いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

ユーモアの岩田正と、妻馬場あき子

2019-01-13 20:47:29 | 短歌


岩田正は、
晩年、ユーモアに満ちた作品を数多く残した。
夫岩田正と妻馬場あき子のエピソードがある。

歌会の折、
岩田が「馬場君」
と批評し、
馬場が「岩田君」
と呼ぶ、
というほのぼのとした
様子が、
居合わせた歌人の記憶に残っているそうだ。

岩田正の歌を読む時、
微笑を禁じ得ないことが多い。
本人の歌論にも、
そうした作品の理論的根拠が
はやくから備わっていたことを
察することができる。

ユーモアにあふれた作品を3首。

‥‥‥

この曲のここ美しといひし我に目を閉ぢしまま君はうなづく

俺は柿生霊園に入る谷中墓地に他流試合のつもりできたる

魘されし理由はをとめ救わむとして斬られしと妻には言へず

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