季節の変わり目(後編)

2020-11-23 22:13:25 | しあわせの日々


突然、季節の変わり目に体調を崩した師匠。(前編参照)
幸いにして今回はすぐに回復して一安心でした^^;小心者ゆえの粗相だったのかどうかは今も疑問ではありますが・・・。
ところがその数日後、元気いっぱいの駒子ちゃんに異変が起きたのです。
(今回も全体的におしもの話になります事をご了承くださいませ)


駒子ちゃんはうちに来た当時から、下にシートを敷くタイプのシステムトイレを使っています。
ある日、トイレを片付けようとシートを見たら、オシッコの跡がなんだか赤っぽく見える!
え?これはまさか血尿・・・?😨どこか悪いのか・・・??!!


駒子ちゃんはというと、いつもと変わらず元気いっぱいで遊びまわっています。
特に具合が悪そうな様子もないし、トイレの時に痛そうにしたり鳴いたりという事も見受けられない。
しかし、シートを交換したあとのオシッコの様子を見てみたら、やはり色がとても濃い茶色になっていて、明らかに普通とは言えない状況でした。
よくよく考えてみると、駒子ちゃんは師匠に比べてあまりお水を飲まない子です。
かたや糖尿病の師匠は普段から良く水を飲むし、オシッコもその分大量にするので、システムトイレを使った時の色もかなり薄いのです。それもあってか、駒子ちゃんのオシッコがちょっと色が濃くても、そんなものだったかな・・?と思って油断しておりました💧


またしても獣医の先生に電話し、まずは尿検査をしてもらうことになりました。
うちは師匠、お空のもっちゃんとも究極のビビリのため、往診していただけることは本当に感謝なのですが、この度我が家に来た駒子姫も師匠たちに負けず劣らず、いやそれ以上にビビリ猫で、ちょっと外に宅急便等の車の音でもしようものなら
「うううう〜〜〜〜〜」(ひくーい声)
と耳ぺったんこで警戒最大級となり、2階の部屋の隅(通称:駒子の巣)に逃げ込んでしまいます。
もと野良猫の駒子ちゃんのそんな事情を察してか、今回は本猫には会わず、我々がトイレから採取したオシッコと、シートの跡を検証することとなりました。
猫はもともと砂漠地帯の生き物なので、水をあまり飲まなくても体から老廃物を排出できるように、尿を濃くして出すような体の仕組みになっています。そのため、腎臓や尿路に負担がかかりやすく様々なトラブルがあるのです。
そのほかにも、野良出身の駒子ちゃんの場合、もしかすると病原体の寄生による「ヘモバルトネラ症」という溶血性の疾患もあり得るとのこと。この場合も尿が赤くなるんだそうで・・・。
あんなに普段、弾けるほどに元気なコマちゃんなのに・・・。心配です。


当日、簡易検査では潜血反応はなかったものの、病院で遠心分離機にかけたところ少量の血球が見つかり、やはり血尿の様子。
原因ははっきりしないけれど、診断としては「膀胱炎などの、尿路系の炎症」ということで
・水をあまり飲まないことで脱水状態となり、その結果尿が濃くなり膀胱などに炎症が起きたかも
・尿にタンパクが出ているので、もしかしたら腎機能が低くなっているかも
・ただ、食欲も元気もあるので急を要する感じではないと思われる・・・・ というお話。


まずは第一に、水分補給をしっかり行い、尿量を増やすこと。人間の膀胱炎の時も、沢山水を飲んでオシッコと一緒に菌を体の外に出すように言われますもんね。
あとは、一週間抗生物質を処方されたのを飲ませて様子をみるということになりました。

「多分、お薬の味が独特なので、飲ませるのが大変かもしれませんが・・・」と先生は心配していましたが
ご飯の時間に、いつもの器にカリカリと一緒に試しに混ぜてみたら、なんの疑問も持たず、ペロリと飲んでくれてました。
姫、単純な子・・・。
時々飲みきらずに残してしまっても、ちゅーるのお薬用(錠剤を中に隠せるようになっている)に入れてあげれば屈託なく食べてくれちゃうので助かりました・・・。

そして一週間後、なるべくウェットフードやお水を飲ませて尿量も増えた駒子ちゃん、色も綺麗になりました。
薬が終わって一週間後の尿検査の結果も、潜血反応なく良くなっておりました!よかったよ〜。
ただし、やはりまだ普通の状態よりも尿の比重が高めということなので、引き続き水分補給には注意していく必要があるようです。
沢山お水を飲んで欲しいので、某ペットグッズのお店で扱っている、「水の味が美味しくなる器」を購入してみたり。
今のところ、前よりは飲むようになった・・・気がするかな・・・?
あまりお水を飲まない子ちゃんの飼い主さん、たくさんいらっしゃると思いますが、どうしているのかな。


まずは、駒子ちゃんもそんなに大ごとにはならずに済んで本当によかった!

もう11月も下旬、寒くなってきたし、世間ではまだまだ騒ぎが収まらない中、健康で過ごせることの大切さを噛み締めています。
無事に年末、新年を迎えられるように気をつけていきたいと思う母でございました。
皆様もどうか、お体には十分お気をつけて過ごしてくださいませ!


おっとりとこまこはきょうもしあわせ。

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季節の変わり目(前編)

2020-11-01 21:42:18 | しあわせの日々
九月の彼岸花が綺麗だった頃から、いつの間にか一ヶ月以上も時が経ってしまっておりました。


暑かった夏がやっと終わり、爽やかな秋晴れが訪れたと思ったらあっという間に十一月。
朝夜の気温もぐっと下がってきて、そろそろホットカーペットやヒーターを準備しているお宅も増えてきたのでは。

もちろん、わが王国も既にホカぺ標準装備でございます。

↓ホカぺに抗えない男


こんなに気温の差が激しくなってくると、人間は体がついていきません。
気温差アレルギーやら何やらで、順応していくのに一苦労です。

季節の変わり目は、やはり猫様たちも体調に変化が出てきやすいようで・・・。

先日、朝食のあとソファでくつろいでいた師匠、食後一時間ほどして突然ゲコゲコ言い始め、ソファの上から大量にゲー。
朝食べたものを全部吐いてしまいました。(お食事中の方、すみません・・・)
吐くことはそんなに珍しいことではありませんが、その日は一度吐いた後も立て続けに吐き、なんだか様子がいつもと違って急に元気がなくなった様子。
何か変なものでも口にしたか??食あたり???と心配になり様子を見ていたら、今度はなんと台所のマットの上でおもむろに踏ん張り始め・・・💩!!(びろうな話で、ほんとすみません)
えええええ?!と慌てていたら、更に居間の爪とぎの上にしゃがみ込み、じょんじょろりんとオシッコを・・・。
その後はソファの後ろに隠れてじっとしている師匠。これは本当に、何かおかしい!すぐにお医者さんに電話しました。
とりあえず何か変なものを食べたわけでもなさそうだし、月初の血液検査の結果も問題なかったので、季節の変わり目で少し体の調子が狂っているのではないか・・・とのお話をされ、ひとまずは夕方まで様子を見ることになりました。

粗相をするほど体調不良なのか・・・と本当に心配しましたが、幸いにして夕方近くなってからは落ち着いたのかソファで寛ぎ始めた師匠。食欲も出てきておねだりするようになり、すっかり元気を取り戻しました。



それにしても、原因はなんだったのか?お医者さんに様子を連絡してみたところ
「先生、師匠ごはんを食べに出てきました!元気出てきたみたいです」
「良かったですー!やはり季節の変わり目だったせいかしらねえ」
「結局、何だったんでしょうか💧トイレ以外の場所でとつぜんオシッコやウンチをしたりして・・」
「うーん、それはですね・・たぶん、師匠はとても心臓が弱い、いえ、本当に弱いんじゃなくて神経が繊細な子という意味で・・・
自分が思いきり吐いちゃって気持ち悪くなって、動揺してしまったのだと思われます。」

えっ。
つまりなんですか、師匠が小心者すぎて、じぶんのゲーにびっくりしてお漏らししたと?
・・・どんだけマイクロハートなんだ、師匠よ・・・。
前からビビリ猫ではありましたが、数々の猫たちを診察してきた獣医さんのお墨付きとは。



ともあれ何事もなくて良かった。
と思って数日後。
今度は駒子姫にトラブル発生!続きは後編にて・・・!
(次は早めに更新します💦)

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