みどりきみどり空色

草花とそれにまつわるetc.

お客様にどうぞ。

2009-10-19 21:24:04 | Weblog
今日は十客百来の日。

前日からの、下ごしらえで夜なべをしてしまった。
といっても、その思いが味に反映していないところが悲しい。

腕をふるおうにも、貧弱な細腕だから
努力が実を結ばないのだ。

一応、ベジタブルオンリー。

パックに詰めて出すのだが、出来上がりがこれ!

お品書きは
お煮〆
(大根、里芋、人参、昆布、シイタケ、蒟蒻、タケノコ、アげ)
酢の物
(甘柿があったので蕪と混ぜてみました。)
煮豆
(花豆ですが、オタリ村の道の駅で買ったもの)
ぜんまいのいため煮
(これだ、手のかかったのは。乾物を上手に中々もどせない)
天ぷら
(さつまいも、かぼちゃ、自家産ししとう、甘いミニトマトの越のルビー)
里芋のころ煮
(上庄芋の皮むきを買っちゃった)
お葉漬け
(白菜・大根・蕪・胡瓜に生姜をおろして)
というわけで
秋野菜満載です。
自分で漬けたたくわんの炊いたんも(いわゆる京のおばんざいでいう大名だき)つくったのだが、いまさんぐらいの味だ。がっかり。これは自家消費に回そう。
おいしい作り方、誰か教えて、これを上手に作る人、私はとても尊敬です。

あとはちらし寿司

お吸い物で、どうぞ!

自然の命をいただきます。

緑もいつしか、いろづきはじめて散りゆく・・

2009-10-18 22:33:30 | Weblog
絶対という言葉が発せられるとき私たちは、ただ茫然として唇を閉ざしてしまう。
今の私のどこをどうはたいても、まやかしじみた、嘘っぽい言葉しか出てこない。
ただ、ただ、立ちつくすだけだ。
何も出来ず、無力を思い知らされる。

野山を歩き、たくさんの命の輝きに出会ったが、
しだいに、傾く日の光に、みどりきみどりも
勢力をそがれ、あるものはいろづき、あるものは病葉となり、あるものは散りゆく準備をし始める。

一瞬の今年の夏であり、そして、永遠の静寂が訪れる。

大海から生まれ寄せては返す波がひととき、
岸辺に遊び、はじけて、うたかたは消え、
そして、また、大海に帰っていくように、
われわれも好むと好まざるとにかかわらず、
いずれ帰っていかねばならないのだろう。





ジャコウ草とミヤマニガウリの花

2009-10-12 22:16:42 | Weblog
ちょっと、野山に行ったとき、出会いました。

谷川沿いの薮になったところに、生えていました。
なんだか分からなかったのですが、
同行者から、教えてもらいました。


“麝香草”だと。

ちょっと書けません。麝(ジャ)の字は。

こんな素晴らしい名前をもらってるのに
においません。

はじめは、ぽっかり空いたガクが二個ならんでいて
まるで、ラッパみたいに、
それが花かな?と思っていたら、
先を歩くと
花がついているのも見えてきました。



においませんが、
薄ピンク色の可愛い花は名前にぴったりです。
もう少し、来るのが遅かったら、
ガクしか見れませんでした。

草藪の中に
清楚な真っ白い五弁のウリ科のお花も咲いていました。



ちっちゃなグリーンの実もベルのように付けて。
ミヤマニガウリです。


ニガウリは南方のものと思っていたのに



同じ名前で深山にもあったんですね。

自然あふれ、
心ときめく森羅万象に
出会える福井県です。