高齢者の危険運転が話題となって久しいですね。
確かに街中でも「ちょっと危なっかしいな」と思うことがあります。
また、自分の親もまだ免許の返納もせずに運転していて
そろそろ返納も考えて欲しいなあと思ったりもしています。
さて、老人から免許を取り上げてしまうことは簡単なのですが
そのあとはどうなるのでしょう?
考えたことはありますか。
というか、いま高齢者の危険運転を声高に叫んでいて、
邪魔だ、どけどけ!とオラついている若い人たちは
自分が車という移動手段を取り上げられた時のことを想像したことがありますか。
たとえば、近所のスーパーや病院に自転車や徒歩で行ったことはありますか。
最近、私は気が向くとスーパーに徒歩で行ってみたりするんですが
これがまあ大変なんですよね。
500mlのビール6本なんて買った日にゃあ、買い物バッグが指に食い込みますわ。
白菜やトレペなんかも買いたくない商品ですね。
で、わざと遠めのスーパーにも散歩がてら行ってみるんですけど
さすが田舎の車社会、徒歩なんて免許が取れない年齢の子供しかいませんわ。
若い人なんて自転車すら見かけない。
みなさん車で乗り付けて、1mでも入り口に近い場所に駐車しようとしている。
そんなんで老人に「車使うな」ってよく言えるな~と思ってしまう。
完全自動運転なんてまだまだ先のようだし、なんでも宅配で買ってたら
とんでもなく高いものになってしまうし、
田舎人が大好きな特売品が買えなくなってしまいますよ。
老人の運転が危険なのは間違いはないんでこれはこれで解決しなければならない問題だけど、
それとは別に、いま五体満足の現役世代の人たちも
たまには車を使わない生活がどうなるかっていうこと、試しておいた方がいいんじゃないかなぁ。
そんなことをスーパーへの道すがら考えてました。