と、宝くじなら万々歳なのだが、食中毒である。お昼に食べた和食ランチ1260円也が怪しかったのだ。数時間ほどしてまたもや、いやあな胸の悪さが襲いかかってくる。大丈夫何とかなる。しばらく休めばOK。と楽観していたのだが、次第に大きな波動はやってくる。またもやトイレ超特急。それからは、悪夢だ。繰り返しやってくる、噴水。便器にまたぎつつ、口からは嘔吐。おしりからは水状の下痢の噴出。腹部と背部がけいれんする様に辛く、ときどき身を起こして、体をさすりつつ、便器に向かう。体中の穴がおののいている。思考もとまってしまった。ただ、実をよじりつつ、あえいでいる自分がいるだけ。地球上にただただ息してやっと、しがみついているだけ。呆けていた。またもやWさまに助けられる。もう、全然正気じゃなくうつろになりながら病院に連れて行ってもらう。医者は首をかしげる。私は照れくささもあって卑下し、食べ過ぎとうつろに伝える。点滴を始めるがこの間のように治らない。恥ずかしいがパットをもらい尻にあてる。ちょっと、力を入れるとスパーリングワインのように華々しく漏れてしまう。そして、本日、入院させていただくことになった。運転して帰る元気はなかった。正常に身を起こしていられなかった。部屋まで車椅子だ。なんと北アルプスまでこの夏足を伸ばした者が一歩も歩けず車椅子。部屋のベッドにゴロンとなったときは本当にホットした。夢うつつとなりて、見る夢は勤め先で得体の知れない物に攻め入られんとするこわい夢。そう、仕事が連日の食中毒や出張でたまっているのだ。それでも少しづつ回復の兆しが見えたか、現実世界で息ができるようになる感じになってくる。下痢や嘔吐は菌を外に出す身体の正常な働きです。我慢しないでドンドン出した方がいいです。と言われる。今はもうトイレに向かう元気もないが、ベッドに横たえたときから薄紙をはがすようにしだいにまわりが見渡せるようになる。頭にあれやこれや思いめぐらすこともできるようになり、いろいろ携帯で連絡を始める。早速翌日来てくれるお友達。着の身着のままの私に着替えを持ってきてくれた。ありがとう。そして、同じランチを食べたWさまからのリリリリ。私も帰ってから嘔吐と下痢のダブルパンチ受けちゃいました。やった!やっぱり食中毒だ!黒々したものも嘔吐したのでガンかもしれぬと不安になってしまったのだが。そんなことなどみんなに話すと保健所だ、お店にしらせよとみんないう。身体も回復してくると何もない病院がとても退屈なものとなり、携帯も見飽きるし、身の置き所もなく、もてあまし始めた。隣のBA3のテレビ音声がしっかり騒音であった。押さえられず、お願いにいく。家族の人に早速イヤホンもってきてもらったみたい。おおもごいむごい、あんなこと言われたのはじめてだ。ひとにいうてて自分かって子供連れてきてうるさかったぞと連れ愛らしき人にわめいていた。そう、ここは老人病連。だれもしゃべらずじっと天井向いて四六時中眠っている。AIは患者イン病棟の私を見て、最初はおびえていたが、しばらくして動き始めた好奇心と冒険心。ベッドに乗り込みトランポリンとジャングルジム。待合室の週刊誌に気づいたのは遅かった。退院間際だ。点滴しながら読む週刊誌の読みにくいこと。これが済んだら晴れて退院だ。やった!外のお日様がまぶしかった。
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