実家の母も85歳をすぎ、耳も目も遠くなった。
久しぶりに実家へ帰る。
敷き布団を1枚いただく。
いろいろあったので、どれを持って行ったらいいのか迷っていたら、母の一言
「うちにあるもので欲しい物は、持って行っていいから。」
加えて
「そして、なんでも一番いいのを持っていきなさい。」
涙が出そうになりました。
母というのはありがたいものです。
杜子春のお母さんを思い出しました。
あのお話は、今でも泣けてきます。
「ひとの母」には、結局なることができなかった私でも、母の気持ちがわかるようになりました。
世の中のお母さんは、みな同じ気持ちと思います。