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一本の針金のような葉柄が伸び、イヌガヤのような葉が手を広げたように混み合って生えている。全体の感じはミニサイズの椰子の木だが、葉柄の長さは20cm位で、それ以上に掌状の広がりがあるから頭でっかち椰子の木に見える。
そのシダが壁面の一画に生えていた。
一本採取して帰り、調べてみる。すぐに名前が判明した。「コシダ」。ウラジロ科。ごく普通に生えているらしい。今まではどうやら視界に入らなかったらしい。
その葉柄は丈夫ですべすべしているため編みかごの材料とされてきたという。えっ!こんな短いのでどうやって編むのだろう。継いでばかりいなければならない。どう考えても無理だろう。いろいろ
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この日本の広い範囲に生育しているのだが、場所によってそんなに違うのか驚きだ。一度2m位の
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