「ここからはじめる短歌入門」
という好著で知られる
坂井修二は、
東京大学でIT関係の教授であるとともに、
歌人でもある。
その作風は、
伝統を踏まえたうえで、
新しい意匠もこなす
現代風である。
新奇な題材も取り上げるが、
伝統的な和歌に関する知識も豊富である。
今回は、
4首ほど
紹介してみる。
‥‥‥
講堂前敷石でコンとつまづきぬ学者はみだす茂吉とわれと
地獄帰り渾沌の王が俺なのだ 黙れ浮世の屁理屈男
裁量労働教授十人癌で死ねどニュースはセクハラ・捏造に尽く
かみさんと産業医同じ口調なり「仕事ヲ減ラセ、寝ヨ7時間」
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