![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/9e/b5d3bcd22d623faf144dece65c7617db.jpg)
「認識の小道」クラスで、
植物観察を続けています。
葉っぱが何枚、ツルは右巻き、というような
夏休みに朝顔の観察日記をつけたような、
目に見えるところだけじゃなくて、
その本質に迫っていく、ゲーテ的な観察。
私みたいに不真面目な生徒でも、
断続的に続けていくうちに、少しずつ
「相手の語ることに耳を澄ませる」という、
外界との付き合い方が楽しくなってきました。
いや~~。
ふと目に付くものに
「え、何て言ってるの?」って、
寄り添って耳を澄ませるおもしろさよ。
今朝は、謎に網戸にくっついているセミが
目に飛び込んできました。
すぐ近くには、
小さいとはいえ、いろんな樹があるのに、
なぜか網戸につかまってウロウロ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/9e/b5d3bcd22d623faf144dece65c7617db.jpg)
右から左へと、ゆっくり横切ったかと思えば、
Uターンして、また元の位置へ。
そのままシャッター袋の中に入ろうとして入れず、
元の位置で動かなくなってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/03/de8635af3b1733bae8340b1df8c7a431.jpg)
窮屈なとこで何してんの??
飛べばいいのに。
すぐそこに緑がいっぱいあるのに。
短い命なのに、もったいない。
「網戸は掴みやすくてラクなんじゃない?」と夫。
「そんなとこ、うるおいも楽しみもないのに」と私。
「安全第一なんちゃう?」と夫。
「人工物ってだけで安全じゃないっしょ?」と私。
これか! この会話でわかった。
自分にふさわしい場所がすぐ横にあるけど、
今まで通りの行動を続けていても、そこには行けない。
思い切って飛び立てば、すぐにでも行けるのに、
ぐずぐずと、今いる場所に捕まっている状態の、私。
歩きながら、この先に何かがあると思って、
いつも通りの暮らしを続けていくけど、
たどり着いても何もなかった。
何もなかったことを知ったけど、
やっぱり飛ばずに、Uターンして元の位置に戻った。
ええ~~。
私って、そういうことをしてるわけ???
もっと思い切って飛べばいい、ってこと??
と、自分が考えていることを、
セミに見せてもらった。
私に合わせたシナリオで制作された
掌編ドラマを見ているようで、
おもしろすぎる~~~~~。
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