なが~い通勤時間を使って、
ちょっと遅ればせながら、話題の一冊ということで読んでみました。
文庫本が出て電車の中で読みやすくなったのがきっかけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/80/9f0780abe8a669721bdf4957758f0a06.jpg)
で、感想を結論からいうと、悪い方で予想通りでした。
村上春樹氏の小説は、実は今まで一つも読んだことがなかったのです。
ノルウェイの森がベストセラーになってた頃、読んでもいないのに、
『そんなチャラチャラした気取った小説が読めるかい!』って
つっぱってた、精神的に幼い頃でしたから。
モテない男の僻みというべきか、貧乏人のやっかみというべきか...
で、20数年が経ち、いま氏の小説を読んでみると..ですよ。
なんというか、想像していたような文体なんですな。
(もしかすると、どこかで読んでいたのかなぁ?)
過度な装飾というか、説明過剰というか、とにかくまどろっこしくて
読み進めていくにつれイライラしてくる。
チノパンが茶色だろうが紺だろうが濃緑だろうがいいでしょって。
”着古したチノパン”で十分でしょ。
心理描写もくどくて、なぜそのように考えたのか、そのように行動したのか
とにかく親切丁寧に解説してくれる。
私個人的にはあまり重要な登場人物ではないと考えている(キーになる
人物ではありましたが)、牛河の章については特にひどくて、
正直、字を追っているのが苦痛でしょうがなかった。
ヤナーチェックやヘックラー&コッホについても、
読み終えてしまえば、なぜあれほどまでにページを割いて
たびたび登場させたのか全く意味が分からない。
なんでこんなにイライラするのかなー、と読みながら考えたんですが、
たぶん、読み手(私)の想像力を著しく制限してしまうからなんでしょうね。
ふかえり登場とあれば、こちらもふかえりがどのような恰好をしているか
これまで書かれた雰囲気や性格から勝手に想像をする。
しかし、それは間違ってるぞーと言わんばかりに、事細かな描写が始まる。
お前の田舎くさい想像とは違うんだよ、と。
想像をいちいち否定されていると、まるで迷路で行く先行く先で
壁にぶち当たってるようで、ストレスがすごく感じてしまうんだな。
とかなんとかいいながら、しっかり全6巻を読ませてしまうのだから
やはり小説(ストーリ)としては上出来なのでしょう。
そして実際売れているんだから、こういう表現が好きな方が多いのでしょう。
でも、私はもう氏の小説はいいかな。
過度な説明を省いて、上下2冊ぐらいにまとめ上げられていれば、
”ぜひ、別の作品も!”と思うのでしょうが。
ちょっと遅ればせながら、話題の一冊ということで読んでみました。
文庫本が出て電車の中で読みやすくなったのがきっかけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/80/9f0780abe8a669721bdf4957758f0a06.jpg)
で、感想を結論からいうと、悪い方で予想通りでした。
村上春樹氏の小説は、実は今まで一つも読んだことがなかったのです。
ノルウェイの森がベストセラーになってた頃、読んでもいないのに、
『そんなチャラチャラした気取った小説が読めるかい!』って
つっぱってた、精神的に幼い頃でしたから。
モテない男の僻みというべきか、貧乏人のやっかみというべきか...
で、20数年が経ち、いま氏の小説を読んでみると..ですよ。
なんというか、想像していたような文体なんですな。
(もしかすると、どこかで読んでいたのかなぁ?)
過度な装飾というか、説明過剰というか、とにかくまどろっこしくて
読み進めていくにつれイライラしてくる。
チノパンが茶色だろうが紺だろうが濃緑だろうがいいでしょって。
”着古したチノパン”で十分でしょ。
心理描写もくどくて、なぜそのように考えたのか、そのように行動したのか
とにかく親切丁寧に解説してくれる。
私個人的にはあまり重要な登場人物ではないと考えている(キーになる
人物ではありましたが)、牛河の章については特にひどくて、
正直、字を追っているのが苦痛でしょうがなかった。
ヤナーチェックやヘックラー&コッホについても、
読み終えてしまえば、なぜあれほどまでにページを割いて
たびたび登場させたのか全く意味が分からない。
なんでこんなにイライラするのかなー、と読みながら考えたんですが、
たぶん、読み手(私)の想像力を著しく制限してしまうからなんでしょうね。
ふかえり登場とあれば、こちらもふかえりがどのような恰好をしているか
これまで書かれた雰囲気や性格から勝手に想像をする。
しかし、それは間違ってるぞーと言わんばかりに、事細かな描写が始まる。
お前の田舎くさい想像とは違うんだよ、と。
想像をいちいち否定されていると、まるで迷路で行く先行く先で
壁にぶち当たってるようで、ストレスがすごく感じてしまうんだな。
とかなんとかいいながら、しっかり全6巻を読ませてしまうのだから
やはり小説(ストーリ)としては上出来なのでしょう。
そして実際売れているんだから、こういう表現が好きな方が多いのでしょう。
でも、私はもう氏の小説はいいかな。
過度な説明を省いて、上下2冊ぐらいにまとめ上げられていれば、
”ぜひ、別の作品も!”と思うのでしょうが。
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