初冬の惨劇

皆様ご無沙汰しております・・・。

早くも晩秋をとうに過ぎ、冬の気配が忍び寄ってまいりましたね。
静かなおっとり王国は、相変わらず平穏・・・な、はずでございました。

ホットカーペットを出せば、まんまるい全身でポカポカを満喫する師匠。


自ら撫でて撫でてアピールをするのんびりもっちゃん。


惨劇はある寒い朝に起こったのです。

朝、母が洗面所で仕事に行くため身支度をしておりますと、とつぜん、おっとり父が
『や、やられた〜！！！』と叫びながら駆け込んできました。
血だらけ！！！！！！！！！顔面血だらけなんだけど！！！！！！

『いてえよ〜(ToT)』と必死に洗面所で傷を洗い流すおっとり父。洗面所も血だらけ。何だなにが起きたんだ((((；ﾟДﾟ)))))))
ガラス窓に頭でも突っ込んだのか？？？それとも暴漢？？強盗？？？((((；ﾟДﾟ)))))))


犯人はこいつでした。


師匠の姿が見えないな〜？と探していたおっとり父、なぜか居間の窓が少しだけ開いていることに気づきました。
窓が開いてる？？？？なぜ？？？鍵かけ忘れた？？？いやそれよりも開いてるってことは・・・

師匠、外に出てる！！

どういうわけか、この日に限って外の落ち葉かなんかに興味を持って眺めていた師匠。
窓を器用に開けて庭に出ていたんです。

こりゃ大変だ、ビビリの師匠は外になんて出たら怖がってしまってパニックになってしまう！
助けに行かなければ、とおっとり父は慌てて庭に降りて、師匠を抱き上げ、一件落着になるはずだった。

ところが。

やっぱり、すでにものすごーくビビっていたのですね。
抱き上げられた瞬間に、師匠の頭はぽーん、と野生モードになったようで・・・・

もうね、すごい叫びを上げておっとり父の顔面をバリンバリンに引っかきまくったそうです。

おっとり父はかなりの重症を負い、顔中の大小引っかき傷で数針縫ったうえに、念の為破傷風の予防注射。
やっと先日抜糸いたしましたが、顔と心に深〜い傷を負いました・・・。

『もう俺は猫は信じないぞ(T ^ T)』



師匠はというと、自分がなにをしたかなんぞ全く記憶にございません、なご様子で、
（なに？なんか大変なことでもあったの？なに騒いでるの？ぼく不安）
こんな感じでしたが。


いや〜。
いろんな面で油断していた。窓を開けた後、絶対鍵をかけるようにしていたはずなのに忘れてたのか・・・。
まさか、窓の鍵は開けられないだろうから・・・本当にもっと、気をつけないといけないですね。うっかりは怖い！
今回は無事に済んでよかったけど（人間は全然無事じゃないですけど）、完全室内飼育の猫には、外は危険すぎますから！
そして、やっぱりいくら温厚な師匠とはいえ、れっきとした猫なんだなあ・・・。
猫には、爪も牙もある。
本気になったら、人間なんかより全然破壊力がある。
どんなにお利口さんな子でも、ふと魔が差して、外に出たくなることだってあるということも肝に命じておかないと！

それにしてもひでえよ師匠。お手柔らかにお願いしますよ・・・。


さて、まだおっとり父の傷は癒えてはおりませんが


おっとりともとなりはきょうもしあわせ。