プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

メタルフィギュアの作り方 1/32 アンドレア製 「放浪の剣士 フォルカー」 

2018-06-06 | ミリタリーフィギュア

今回は久々に硬派な一品をば!

スペインの老舗「Andrea Miniatures(アンドレア・ミニチュアズ)」製のホワイトメタルキット。

「FALKAR, WANDERING SWORD 54mm (放浪の剣士 フォルカー)」です。

雪山を流離う風情のファンタジーフィギュアで、スケールは54mm。 

1/32~1/35? な感じでしょうか。

コレ・・・フィギュア専門店の「ミニチュアパーク」さんのページでは

発売は「アンドレアミニチュアズ」になってはいるんですが

メーカー名は「Pegaso Models(ペガソモデル)」となってたりして・・・ん~正直、よ~わからんです。

何れにしても、以前御紹介した「Nocturna Models」製の 「LILITH(リリス)」やら

「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」同様。

前々から非常に気になっておりました、誠に造形美溢れる一品で有ります。

ただ、今回は総ホワイトメタルキットと言う事も有り。 何時ものレジンキットとは一線を画する

面も多々ありますんで、その辺も交えながらの御紹介! と言う感じでしょうか。

 

まず・・・レジンキットとの顕著な違いの一つに目方があります。 目方が・・・ぜんっぜん違います!

因みに・・当ブログのレギュラー? ブリック製「ロペ子」さんのパッケージ含めた総体重は14g。

今作の「フォルカーじじい」は、主要パーツだけでも150g! 

背中に背負う「毛皮?マント」のみでも38gとか有ります。 肥え過ぎです。

その圧倒的な重量感が又、ホワイトメタルキットの魅力である半面。

各パーツの接着・接合には細心の注意を払う必要が有ります。 

これだけ重いと各パーツの慣性力も侮れませんからね。

 

懸案のマントは、軸打ち接着方式じゃ・・モタネんじゃねぇ? な気がしたので

隙間埋めも兼ねて、ハンダ付けで先にボディに付けちゃいました。

金属工作は嫌いじゃない管理人ですが、どうもホワイトメタルのハンダは何回やっても

上手く行きません。 ヘタすりゃ本体のほうが解けちゃいますんで困ったもんです。

アンマリ参考にならないんで見ない方が良いかもしれませんが

とりあえずハンダ付け後の整形処理です。

ホワイトメタルは金属とは言え柔らかいので、この辺の事後処理は割と楽かもしれません。

その他、「軸打ち&接着工法」で行けると踏んだパーツは

可能な限り・・チョンマゲの果てまで「軸打ち」します。 

ここは手抜きしちゃいけませんぜ! 後々ポロっなんて事になりますんでね。

アッ! それとホワイトメタルに穴開け加工する時は切削オイル等、忘れずに。

溶けたメタルがドリルに絡んで、ポキっとなりますんで。 代替穴のスペースも無い

極小パーツでコレやらかすとゲンナリしちゃいますんでね!

 

付属台座は、イマイチ貧弱な気もしましたんで得意のエポパテで

上底&ボリュームUpして・・・冬らしく。枯草やら何やら追加してみました。

それから、雪を塗装する時には「青」を意識すると良いと思います。

天気にも依りますが、雪は結構、青白く見えるんです。(コレほんと)

この台座にも、ジジイを固定する為の金属ピンを打ちますが

ここのピンは、真鍮等の低強度の物では心許ないんでピアノ線等

ジジイの全荷重を支えられる極力硬い物を遣いましょう。 

 

んで! 完成です。

顔色は・・青味を強めて紫色っぽくしてみました。 冬山ですしね・・・霜焼けに成りかけなんじゃないでしょうか?

しかし・・・繊細な女子フィギュアの顔塗装に比べ、ジジイの顔の塗り易い事!

 大きさはコンナ感じ。 ジジイの身長は約60mm。 台座含めた全高は約90mm。

いゃ~、我ながら何ともカッチョ良くて良いんじゃないでしょうか!

何時ぞやにイタリア辺りで見つかった五千年前のミイラ。「アイスマン」を彷彿とさせる気もする

男のロマン! な感じの「放浪の剣士 フォルカー」でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。