岡山市北区大元《おおもとピアノサロン》のブログ

2010年6月OPEN★岡山市北区大元「おおもとピアノサロン」
ピアノ・フルート教室/レンタルサロン

楽譜

2011年06月09日 21時56分48秒 | ブログ(ピアノ・生活・日々のこと何でも)

 

楽譜を買いに行ったら、いろんな出版社から

出ていてどれを買えばいいか迷った・・・という

話を聞きます。

ピアノの楽譜選びってとても難しいですし、おそらく

教えて下さる先生の考え方によっても、勧められる

楽譜は違うかもしれません

 

私はまずは、基本は原典版(「Urtext」と表紙に

書かれているもの)を買うようにしてもらっています

(楽譜には「原典版」と「解釈版」があって、作曲家が

書いたものをなるべくそのままの状態に再現したもの

が原典版。後の人が校訂を重ねたものが解釈版。)

 

分かりやすく言うと(かなりざっくりな説明ですが

例えば、原典版には指使いとかスラーが書いていない

けれど、解釈版では研究者たちによる運指(指使い)

やスラーなどのアーティキュレーションが書き込んで

ある・・・といったことです。

解釈版の表記はひとつの解釈にすぎないので、

例えば‘指使い’などをそのままマネしても、人それぞれ

手の大きさが違うので、自分には当てはまらない。。。と

いうことが起きます(←ホントにざっくりな説明ですが。)

 

原典版を使うメリットとしては、どういう指使いをすれば

うまく弾けるか?とか、ここの表現はどうしたらいいか?

など、‘自分で考える作業(楽しみ)’があると思うんです。

(これもかなりざっくりな言い方ですが

 

中には、あまり良くない解釈版もあるのも事実です・・・。

学生の頃、原典版がたまたま手に入らず、解釈版を

急きょレッスンに持って行って、先生を怒らせた経験も

あります「こんなもの捨ててしまいなさい!」って

言われたっけ

(※あ、岡山の先生ではないですよ。地元の恩師も

ブログ見ていらっしゃるようなので・・・・念のため。)

 

余裕があれば、いろんな版を買って比べてみるのも、

様々な発見があって楽しいですよ以前のブログにも

同じような内容書いたかもしれませんねぇ。

 

 

今年はリストyearなので、リストの作品(Trois etudes

de concert S.144 / 3つの演奏会用練習曲)を練習

しているのですが、3種類の楽譜を持っています。リスト

と言えば通常、ブタペスト版でしょうか。

 

ちょっと前まで、ペータース版(写真:上)で練習していた

のですが、私にとってはまったく単純な理由なんですが、

ブタペスト版(写真:下)の方が見やすくて。。。

いまはブタペスト版を使っています

(ぱっと見はそんな大差ないですけどネ。)

 

 楽譜売り場に行って、新しいスコアが出ていないか

を見つけるのも楽しい作業ですよ

 

一番大事なのは、弾けるようになることですけどねっ。

楽譜を買うだけで安心してはダメですね

 

 

それではまた

 


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