続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

猫社会の厳しい序列。

2009-08-13 14:06:13 | トンパチ家族日記。
旦那実家の美メス猫、みぃが先日家出をした。

旦那実家には、母猫みぃとその娘猫チビの二匹が生活している。
どちらも箱入りにゃんこで家族以外の人間と接する機会が極端に少ない為、
先日私と母が訪ねた時も、その後私一人で遊びに行っても、かなりの
厳戒態勢でなかなか心を開いてもらえず苦労した。

それでも母猫みぃの方は年の功なのかまだ他人に慣れていて、好物の
なまりぶしと乾燥カマボコに釣られて私にワシワシされる羽目に陥り、
かなりイヤイヤながらも土産の好物に免じて撫でさせてくれる様になった。

そのみぃが家出をしたと言うのである。
旦那は心配になり、その話を聞いて実家に帰った。
家出をしたのは昨日だったが、雨降りで寒かったので私も心配していた。
昨今はおかしいヤツもいるし、世間知らずの箱入り猫がひどい目に
遭わないか気を揉んでいた。

今日の夕方旦那から連絡があり、無事みぃが見つかったと知らせてきた。
とりあえず胸を撫で下ろした私。
詳しい事情を聞くと、見つけたのは旦那のお母さんであった。
我が家のみぃをどこで見つけたかというと、
近所の猫の寄り合いの末席にいたとの事。
そこまで参加したかったのか、寄り合いに。普段外出しないものねえ。

年齢的には熟女の域にも関わらず「新参者は末席」というハッキリした序列に、
猫社会の厳しさを垣間見た一件であった。

みぃを見つけ出したお母さんは、普通に寄って行っては逃げられると思い
お気に入りの乾燥カマで釣って思わず寄って来てしまった所を
ぐわしっ
と鷲掴みにし捕獲したとの事。
家出熟女は、無事保護された。ナイスお母さん。

乾燥カマに弱いみぃ。
カレーに釣られて敵に捕まってしまう戦隊モノの黄色いヤツみたいである。

無事保護出来て一安心の一堂であったが、この季節メス猫にはもう
ひとつの心配が。。。
空白の一夜に何があったか、である。

みぃの家出は今回が初めてではなく、前回の家出の際に娘猫・チビを身ごもって
帰って来たと言う恐怖の前科持ちなのである。
さっそく旦那があちこち調べてみた限りでは、無体なオス猫の気配は
見られなかったという話ではあるが、時間が経ってからでないと判明しない
事柄である為に気は抜けない。
旦那もそれが一番の心配だと言う。

まあそれはともかく、無事にみぃが見つかって良かった。
末席でも、寄り合いの空気は味わえたであろうか。
残る問題は、母親の家出により「家全部がワタシの縄張りになった!」と
ぬか喜びした娘・チビがみぃに戦闘態勢を崩さない事である。
威嚇しまくって仕方ないと言う。
実家では男は自分だけなので、何かと気苦労が多い旦那であった。
自分の家にも関わらず、実家では立場の弱い旦那なのであった。



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