なが~い通勤時間を使って、
ちょっと遅ればせながら、話題の一冊ということで読んでみました。
文庫本が出て電車の中で読みやすくなったのがきっかけ。
で、感想を結論からいうと、悪い方で予想通りでした。
村上春樹氏の小説は、実は今まで一つも読んだことがなかったのです。
ノルウェイの森がベストセラーになってた頃、読んでもいないのに、
『そんなチャラチャラした気取った小説が読めるかい!』って
つっぱってた、精神的に幼い頃でしたから。
モテない男の僻みというべきか、貧乏人のやっかみというべきか...
で、20数年が経ち、いま氏の小説を読んでみると..ですよ。
なんというか、想像していたような文体なんですな。
(もしかすると、どこかで読んでいたのかなぁ?)
過度な装飾というか、説明過剰というか、とにかくまどろっこしくて
読み進めていくにつれイライラしてくる。
チノパンが茶色だろうが紺だろうが濃緑だろうがいいでしょって。
”着古したチノパン”で十分でしょ。
心理描写もくどくて、なぜそのように考えたのか、そのように行動したのか
とにかく親切丁寧に解説してくれる。
私個人的にはあまり重要な登場人物ではないと考えている(キーになる
人物ではありましたが)、牛河の章については特にひどくて、
正直、字を追っているのが苦痛でしょうがなかった。
ヤナーチェックやヘックラー&コッホについても、
読み終えてしまえば、なぜあれほどまでにページを割いて
たびたび登場させたのか全く意味が分からない。
なんでこんなにイライラするのかなー、と読みながら考えたんですが、
たぶん、読み手(私)の想像力を著しく制限してしまうからなんでしょうね。
ふかえり登場とあれば、こちらもふかえりがどのような恰好をしているか
これまで書かれた雰囲気や性格から勝手に想像をする。
しかし、それは間違ってるぞーと言わんばかりに、事細かな描写が始まる。
お前の田舎くさい想像とは違うんだよ、と。
想像をいちいち否定されていると、まるで迷路で行く先行く先で
壁にぶち当たってるようで、ストレスがすごく感じてしまうんだな。
とかなんとかいいながら、しっかり全6巻を読ませてしまうのだから
やはり小説(ストーリ)としては上出来なのでしょう。
そして実際売れているんだから、こういう表現が好きな方が多いのでしょう。
でも、私はもう氏の小説はいいかな。
過度な説明を省いて、上下2冊ぐらいにまとめ上げられていれば、
”ぜひ、別の作品も!”と思うのでしょうが。
ちょっと遅ればせながら、話題の一冊ということで読んでみました。
文庫本が出て電車の中で読みやすくなったのがきっかけ。
で、感想を結論からいうと、悪い方で予想通りでした。
村上春樹氏の小説は、実は今まで一つも読んだことがなかったのです。
ノルウェイの森がベストセラーになってた頃、読んでもいないのに、
『そんなチャラチャラした気取った小説が読めるかい!』って
つっぱってた、精神的に幼い頃でしたから。
モテない男の僻みというべきか、貧乏人のやっかみというべきか...
で、20数年が経ち、いま氏の小説を読んでみると..ですよ。
なんというか、想像していたような文体なんですな。
(もしかすると、どこかで読んでいたのかなぁ?)
過度な装飾というか、説明過剰というか、とにかくまどろっこしくて
読み進めていくにつれイライラしてくる。
チノパンが茶色だろうが紺だろうが濃緑だろうがいいでしょって。
”着古したチノパン”で十分でしょ。
心理描写もくどくて、なぜそのように考えたのか、そのように行動したのか
とにかく親切丁寧に解説してくれる。
私個人的にはあまり重要な登場人物ではないと考えている(キーになる
人物ではありましたが)、牛河の章については特にひどくて、
正直、字を追っているのが苦痛でしょうがなかった。
ヤナーチェックやヘックラー&コッホについても、
読み終えてしまえば、なぜあれほどまでにページを割いて
たびたび登場させたのか全く意味が分からない。
なんでこんなにイライラするのかなー、と読みながら考えたんですが、
たぶん、読み手(私)の想像力を著しく制限してしまうからなんでしょうね。
ふかえり登場とあれば、こちらもふかえりがどのような恰好をしているか
これまで書かれた雰囲気や性格から勝手に想像をする。
しかし、それは間違ってるぞーと言わんばかりに、事細かな描写が始まる。
お前の田舎くさい想像とは違うんだよ、と。
想像をいちいち否定されていると、まるで迷路で行く先行く先で
壁にぶち当たってるようで、ストレスがすごく感じてしまうんだな。
とかなんとかいいながら、しっかり全6巻を読ませてしまうのだから
やはり小説(ストーリ)としては上出来なのでしょう。
そして実際売れているんだから、こういう表現が好きな方が多いのでしょう。
でも、私はもう氏の小説はいいかな。
過度な説明を省いて、上下2冊ぐらいにまとめ上げられていれば、
”ぜひ、別の作品も!”と思うのでしょうが。
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