大分県別府市おたべ歯科(歯科 訪問歯科)副院長談

大分県別府市おたべ歯科副院長が本音で語ります。

歯科保険制度の真実・・・

2007-09-30 09:51:19 | インポート
 保険医協会が、歯科の保険医療改善を求める
パンフレットを発行しました。

保険医協会とは、「開業医師・歯科医師の生活と権利を守ること」とともに
「保険で良い医療の充実・改善を通じて国民医療を守ること」
を目的として結成された会で、
全国の医師、歯科医師の過半数が入会しています。
歯科医師会とは、全く別の会です。
しかし、その活動は、歯科医師会より、ずっと活発で、内容も、歯科医そして
患者さんの視点に近いのです。

 パンフレットの内容は、保険で十分な治療ができない・・・と題して、
新技術の保険導入は30年間でほとんどゼロであることや、
入れ歯や被せ物の保険点数が採算割れしていること、
そのために、技工士さん達が、長時間、低賃金のために
離職率が70%におよんでいること、などが書かれ、
これらの改善を求めるものです。

 このようなことは、私も、ブログに何度も書いてきましたが、
歯科の保険診療に関して、真実を書くと、
良いイメージを持たれないことが多いのです。

 しかし、今回、歯科の保険制度を守ることを第一の目的とした
保険医協会が、今の歯科の保険制度が、
不十分であることを、はっきりと述べた
ことは、大変意義のあることです。
しかし、本当は、このようなことは、
歯科医師会が、やるべきことなのですが・・・