農水相自殺問題

現職の閣僚が自殺するのは現行法制下では初らしい。
それだけに個人の”ケジメ”としてではなく、
しっかり扱うべきだろう。


さて、厳しい追及に耐えかねての自殺、という解釈をするとして、
これがもし一般企業だったらどうなるだろう。

厳しいプレッシャーと各部署からの圧力に耐えかねて
うつ病を発祥して自殺に至った...

なんて事があれば、これはもう立派な労災であり、
労働基準監督署に届け出なければならない。
んでもって、それが受理されるっていうと、
次に待っているのは経緯を説明した資料と
その対策書の作成だわな。
十分な対策が採られないと、その自殺事件は一件落着とは
いかないんですよ。
つまり、『二度とそういうことがおきない仕組みづくり』が
ポイントになるんだな。

さて、これを政治家の話に当てはめるとだな、
自殺の原因となった汚職事件が絶対起こらないような
仕組みづくりが必須なわけだが、
なぜか政治家の先生方が作る法律はザル法なんだな。
ロッキードや佐川、リクルート...
数々の事件のたびにとりあえずの対策書(法)を出してきたが
どれも効果が薄い。
こんなことじゃあ、監督署は納得しませんぜ？

ところが、国会議員・閣僚には監督署なんてモンが無いから
何度も何度も繰り返されちまうわけだ。
要するに、法整備もそうだけど、国会議員監督署みたいな
機構が必要だってことなんだな。
60,70歳にもなってそんな機関からあれこれ指示されるのは
相当恥ずかしいぞ。
しっかりしろ、政治家！


というわけで、やっぱり何らかの立入捜査権のある機構が
必要なんだな。
あー、情けない。