締め出し

先日、なんの予告もナシに実家に帰った。
というか、電話しても出ないので
『ああ、留守かな。まあ、居なくても事足りる用件なのでいいか』
ということで向かった。

さて、玄関に着くとなんとなく違和感が．．．

ふむ？気のせいか．．．

玄関にカギを差し込む。
入らない。


あれ？



え～っと．．．．
軽く深呼吸して、状況を確認する。
ここは．．．間違いなくこのボロ屋は、我が実家。
手に持っているカギは、実家のカギ。
そしてこの玄関についているのは．．．、真新しい錠！！




やられた～。
ま、前からピッキングのやり易いミ○ロックだったから
付け替えるようには勧めていたんだけどね～。



え～っと、どうしよう？
ふたたび軽く深呼吸してっと．．．．。



ま、お茶でも飲んで考えよう。

ということで、玄関脇の縁側のサッシを開けてっと。

お湯を沸かして、アツアツ、濃い目に緑茶を一杯。


　　 （　゜ Д゜） 　　イタダキマス
　　　( つ旦O
　　　と＿)_)　



しばらくすると、母が帰ってきた。
ことの次第を話すと、壊れたので付け替えたそうだ。


『んじゃ、新しいカギちょーだい』というと
『アイヤー、ソレガスペアキードコニオイタカワスレタアルヨ』

　(゜д゜)ハァ？
じゃあ、俺はこれから先どーするのよ。
ずっとどこか閉まってないサッシを探してもぐりこむのか？
というか、サッシ開けてるならカギかける意味無いでしょ。


曰く、引き戸だからカギかけてないと、野良猫が入るんだそうな。
で、サッシから入るのは俺と泥棒ということになるそうだが
『ウチに泥棒に入るヤツは相当頭が悪い。取るものないんだから』という。
確かに。
じゃあ、残された俺の立場は。(ーー;




田舎の戸締りはこうももろい。

だが！！
普通は家に誰かいるし、
見知らぬ人が歩いてたら
ご近所の犬が総出演で吼え始めるし、
第一、近所の人がマズ間違いなく『おめどごのてぇらだ？』って声かけるし。

泥棒対策はカギだけにあらず、ってことですね。
(ただし、過信は禁物)