続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

続・リアルにショボい。

2009-08-13 13:55:58 | 何だ夢か。

前回、「ショボ過ぎてとほほ~」な話を書いたが、


日をおかず予期せぬ続編が待っていた、という話。



先日夢の中に、恐らく今は草葉の陰で私ら家族を見守っている
(と期待したいが実際は成仏出来ているかも怪しい)ハズの父親が出てきた。

亡き父親が夢に出てくるのは、まあ忘れた頃にくらいの頻度でたまにある。
近頃はいつもニコニコしているので、
「あのトンパチもやっと成仏出来たのか?」
などと思い、それはそれでよかった事よと勝手に思っている私である。
夢の中で、父親は私に食わせるおにぎりを一生懸命握っていたり
なぜか引越しを提案していたりと、いそいそと何かをしているのが常だ。

さて。今回の夢では、タイムリーな事に父親が「結婚の祝儀をやろう」と
言い出した。※結婚直後の話。


「たまには気が利くじゃん、うっひょ~」
と夢の中でも意地汚い私が喜んで手を出すと、
むき出しの千円札9枚をやはり千円1枚の札を帯にした束
という、つり銭の乏しい昼飯時ピーク直後の弁当屋かコンビニのような態で
嬉しそうに差し出してくるではないか。
いくら身内とはいえご祝儀だ。
せめてピン札で用意してもバチは当たるまい。
しかも千円札。
生前は、極限貧乏状態であっても見栄を張る事だけは忘れない父親
だったのに、仏になってそういう煩悩も消滅したのだろうか。

。。。と考えていたら思い出した。
もう亡くなってかなり経つのですっかり失念していたが、そういえば父親は
生前でも外面はものすごくいい裏を返せば身内はどうでもいい
タイプであった。
たかが夢なのに、変に整合性があってそこはかとなくムカッ腹が立つ。

まあそこまで色々とではないが、夢の中でも「なんだかな~」な気分で
祝儀を受け取った。
意地汚く数えてみると、五万円あった。


。。。

。。。。。。


愛娘なんだから、もう少し奮発しようぜ!
しかも父親なんだから!


所詮、亡くなってしまえば愛娘といえどもこんな扱いである。
この話を旦那にすると、「いいじゃないの、せっかく貰えたんだから」と
もうあの世にいるというのに、嫁の舅にゴマスリ発言を真剣な顔でしていた。
しかしひとつ言わせて貰うなら、


変な忠誠を見せても何のご利益もない
のは間違いないと思われる。そんな徳の高いヤツではない。

目が覚める直前、ショボい祝儀をニコニコ渡しながら父親は
「チビを連れて遊びに来いよ」
と言っていた。
。。。とだけ聞くと微笑ましいエピソードのようだが、遊びに行くって
あの世にかい!
何が悲しくてせっかく生まれた子供と三途の川クルーズをしなければ
ならないのか。
そこも大切なツッコミ所ではあるが、それ以前に
チビって。。。?
旦那実家にいる器量良しのメス猫?
などとボケてみるも、何となくズコ~ッと笑ってスルー出来ないものがある。
もしかしておめでたの予告か?!とちょっと考えた私であった。

さて。その夢をみてから数年の歳月が流れたが、未だに「チビ」は我家に光臨していない。


うちのトンパチ親父の霊力なんてそんなもんである。


ああ、ちょっとでも考え込んで損したわ。


盆でちょっと思い出した一件であった。







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