みどりきみどり空色

草花とそれにまつわるetc.

今年の夏も、山に登る事ができました。

2009-08-16 23:06:21 | Weblog
 お盆も過ぎて、思い出すは、7月の下旬の山行。
 曇りと雨に恵まれた駒草ロード。

これはちょっと、可憐とは言い難かったけれど、高山の口数の多い女王様です。

願わくば、もう少しゆっくり登りたかったなあ。

一糸乱れぬ団体行動。

 有明登山組合に加入している登山ガイドの方が、
先頭に立ち、時を刻むように落ち着いた歩幅で、
たんたんと歩みを進めていく。
私たち団体はただ、ひたすら後に続いていった。

 温厚な雰囲気の方で、さすが、地元のプロ、五里霧中、

 体が吹き飛ばされそうな強風の状況に陥っても、
安心して縦走がこなせた。
 途中、気になる羊歯や
 カメラに撮りたい高山植物らに
 後ろ髪引かれながら、

 列乱すな、乱すな、と心の中でつぶやきつつ、
従っていったので通常のコースタイムをややオーバーしただけの、
行程で目的地へと到着していった。

 白色の駒草王子も出現。
 
 出会う人達は、悪天でも、急遽キャンセルしにくい団体が多く、
あちこちで追い抜いたり、抜かれたり、ずっといっしょだった。
 九州から来られたとか、私たちより年上の方が多かった。
 みんな楽しみに来ているのだけれども、
 突然降り出す雨風に疲れ果てたのか、
 すり替えの団体の長さにくたびれて
 思わず、猛犬のように吠えた人がいた。
 いろいろあって、それもまた、思い出。
 
 最後の日の常念の下山に出会った植物たちは

 素晴らしかった。
 春から夏への季節の花々が一気に咲きほこり、連なっていた。
 まるでそれら、お花のドミノ倒し。
 降りていく私に色とりどり花が咲きこぼれる長~いスクリーンを
両側で見せてくれているようだった。
 
 何しろ曇り、小雨にて、遠景は開けなかったので。
おかげで花に集中できたのかもしれない。
 なんだって取り柄があるものだ。
 
 おまけ。
 職場で常念岳へ登ったこと伝えると、
初めて聞いた同僚、なになに浄蓮の滝だって?
と一声♪♪うなりだした。