな私の話も何一つ誤解なく理解してる風だった。話の真髄をすぐに理解した。

私も彼の言葉は分かりやすかった。


世の中、これくらい頭の良い冷静な人ばかりなら喧嘩はないよな…


ガヤガヤしてる十月祭で見るお客さんと、私と2人の時のお客さんではキャラクターはかなり違うものがあるのは知っている。


からかわれて、いつも切れキャラなあの人も、2人の時は穏やかに話す。


そして、毒舌と言われるJRNさんは、同じ口調なれどもとても優しく温かいものを感じる。

毒舌かどうかも私は疑問。
だって、構うこと、忠告することは愛情だもの。

その人がどうなろうがどうでもいい人にわざわざ構わないよ。


“その人の価値観だから”

“人それぞれだから”

“自由だから”



このセリフは悩める現代人をさらなる孤独に陥れる。

それ言っちゃうと“構いたい”“愛情深い”人間の全ての権利を失う。


そして“冷たい”“無責任”な“何もしない”人間こそが大人な態度なのだと勝ち誇る。

適当な距離を持つことで、どうでもいい“仲良し”でいるわけだ。


逆に愛情持って救いたいと真剣に思っている人は、“毒舌”のように扱われる。ひどい人にされる。
ひどい人がいることで、またまた前者がつけあがる。



今の世の中、勝ち誇った、何もしない、偽善者が多すぎる。


時代は変わったって変わらないものあるぞ!



うるせーバアサンと思われようが、私は干渉するぞ!

発言がキツかろうが、店がつぶれようが、言われたくないこと言うぞ!


だって、私が生きていられるのは、体を張って私のために意見して、言うこと聞かなかった私をさらに見捨てずに、尽力してくれた、泣いてくれた…


“自分がどう思われようが”、私に煙たがられようが、干渉してくれた人のお陰なんだ。

実際、私に深夜泣きながら電話してくる人は多いし、何人も助けてきた。
恐れずにやってくれる人だって知ってるんだよね。

二日前、新規のお客さん私のブログ見てたそうな。いたく共感してくれて来てくれた。
嫌われ者も味方もいる。





JRNさんが閉店数分前に店を出て、急に寂しくなった。

こんな日は暇なんだろうと、私が寂しがってること見透かしたのかな?
まいっちゃうな…

思い切り理解してもらえた時間が長すぎて…テンションの落としどころがなかった。


ワガママいっぱい言って、誤解されることも、真剣にとられることもなく、それをハイハイ笑って聞き流された幼少期を思い出した。


私は孤独なんだな
寂しいんだなぁって…



実感しちゃった。


気づかなきゃよかった…



画像は町田クレイジークルー。スタッフこっしーの誕生日に駆けつけた時の。
ショットガンがお通しで、いろいろ怖がられる店だけど、コンセプトはとても温かく優しい(スタッフにはシンドイ)ものを感じる。内なるものを解放してくれる。

たまに吸い込まれる…

本体は知らないが、みんなベロベロ、グチャグチャ。

淋しい大人のサンクチュアリ。


幸せで穏やかな生活営む人は来なくていいし、何も知らんと文句つけんな。
店は店主と常連のもの。
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