そうです。
東日本大震災発生時刻。
もう、12年経つんですねぇ。
マスメディアは数日前から特集を組んだりしていますが、被災者がたまたま遺構に訪れているところを取材したんでしょうか。
違いますよねぇ(被災者の体験は貴重では有りますが・・・)。
報道は、現地の復興ぶり、被災者の心情、災害への備え、といったものが主ですね。
しかし、管理人は発生当初、首をかしげることがありました。NHKは東北大震災と言っていました。途中から民放各局が東日本大震災と言い出しました。
被害は東北だけではなかったはずで、みな東日本大震災と言っているのに、NHKだけがしばらくの間は東北、東北とこだわって報道していたのが、記憶に残っています(う〜ん、官僚的!)。
皆さん、復興税徴収されていると思いますが、そのほとんどが長く巨大な防潮堤の類です。近年の調査研究では、防潮堤や避難タワーの高さを超える津波の可能性もあるそうです。何のための防潮堤や避難施設なの?ある番組では避難タワーの建設費用は自治体持ちなのだとか。バカヤローって感じですよね。
商売していた人、水産関係の会社、被災した民間企業は生産拠点を失ってしまいました。生産拠点を失うという事は、お給料が入らなくなるという事です。再建しようにも、受給年金の範囲内での融資と銀行に言われた知人もいます。政府系の融資もあったとは聞いていますが、無利子であってもいずれ返済期限が来るわけで、返済できず倒産した例もたくさん有ります。また、生産が再開されても、マーケットは他の生産地のものになっていました。
コロナ対策も十分だったとは言えませんが、震災当時の手当てに反省すべき事はないでしょうか。まして福島の原発は明らかに人災です。女川原発を見てごらんなさい。無傷ですよ。
一方で、昨今のウクライナ情勢を見て思う事ですが、日本は本当にお花畑国家なんですねぇ。12年前あんなに頑張っていた自衛隊の裏側では、隊舎はボロボロ。正面装備も共食い状態。継戦能力に必須な弾薬の備蓄はスカスカ。防衛費は増えることになりましたけど、足りるの?防衛できるの?
仮に、日本が島嶼を占拠されたり侵略を受けたら、誰が責任取るんでしょうか。
で、管理人には2人兄がおりまして、長兄のほうは、震災の時に釣りをしていたんだそうな。当時(今もですが)、宮城県の亘理町に住まいを構えていて、その日は仕事が休みで釣りをしていたんだそうです。
よく助かったものだと思いますが、日頃の行いが悪くても家族が善行を積むタイプだったのか、兄も含め家族全員が無事でした。
まぁ、たまたまとは言え、釣りとはねぇ。
今日の佐渡前浜の方は、少し霞がかかった状態ではありますけれども、波穏やかで釣り人もチラホラ。管理人も釣りでもと思っていたのですが、お題の通り今日は特別な日、静かにこの時間を迎えることにしました。
東南海地震も話題になる昨今、災害への備えはもちろんですが、その後の復興策や財源など、用意周到に考えておかなければ、日本は終わります。一般市民や自治体任せではなく、国が(政治家も役人も)しっかりと見極めて対策と予算措置を行わなければなりません。
東日本大震災の時は、経済も含め持ち堪えられましたが、来るべき東南海地震地震が起こるとなれば、経済は一気に沈み込んで回復できるかどうか分かりません。
一番のお花畑は国会と国の行政に思えてなりません。