シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

根室へ

2010-02-03 22:24:42 | 正教会及び宗教全般
根室港で越冬しているロシア人の船員さんが急死されたということでお祈りに同行しました。
船長さんはじめ船員仲間と、取引していた水産会社の社長さんと社員の皆さんで、斎場でお祈りをしました。
朝起きてこないので見に行ったら永眠されていたそうで、本当にただ眠っているようでした。
柔らかいし顔だって赤みがあったし。
ご遺族にお見せしたいとのことで船長さんがたくさん写真を撮っていました。
夜眠ってそのまま、というのは自分的にはちょっといいなとも思うけど、ご遺族や周りは心の準備が出来てなくてびっくりですよね。
ましてや旅先、しかもまだ52歳だそうで。
ご遺族の皆さんもご遺体に最後のお別れしたかったろうなあと思うと何だか申し訳ないような気持ちになりましたが精一杯歌わせていただきました。

収骨までの間、船のコックさんが腕をふるった糖飯をいただきました。
こちらではアルミカップやお皿に取り分けていただきますが、なんと向こうではブリヌィに包んで食べるそうで、てんこ盛りのブリヌィも現る。


ちなみに糖飯のボウルは洗面器大っすw
フォークもあったけど、お米がポソポソしてて手づかみしやすいので、手でとってブリヌィにのっけてくるんでパク、んまい。

船員さんたちに、日本にはどんだけ教会があるんだだの、信者少ないのに財政的にやってけんのかだのw、神父様はどこの神学校だったんだだの、ロシア行ったことあるかだの、日本正教会は独立してんのか自治なのかだの、いろんな質問を浴びせられましたw

ロシアはモスクワなど都会には火葬場もあるそうですがたいてい土葬なので、収骨なんていやがるかなと思ったけど、みんなして写真を撮りまくった(記録はわかるけどなぜ写メまで撮るのだ、お骨のw)後さりげなくお箸持って拾ってました。
みんな箸のつかい方結構上手なのね。

お骨は金曜日に空路帰国するそうです。
ウラジオストックとハバロフスクの間の町だって。
アレクサンドル兄に永遠の記憶。