世間一般の連休終了と入れ替わりに旦那が休みに入ったので、
生憎の空模様にも負けず、久々に散歩を楽しんできた。
前々から予定していた水族館に行くべく、
弁当までこさえて張り切って出発したにもかかわらず、外に出た途端ポツリと落ちる雨。
私達は、互いに「雨男・雨女」の疑いが濃厚な夫婦であるので、
しょっぱなから雨降りの責任のなすり合い開始。
どちらも内心で「絶対コイツのせいだ」と思いつつ水族館のある某公園へ。
しかし、私達は重大なミスを犯していた。
何と、目当ての水族館は定 休 日だったのである。
何で事前にチェックしなかったのかと悔やむ二人。
ガックリと肩を落とすヨメ。
そしてまたもや「絶対コイツのせいだ」と心の内で旦那に責任をなすり付けつつ、
恨めしい気な視線を送るのだった。
さて。序盤からメインのイベントが潰れてしまったトホホな二人連れだったが、
降ったり止んだりの悪天候、そして平日、加えて水族館が休園日、という要素が重なり
週末などは家族連れやカップルで混雑しているだだっ広い公園が「ほぼ貸切状態」であることに気づき、
せっかくだからこの贅沢なシチュエーションを楽しもう、
マイナスイオン浴をしにきたと思えばいいではないか、と前向きに状況を変換。
更に旦那が「マイナスイオンは小雨が降ってるくらいの方がたくさん発生するらしい」
と信憑性あるんだかないんだかのマメ知識を披露し、ヨメの機嫌もちょっと上向きに。
それにしても、一応都内でありながら、数分歩いても自分達以外の人と行きあわないなんて、
なかなかできない貴重な体験である。
草の匂いをたっぷり吸い込みつつ、海が見える道を優雅に散歩。。。とはいかず、
朝食抜きだったせいで旦那の腹ペコが限界に達しそうになっていることから、
「ともかくまずは弁当を食う場所を探さねば!」というムードに。
そこで、以前お弁当を食べたことのある花畑近くのベンチを目指そうということになった。
人気が少ないので安心していたのだが、OH!ジーザス!
くだんの特等席は、既に他のご夫婦が使用中。
傍らにチャリンコが停めてあるので、恐らく地元の人だろう。
さすが地元民、わかっていやがるぜ。。。と出遅れた残念さを噛み締めつつ
別の場所を探しにその場を去った二人であった。
やはりいい場所は取り合いなのだ。人が少ないと思って油断していた。
しかし、いい場所は他にもたくさんあるもんね!ということで、
海が目の前に開けた気持ちのいい場所にテーブルと椅子が設置されていたので
そこでお弁当を広げることに。
今回は旦那のたっての希望でおにぎりにしたのだが、さすが腹ペコ大作。
シチュエーションごとのうまいものをわかっていらっしゃる。
感心するくらい、何の変哲もないおにぎりがうまい。
外で食べるおにぎりって、どうしてこんなにおいしいんだろう。おにぎりさん、パネェっす。
夢中でムシムシ食らっていると、自転車に乗った警備員らしきオッチャンが近づいてきて、
私達を見て「あっ」という顔をして走り去っていった。
その様子が心なしかショボン気味だったので、
「もしかして、いつもここでお昼を食べている人なんじゃないか」
と旦那と申し訳なく思っていたところ、オッチャンと入れ違いに鳥が何羽も飛来。
大部分がハト、ちょっとだけ雀、あとムクドリ。
鳥の世界では種族の違いはあまり気にしないのか、皆仲良さそうに地面をついばんだり
時折じゃれて遊ぶ風の仕草をしたりしている。
その頃にはあらかた弁当を食べ終わった私達は、「可愛いねー」なんて微笑ましく眺めていたのだが、
ハッと気がつくと、鳥たちがじわじわと我々を包囲しつつあるではないか。
無邪気そうな可愛い顔(しかし無表情)でじりじりと輪を狭めてくる。
これはあれか。何か寄越せ系の意思表示なのか。それともキャプつばでいうところの「鳥かご」か。
もっと早く来てくれれば、米粒くらいはやれたものを。
我々のせいではない。自分達の登場が遅すぎたことを反省し、次回に生かして欲しい。
。。。などと思いつつ、無表情で近づいてくる鳥たちに少々ビビっていると、
不意にでかいものが舞い降りた。

カモ:(キリッ
何とカモである。カモがやってきた。
ハトや雀、ムクドリ達と比べるとやたらでかい。
しかも、物怖じしない様子ですぐそばまでエッチラオッチラと可愛い様子で歩いてくる。
「か、可愛いねー」と二人で誉めそやしていると、
ピタッと動きを止めたカモは、私達とひたと見つめて
「ガー!!」
と結構な音量で鳴き始めた。
その予想以上な声の大きさに、ますますビビる夫婦。
カモは喉の奥が覗けそうにくちばしを大きく開けて、「ガー!ガー!」と鳴き続けている。
こいつもか。
ショバ代も払わずのん気にメシなど食って、鳥達に分けもせず(と言っても、食事中にはいなかったのに)
食い終わったのにくつろいでどこうとしない我々を威嚇しているのか。
それとも馴れ馴れしく写真を撮ったので、「肖像権の侵害!」とでも怒っているのか。
戸惑っている間もカモはガーガー鳴いていたが、ひときわ大きな声で
「ガー!!」
と鳴いたのを最後に、ぷりぷりした様子で去っていった。
何だったんだ。

カモが去り、鳥達もこちらに興味をなくしたように離れていった後、
「もしかしてさっきのオッチャンがいつもここで昼食をとっており、
その際に鳥達に餌をあげているのではないか」
と旦那と先程の出来事について推測してみた。
もしそうだとしたら、オッチャンにも鳥達にも悪いことをした。
別に我々は弁当が食えればどこでも良かったのに、と間の悪さを感じたことであった。
存分に食べたので散歩を再開。
席取りバトルに敗れて前を通り過ぎた花畑へ戻って、しばし鑑賞。
前に来たときはオレンジの花がメインだったが、今年は赤い花のようだ。

一緒にさやえんどうのような植物が植えられていたのだが、
詳しくないので何という植物なのかわからず。
この公園は、広大なのにいつ来ても丁寧に手入れをされていて感心する。
ここまで管理するのは並大抵の労力ではないだろうに、本当にありがたいことである。
と、歩いていた途中で旦那が何か見つけた。

こ、これは。。。タケノコ?
ちょっと開けた草はらのあちこちに、ぴょこぴょことたくさん生えている。
今日訪れた公園は、天然の牡蠣や小ガニ、水質改善のために放流されているハマグリなど
その気になれば色々なものが獲れるので、限度を越えた乱獲をする輩がいたりするのだが、
これがもしタケノコだと引っこ抜いたりする奴がいそうだなあ。。。と、
ちょっと心配になったヨメであった。
ちなみに牡蠣の乱獲現場を目撃したことがあるが、
獲ったその場で身だけを取り出しでかいタッパに詰める傍若無人さで、
もちろん殻はその場にポイ捨て。
そこら一面が貝塚状態になっているという有様である。
物凄い量を獲っている上に、立ち入り禁止区域にガンガン入っていくので、
様子を見に来た公園管理の人と揉めていた。
相手は中国語と思しき言葉を話しており、日本語がわからない素振りでガン無視、
強引に立ち入り禁止区域に入っていくので管理の人に同情したことである。
地元の人間なら、たとえ獲れても食べようと思わないであろうそれらであるが、
外国から来た人から見たら違うのだろうか。
店ででも使うような量であったので、まさか黙ってどっかの飲食店で使ったりしていないよね。。。
と危惧してしまう一件であった。
そんなこんなで、マイナスイオンを堪能した私達。
次はどこへ行こう?と相談。
突然ディズニーシーにでも行っちゃう?それとも水上バスでどこか行こうか?
などと案を出し合ったが、シーはこれから行くと遅くなって弥七たんが心配なのでまた今度、
水上バスでどこかへ行こうということになった。
そこからだと、お台場も浅草も両国も電車一本ならぬ「船で一本」である。
ちょうど折りよく出発時間が迫っていたので、今日はお台場にガンダムでも見に行こう!
と張り切って乗り込んだ二人であった。
次回に続く。
通勤途中の畑にキジがいっつも鳴いてるよ!
ツバメも飛来してるしサギも飛んでるし
あぁ!近所の雑木林にはフクロウいて夜は
「ホーε-(´∀`*)ホッホー」(笑)って。
赤い花はきっと「ポピー」だと思います。
某公園いいよねぇ(*´∀`*)ノ
私も昔はまだK駅から二階建てバス出てた時に
長女を連れてよく行ったなぁ~★
こっちに引っ越してからは遠くて。・゜・(ノД`)・゜・。中々行けないけど
写真で楽しめました!
しかし、カモに目の前で文句言われたのは初めてです(笑
あの赤い花、ポピーですかー。
お花買ったり育てたりする習慣がないと、色々と疎くってダメですね(´・ω・`)
盛りは終わった風だったけど、キレイでした!
それにしても、野生のキジとかフクロウがいるってすごい。
素晴らしい環境、さすが脳内軽井沢!(失礼!
緑があって鳥がいて、そういうところが住むには落ち着きますよね。
都会には住めません、野鳥天国バンザイ。