大分県別府市おたべ歯科(歯科 訪問歯科)副院長談

大分県別府市おたべ歯科副院長が本音で語ります。

週刊文春に歯科の厳しい現状が・・・

2007-08-04 20:59:18 | インポート
週刊文春に自民党惨敗の特集と供に
歯科関係の記事が出ていました。
内容は、私が何度もブログにも書いてきたような
歯科医院の厳しい経営状態に関してです。

そのために、夜遅くまで、また、日曜日も
診療する歯科医院が多くなっていて、
自殺、過労死、夜逃げも、増えていて、
中にはホームレスになって、死んで
しまった歯科医もいるそうです。
今や、歯科医は、ワーキングプアとさえ
言われるようになっています。

記事では、このような状況の原因として、
歯科大が多すぎるので、毎年、膨大な数の
歯科医が誕生すること、
そして、保険で決められた治療費が低いことが、
あげられていました。

私が開業したのは、昭和の最後の年
でしたが、当時から、こうなることは、
十分予測できました。
でも、周囲の先生方は、良い時代が、
ずっとつづくと思っていたようです。

だから、正直、あまり驚いてはいません。
なるべくしてなったという感じです。
もちろん、当院にとっても困難な時代で
あることは、間違いないのですが、
淡々と受け止めて、自分なりに
切り抜ける努力をしてきました。

その努力は、これからも、もちろん続きます。
ただ、時間を延長したり、日曜日に診療
するとかではなくて、
修練を積んで、自身の得意な治療に
さらに磨きをかけ、
自分の歯科医院の良いところを、伸ばし、
より快適な歯科医院にしたいと思っています。

でも、できないこと、無理なことはしません。
無理をすると、つづかないし、
精神的にも肉体的にも良くありません。
ある意味では、わがままで、偏屈と思われるかも、
しれませんが、これからも、自分に正直に
頑張ります。