みどりきみどり空色

草花とそれにまつわるetc.

梅雨の頃の野山では、

2009-06-23 22:26:26 | Weblog
ひきつづき
ゴウソがありました。
強訴です。その昔、万策尽きた義憤の人が命を賭して、訴えた文に似ている。
郡上八幡を舞台にした「郡上一揆」の映画思い出す。心に残る映画だった。




テイカカズラは今、花盛り、クチナシの花に少し似ていますが、爽やかな匂いが漂っています。私はジャスミンティーに似ていると思うのですが・・。
しっかり、からみついて、我が世の春を謳歌しています。



ヒメカンオイが群れてはえていました。仲間達とおしゃべりしているようです。
春に舞い降りる天使、ギフチョウの大切なゆりかごです。



山帰来はジグザグに進み始めています。ウインドゥショッピングする女の人みたいに、何か、いいものないかなあ



ゆのくにの森にさそわれて

2009-06-22 22:29:06 | Weblog

ひょんなことから誘われて、隣の県の観察会に参加。
越前衆は四人、越中は二人 あとは加賀衆だ。ゆのくにの森に集い、
加賀の丘陵地を歩き回る。大地を闊歩する植物の女武者も二人いた。
はじめは、自己紹介も、もたもたしてしまい、おどおど、借り猫状態。
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車を降りてすぐ、生活区域に近いところで、レッドデータにあげられているような、見たことのない貴重な草花が生息しているところを教えていただくと、俄然、ハイテンションになってしまい、大騒ぎしてしまった。

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同行者の皆さま、さぞかし、五月蝿。ごめんなさい。そして、齢重ねられた人生のしずくが甘露になっているような先生方、ありがとうございました。いろいろおしえていただいて、堪能しました。

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無謀にも、雨後のムシムシこの暑さの中、冬のもこもこあったか長靴をはいて参加した私、茶碗蒸しの気持ちがよく理解できました。午後にはもうへとへと、卒倒しそうでした。http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/02/8de1065cad1471f875afb625126c315b.jpg


元祖、日本庭園でがんす。

2009-06-09 21:32:02 | Weblog
まだまだ、馬借街道を頭の中でうろうろ。
朝倉義景のころから重要物資を運ぶ動脈だったという。
ご当地に相当住んでいるんですがこんな道、この年になるまで知らなかった。
すまんことです。朝倉殿。

この古道を川(河)口から、いにしえのごうりきが塩など、運んだように遡って歩き始めるのであります。

上流に向かって進んでいるので、道により沿っている谷川が、目を楽ししませてくれる。流れを速めたり、心地よい音を立てていたり、変化に富んで私たちに迫ってくるのだ。
川の両岸の岩や苔むした石、草花やしなだれる木々(葉っぱのつきかたがおもしろいコクサギ多し)も、とても風情があり、ところどころ足を止め、見入ってしまう。
川の中には小さな浮島のように、
一抱えくらいの石にいろんな草花がのっかって、寄植え出現

どうやら同行の方も思いは同じらしくて
、列に遅れて見入っている。

「日本庭園っちゅうのはのう、こんな景色から生まれたんじゃが。」
と自然観察員のK・JIちゃん。

ぼくとつな福井弁がなめらかだ。

なるほど、ガッテン!

はるか、京の都の洗練されたあの日本庭園の元祖だ。
朝倉遺跡の庭園跡を思い出すではないか。

荒削りだけれど、この景色の方がずーっとよか、よか。

ここで、もうせんなど敷いてゆっくり茶など所望したいものだ。
でも、かなわないので、水筒のお茶を立ち飲みする。

そんなかっこいいことを話してくれた、KJIちゃん、私に心の目を開かさせてくれて、ありがとうござりました。

ウリノキ、ユリノキ、キリノキ

2009-06-07 11:25:05 | Weblog
似たような名前がつく木だけれど
それほど木は似てなくて、
馬借街道では今、ウリノキの花が見頃です。

楚々とした可憐なハナです。
ひっそり咲いていました。
花を見つめるとき、
ふと、時間が止まったような瞬間が訪れます。

みどりの葉っぱは
カナダの国旗のイタヤカエデにちょっと似ています。

街道を行き交う人々も、途中、足もと止めて
見上げたかな?





そうめん流しをしてみたい谷川を見つけた!

2009-06-06 21:42:24 | Weblog
6月ともなれば、湿度はグングンUP。
森はうっそうとした緑でおおわれる。
きみどり色だった葉っぱもいちだんとみどり増してくる。

だから、カエルだって一生懸命、みどり濃くなっていた。
黒点が密に散らばっていて、カエルの気持ち、よくわかるなあ。

ここは、いにしえの人々の物資を運ぶ命の道、馬借街道。
途中、道に沿うように、すべり台のようになった谷川があります。
長い岩盤でできた、なだらかな傾斜をほとばしりながら清涼な水が流れている。

歩く足下をうるおすかのように
白い髭のごとく流れる水は涼しげで、
ここで
天然のそうめん流し場を開店したなら、千客万来、
それどころか、カエルも流れて来るかもしれないけれど。

6月福井県嶺北部の野山は一面濃緑です。

ところどころ、目を惹きつけられる白い花々は、
エゴノキやウツギ、かな?