今は、藤井聡太七段に注目が集まっている。
彼に、新記録29連勝を与えてしまった男、増田康宏六段。
しかし、彼は、藤井のライバルなのである。
西の藤井、東の増田。
増田は、1997年11月4日生まれ。東京都出身。
小学校4年のとき、小学生倉敷王将戦高学年の部優勝。
才能を見抜いたアマ強豪が、
森下に奨励会入門を頼んだ。
彼は、弟子をとらない方針にしていたが。
送られてきた手紙に入っていた棋譜を見て、驚いた。
プロ棋士は、100手以上の将棋を、30秒で頭の中で再現できる。
プロのような将棋なのである。
増田は、10歳で森下門下となる。
16歳で四段となり、C級2組に所属。
竜王戦では連続昇級をして、4組に入り、六段に。
2017年6月26日、
藤井聡太が29連勝をかけた一番で、敗れ去った。
将棋界に新記録誕生。
しかし、増田は、将来、藤井聡太とナンバーワンを争う逸材である。
師匠森下九段
「君は羽生さんを超えるんだよ」
弟子増田康宏
「はい」
あるとき、こんな事を言った。
「今1番強いのは藤井くんだと思います。自分が唯一食いついていかねばならない相手です」
「将棋に強くなるには、感情を殺すことが大切です。
ぼくは、何があっても泣きません」
最後に泣いたのは、祖父がなくなった3年前だという。
7時起床。
午前中は将棋の研究。
午後体幹トレーニング。
そのあと、また将棋の研究。
立ったまま、パソコン画面を眺めながらの研究。
1日の研究時間6時間。
現在、順位戦C旧1組に在籍。
1勝1敗だが、昇級候補である。
近いうち、タイトル戦で
藤井聡太と増田康宏が闘うのを見ることができるだろう。
まるで、プロのような将棋である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます