土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

国防プロジクト ビッグマックセット

2013-11-23 13:20:00 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
今回も引き続き、日本の核武装に関する国防の話です。

国防は国家機密に属しますし、特に核保有に関する項目は、
IAEA(核拡散防止条約)の査察などの網を、かいくぐっての作業となります。

日本がIAEA規約違反、つまり核兵器を持てば、ウランの輸入ができなくなり、原発ができなくなる可能性があります。
ですから今話題の、小泉元総理の即時脱原発発言は、「日本は早急に核武装せよ!」ということなのかも知れません。(笑)

このような日本を取り巻く現状がありますので、日本が核保有をするに際しても、
表向きは通常の動きに見せたり、通常の国家間での外交に見えるような工夫や口実が必要となります。

今日の記事の演題は、アメリカとの動きを中心にしたもので、私が勝手に命名しました。(笑)

通常核兵器の開発には、それなりの時間と費用がかかります。
ですから、「これから核保有国になるよう、国家を挙げて努力します。」といったところで、
その時点から、開発に着手していますと、実用段階に入る前に、国の内外から邪魔が入ることが予想されますね。

その間に、国家間の力量などが変化する可能性があり、変数が一定でないのです。

ですからまずは、日本独自の核兵器保有をする前に、今現にある、核保有国家の核兵器を、日本が使うことができる・・・
という、演出をしていた方が良いです。

そこで問題なのは、今日本政府は、1000兆円の国債を抱えていますが、
これが2倍の、2000兆円になると思いますし、それくらいの気持ちでやれば良いと思います。

別に税金から、これらの費用を捻出する必要はありません。
直接的に国民の資産となることですので、国債を使っても良いし、紙幣を単純に増刷しても良いと思います。

アメリカとは今、日米安保条約下にありますから、日本が最も使いやすい核は、やはりアメリカの核です。

まずは集団的自衛権を行使し、憲法9条除外国家の設定をします。
まだ、現実的に指定国家を名指しする必要はありません。

外交において、敵を指定する事は、
むざむざ敵をこちらから増やすことにもなりますから、仮想敵国の出方を伺いつつ、慎重にことを進めるべきです。

ただ、集団的自衛権行使宣言と、9条除外国家思考は、この2項目で、アメリカと日本は、同等の同盟関係になるのですね。

これだけで、向こう10年くらいの抑止力はあります。
ここまでの費用は、0円です。(笑)

アメリカの核を日本がすぐに使うためには、レンタルもできます。
別にそれが、日本国領土内にある必要はありません。
アメリカ本土にあるものを、日本の使用権下に置くことも、視野に入れておけば良いです。

また中国に保有されている、大量のアメリカ国債が、もし、中国が一気に売却するような事態になれば、
日本が買い支える約束を、私ならいたします。
米国債暴落を恐れるアメリカはきっと、「おお兄弟!これからもよろしくな!」と、調子の良いことを言うでしょうね。(爆笑)

まぁそれで、アメリカの心情を味方に付けておくに越したことはありません。
あの国が、敵対心を持てば、なにかとやっかいだからです。
ジャイアンに、「おお、心の友よ!」と言わせておけば、何かと邪魔されることは少なくなります。

そこで日本は、東日本大震災で、原子力空母の力を見ましたから、
アメリカの原子力空母を災害用として、3隻ほど購入したいですね。

これで、太平洋側~北海道、北海道~日本海側、日本海~東シナ海をポイントに、
空母を日本領海内に、グルグルと回遊させておけます。

そして原子力空母が着岸できるよう、大型の港を各地に造ります。

空母は上方からの攻撃には弱いので、護衛艦などがたくさん必要です。
原子力空母自体は、長期航行が可能ですが、この護衛艦たちのための、大型の港が必要となります。

そして同時に、津波対策として、スーパー堤防なども造れば良いです。

また、長い航行時間や、推力の強い原子力空母を護衛するために、原子力潜水艦も10隻ほど購入したいですね。

これらは、円高対策にもなるはずです。
(まぁ、円高と円安、どちらが徳かは???ですけどね。)

これらは、決して新品である必要は全くありません。
実用的な中古品で結構です。
否、その方が、むしろ良いくらいです。

アメリカ製の原子力空母や、原潜などには船体から、核弾頭ミサイルを発射する機能が付いています。

これが、”日本の核疑惑”を、演出します。

新品だったら、この演出ができないので、中古が良いのです。(爆笑)

核兵器があるかないかは・・・

「アメリカの軍事国家機密であり、同盟国でもある日本政府は、同盟国アメリカの軍事機密は、永遠に語ることはできない。」

と、コメントすれば良いのです。 (笑)

IAEAも、そこまではなかなか踏みこみづらいです。
日本の独自核保有までの時間稼ぎには、それで十分事足りるでしょう。


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9 コメント

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Unknown (泣き虫ウンモ)
2013-11-23 20:27:34
今までの概念を覆すような形状の、垂直離着陸型の戦闘機を開発して、空母にぎっしり置きたいですね。
無人の戦闘機が批判されてますが、1:2の割合で無人の戦闘機をおくという考えです。
ランチェスターの法則ではないですが、有人1:無人2で相手の戦闘機に攻撃するのです。
ただ、無人のやつは神風攻撃するんですね。
まぁ、有人の戦闘機が、これで安全という訳ではないのですが、女性には失礼かもしれませんが、女性でも安全だと思われるぐらいの軍備体制を整えたいですね。
こういう方向でいくと、日本にいる反日勢力も黙らせていくことが可能かなと。コストがどうなるかですけど。
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ナイスアイデアです。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-24 14:32:00
泣き虫ウンモさん、コメントありがとうございます。

空母+垂直離陸機は最高です。

F35を購入予定ですが、F35機には垂直離陸機能があるので、期待できますね。

そして有人1:無人2の比率は、これはスゴイアイデアですね。
有人機を無人機で護衛できるので、安全生も高まり、国防力も飛躍的に高まります。

安全性が高まるのは、最高のコスト対策です。
すばらしーです。
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Unknown (日比野)
2013-11-24 16:22:09
こんにちは。

>日本が核保有をするに際しても、表向きは通常の動きに見せたり、通常の国家間での外交に見えるような工夫や口実が必要となります。

ですね。先日、日本は、国連の核不使用声明に支持を表明しましたけれども、私は、この裏には、通常兵器の範囲内でいくらでも国防強化するという口実と、アメリカを日本から退かせないための楔ではないかとみています。

日本の核不使用声明支持の裏 http://kotobukibune.at.webry.info/201310/article_31.html

無論、土佐のくじら様のおっしゃるように、核をレンタルして使えるという"演出"はアリだと思いますね。

また、アメリカの中古空母を買うという案もいいと思います。これについては、2年程前に拙ブログでエントリーしたことがあります。

米空母「キティホーク」を買え http://kotobukibune.at.webry.info/201107/article_20.html

これは、横須賀の民間団体で米退役空母キティホークを買うというプランがあり、それに便乗するということですけれども、その費用は、米国債の利子支払いを減額することでチャラにできる筈なので、そうすればよいと思いますね。

ただし、空母の運用には、イージス艦とは比較にならないほど金と人員を必要とします。↓

空母運用の難しさ(空母についての雑考 後編) http://kotobukibune.at.webry.info/200903/article_28.html

ということで、実際の運用の為には、現行のヘリ護衛艦で空母運用のノウハウを蓄積するべきでしょう。またこれとは別に、海上防衛を、セコムやALSOKのように、民間の警備保障会社を半官半民で立ち上げて、そこにキティ―ホークや退役護衛艦を払い下げるという手もあるかと思います。これについても以前エントリーしたことがあります。

タクティカル・ポリスシーパワー http://kotobukibune.at.webry.info/201103/article_6.html

あと、ジャイアンに、「おお、心の友よ!」と言わせることも抑止力の一部になるというのはそのとおりで、これについても、エントリーしたことがあります。

政治家にとっての安全保障について http://kotobukibune.at.webry.info/201005/article_21.html

このエントリーで、私は「アメリカというジャイアンと「こころの友よ」の関係をがっちりと維持しつつ、時にはジャイアンの「ジャイ子の悩み相談」でもしてやって、その裏で、こっそりとドラえもんを開発しておくのが得策だ」としていますけれども、土佐のくじら様の指摘された「裏で日本の独自核保有までの時間稼ぎ」とは同じ主旨だと思います。
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「おお、心の師よ!」 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-24 18:28:28
日比野先生、拙文にコメントくださりありがとうございます。

日比野庵の「政治家にとっての安全保障について」は、私の心に電撃が走ったのを、昨日のことのように覚えています。

現実的に国防を考える際に、左右両派において、アメリカ追従・・・という概念がありますが、要するに、「アメリカを番犬にしてしまえ!」という日比野見解は、日本を現実的に救うだけでなく、新たな見地を提示なさったと私は思っております。

今回の記事は、そのフレーズを拝借しました。(笑)

空母、特に原子力空母は、とんでもない維持費がかかりますが、安全はただではないですし、日本が国防面でのセキュリティーが上がれば、国としての信用度ははるかに向上いたしますので、外資や日本国債等で、結局はおつりが出るのではないかと思います。

ともあれ、次の記事でも、先生から直々のご教授たまわり、あなたさまの後姿を追いかけている者といたしましては、感激のきわみでございます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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こちらこそ、よろしくお願いいたします。 (日比野)
2013-11-25 02:10:07
>日比野先生、拙文にコメントくださりありがとうございます。

いや、先生なんて止めてください。そんなものでは全然ありませんので。m__)m

>政治家にとっての安全保障について」は、私の心に…

ということは、拙ブログを結構昔からお読みいただいていたのですね。痛み入ります。m__)m

>「アメリカを番犬にしてしまえ!」という日比野見解は…

これは、元々、吉田茂が言い出した台詞なので、特にどうというものではないかと思いますけれども、その吉田ドクトリンがそろそろ耐用年数が近づいてきた感もあり、新たな戦略構想が必要になるのではないかなと思います。

>今回の記事は、そのフレーズを拝借しました。(笑)

そうでしたか…。いや、似た記事だなと思ったもので、つい反応してしましました。(笑)

>日本が国防面でのセキュリティーが上がれば、国としての信用度ははるかに…

これは、そのとおりですね。ただ、日本人はまだどことなく世界一になることを深層心理化で恐れている部分があるのではないかという気がしますね。アメリカを抜きたくない…言葉を変えれば、世界に責任を負いたくないというか。そんな感じがしないでもありません。

数年前、拙ブログでアンケートを取ったときも、こんな結果がでていましたし。
http://kotobukibune.at.webry.info/201001/article_19.html

>あなたさまの後姿を追いかけている…

いえいえ、土佐のくじら様の記事は、参考になることが多く、こちらこそ勉強させていただいています。なんというか、論点のセンスがいいんですよね。あぁ、なるほど、そこですか、というような…。

これからも、コメントさせていただくこともあるかと思いますけれども、今後ともよろしくお願いいたします。m__)m
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もったいなきお言葉。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-25 10:49:21
日比野さん、(本来なら「師匠」とお呼びしたいところですが、)コメントありがとうございます。

先生で駄目なら、お互いに「○○さん」でどうですか?
私も、土佐のくじら様・・・と呼ばれたら、私の心に巣食う、俺様の心が持ち上がりそうです。(爆笑)

いつも日比野庵本館にはお邪魔させていただいてて、元気玉ポチっさせていただいております。(笑)

左のブックマークにも、承諾なしで貼らせていただいております。
ブックマークの方々は、私に多大な影響を与えた方々です。

アメリカ番犬説は、確かに吉田茂氏の見解でしょうけど、それを、日本人なら誰でもわかる方法論で喝破したのが、ジャイアンの「おお、心の友よ!」のフレーズだったと思います。

つまり日本人に、要するにアメリカには、「おお、心の友よ!」と思わせれば良いのだ・・・と思わせたのです。

私はこの記事で、日本を守る策が、サーっと見えました。

それは「おお、心の友よ!」と思わせるという策には、ある種の、したたかさを含んでいると思うのです。

そこが、日本の足らざるところです。
そして大きなポイントです。

そして、釈迦やイエスが、たとえ話を駆使して教化した理由が、腑に落ちましたね。
ですから私も、記事でたとえ話を工夫しています。

吉田ドクトリンは限界です。

日本が世界に責任を持つこと、そして中国が日本化すること。
これが新時代の基盤であり、必要条件です。

これがないと、文明は次の時代には行けず、日本も中国も、そしてアメリカも、花が咲く前に、つぼみのまま枯れてしまうでしょう。

ですから今私は日本人に、
「起きろ!」「世界に、日本の花を咲かせろー!」と言うために、毎日記事を書いています。

小さなブログなのに、大口たたいておりますが、志はそこにあります。

日比野さん、ですからいろいろ教えてください。
どうか、よろしくお願いいたします。m(_)m






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Unknown (日比野)
2013-11-26 00:57:21
こんばんは。

>先生で駄目なら、お互いに「○○さん」でどうですか?

あぁ、それでよろしいのなら、是非、そうさせて下さい。

>いつも日比野庵本館にはお邪魔させていただいてて、元気玉ポチっさせていただいております。(笑)

ありがとうございます

>左のブックマークにも、承諾なしで貼らせていただいております。

どうぞ。どうぞ。

>アメリカ番犬説は、確かに吉田茂氏の見解でしょうけど、それを、日本人なら誰でもわかる方法論で喝破したのが、ジャイアンの「おお、心の友よ!」のフレーズだったと思います。
>それは「おお、心の友よ!」と思わせるという策には、ある種の、したたかさを含んでいると思うのです。

う~ん。このネタの発想の元は、小泉元総理の「ハイヌーン外交」だったりします。あれを知った時、アメリカの"使い方"というか日本にとっての"活かし方"があるのではないかと思ったのですね。

>そして、釈迦やイエスが、たとえ話を駆使して教化した理由が、腑に落ちましたね。
>ですから私も、記事でたとえ話を工夫しています。

なるほど。たとえ話と文意の厳密性は二律背反的な要素を含みますので、そのバランスは中々難しいですけれども、私も良く使います。

>日本が世界に責任を持つこと、そして中国が日本化すること。これが新時代の基盤であり、必要条件です。

ここなんですよね。それにはまず、安倍総理ではないですけれども、日本人が日本(の価値観)を取り戻すことから始める必要があるのかな、という気がします。

ただ、その「日本的価値観」は、そのままではなくて、その中から世界でも通用する普遍的価値をつかんでおかないといけないとも思うんですね。これについては、また別の機会にでも…

>「起きろ!」「世界に、日本の花を咲かせろー!」と言うために、毎日記事を書いています。

すばらしいです。

>日比野さん、ですからいろいろ教えてください。

いえ、こちらこそよろしくお願いします。

土佐のくじらさんのブログに寄らさせていただいてから、色々と刺激を受けることが多く、ここのところ、過去の自分のエントリーを読み返したりしているんですよ。

初期の記事は、今書いている記事とは、大分色合いが違いますけれども、実は、初期に考えて書いた内容は、今の私の思考の土台になっていたりします。

正直、土佐のくじらさんの記事は、コメントしたくて、うずうずするんですよね(笑)。

けれども、先日のコメントでは調子に乗って、自分の記事URLを貼り付け過ぎたと、ちょっと反省してまして(土佐のくじらさんが結構、日比野庵の記事を読んでいて下さっていたことが分かったので)、自重して、少しずつコメントさせていただこうかな、と。

今後ともよろしくお願いいたします。
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光栄です。 (土佐のくじら(幸福うさぎ丸))
2013-11-26 19:18:55
日比野さん、コメントありがとうございます。

「おお、心の友よ。」の名言は、小泉ハイヌーン外交から来ているんですか。(笑)
しかし、アメリカの活かし方を考える・・・という理念は、それまでのアメリカに追従か否かの二者択一に、新たな選択肢を加えたと思いますよ。

私も、日本人が日本の価値観を、しかもその真髄というか、結晶化したものを認識する必要があると考えています。

それは、良い面悪い面両方あると思います。
それが真なる歴史認識であり、反省だと思うのです。

そこで私はこれまで、日本の歴史について述べてきました。
それは一般的な保守系のブログのように、戦前の価値観を美とするだけではないと自負しております。

日本人は自国の歴史について、一度きっちりと、認識するべきなのです。

私の記事にコメントしたくてうずうず・・・おお、それはうれしいです。
色々教えてください。

私は、日比野さんの記事にコメントしたくても、日比野さんの記事には隙がなくて、とてもコメントできないです。(笑)

私はくじら・・・というだけあって、視点がちょっと変わっているんですよ。(爆笑)
海面から、否、海底から見た、世界観なのかも知れませんね。(笑)

よく人様からも、「お前、とんでもないこと言うなぁ。」と、いつも驚かれています。
本人は、いたって真面目なんですけどね。(^^;

日比野庵記事のURLは、とてもありがたいです。
歴史ある日比野庵で、膨大な記事の中から、関連記事にたどり着くのは、ほぼ不可能ですから。

でもこうやって、あこがれていた日比野さんと、コメント上ではありますが対話できて、本当に光栄です。
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追伸 (土佐のくじら)
2013-11-26 19:29:14
日比野さんが、菅元首相の、急激な支持率低下を評して、

下り最速伝説 K と銘打った記事は爆笑しました。

傑作だと思います。

そして日比野さんの、「世界に通用する日本の価値観」についてのご見解、楽しみにしております。
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