晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

39%

2008-07-07 | 随想
昨日、TV番組で”石油が輸入できなくなったら”とか
”食糧の輸入がなくなったら”といったシミュレーションを立てて、
芸人がその生活を実行してみる、ということをやっていた。

まあ、バラエティらしく極端に作っていたが、
もし極東が緊張したら、これほど極端ではないにしろ
現在のような快適な生活は望むべくもないだろう。


さて、先進国と呼ばれるグループでは
唯一食料自給率を下げ続けている平和ボケ日本であるが、
この物価高を受けてようやく動きが出始めているようだ。

今朝の新聞にいくつかの取組が紹介されていた。

○小麦粉の代わりに米粉利用を拡大か
 小麦粉の代替として米粉に商機を見出そうとしているらしい。
 あまり気味の米を有効活用できるし、
 さらに休耕田を復活させればかなりの部分を自給可能か?
 ただし、大規模に米粉向け水稲を開始したとして、
 現在の米作のような補助金がつけられるかは微妙でしょうね。

○ブルーギルで飼料を製造
 異常な繁殖で日本の生態系を乱しているブルーギルや
 ブラックバスを乾燥して養鶏などの飼料にする。
 トウモロコシ主体の飼料よりも成長が早いそうだ。
 これに前項の休耕田分の水稲を合わせればかなり有力な
 飼料に出来るのではないか?
 現状では輸入飼料よりやや高いかもしれないが、
 これ以上輸入価格が上がるようだったら、十分ペイするのでは
 ないか。

○肥料用のリンを下水から精製
 なかなか面白い試みかも。
 現在は主に中国から”鉱石”として輸入しているようだが、
 江戸時代ぐらいまでは、し尿から火薬用のリンを作っていた(ハズ)。
 今回だいぶ関税が上がったようで、下水から精製する方法でも
 コスト面でいい勝負になるという。


人間、追い込まれるといい知恵が出てくるようで、
このような循環型・地産地消型のアイデアはどんどんと実現していって
もらいたいものだ。
そうすればTVのシミュレーションのような【毎日、米と芋】ということは
なくなるに違いない。
 ...っていうか、あの番組では水産物は丸無視でしたけど。
 少なくともサンマやサバは手に入ると思うけどなー。
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