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お正月用の松の木を取りに行った帰りに、夏ならこわくて行けそうにない場所だが、ちょっと、気になっていたところをしばらくうろうろ歩き回った。里山のちょっと入った薮だ。
そこで見つけた羊歯(
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の歯って羊歯に似ているのかな?一度のあくびを見てみたい)類数種。
杉、竹が生い茂り、あまり日中でも日の光がささぬ鬱蒼としているところ。アオキと万年青が珊瑚のような赤い実を付けていた。ヤブランは花には似合わない黒い実をまばらにつけている。
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気になるのは羊歯。さっそく数本、採取して持って帰り、なんていう名前かなあと図鑑を開く
正月は近い、恋せよ
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乙女じゃない、「仕事せよ
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年いった乙女。」の心奥底のかぼそい良心が叫ぶ。気にせず、手に取ったヤブソテツを写真と標本とを
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見比べる。ヤマヤブソテツっていろんなタイプがあるみたいだ。ギザギザがあったり、耳がとびでていたり、ツヤがあったりなかったり、よりどりみどり、これはいったい
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なんなんだ。それに、葉裏の胞子たちも一定のようで、とっちらかっているみたいでやっぱり規則性があるようで、変・変・変・今年の漢字・変。
一見、軸中心に対称に見えるが、とんがりの頂上がまたまた、ちょっと
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変。なんか羊歯植物ってときどき、四角四面でためすすがめつしているとフェイントかけるというか、はずすというか、ガクっとくるときがあっておかしい。まじめな顔しておかしい人みたい。またまた、今年も自然に学び、森羅万象に頭が下がる歳の暮れ
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となりました。