少し前に、
何だか尻がムズムズして仕方ない夜にバナナケーキを焼いたばかりだが(未掲載)、
昨晩は職を求めて行った面接でトンデモな回答をしてしまった事による
「やっちまった感」でどうにもいたたまれず、今度はバナナシフォンを焼いてみた。
それによって発見したのだが、
どうも私はバナナを無心につぶしていると気持ちが落ち着くようだ。
それがどういう作用によるものか、バナナ以外ではダメなのかはわからない。
とにかく、思い出して「うわ~!!」と叫びたくなる事や
尻がムズムズ落ち着かない事がある時は、バナナをつぶすに限るのだ。
さて。前回はパウンドケーキを基調にした簡単バナナケーキだったが、
今回はちょっと趣を変えてふわふわ食感のシフォンである。
材料で変わった点は、
・サラダ油(製菓用バターが無かった為)
・メレンゲ
を使う所だ。
油分に関しては、サラダ油が悪いという事では全く無くて
ただ好みの問題で今まで敬遠してきた。
しかし、今回マーガリンを切らしていたのでいい機会だと思い
試してみる事にした。
メレンゲはシフォンの要であるので、多めである。
大体の分量メモ。
【ふわふわバナナのシフォン】
・バナナ 1.5本(大きさによる。よく熟したもの)
・卵黄 4個分
・砂糖 大2
・サラダ油 大3
・牛乳 大2
・ホットケーキミックス 大7
・強力粉 小1
・卵白 4個分
・塩 ひとつまみ
・砂糖 大5
強力粉を加える点は、好きなレシピブロガーの方が「触感に弾力を加える為」
と紹介していたのでなるほどと真似っ子。
手順は、
・バナナを無心につぶす(嫌な事を忘れる勢いで念入りに)。
・メレンゲ以外の材料を混ぜ込み、ホイッパーでよく混ぜる。
・根性でメレンゲ作成。
・メレンゲ以外とメレンゲをドッキング。
・炊飯器で焼く。
といった感じ。
今回は分量がだいぶ多く、メレンゲが入っている事でかなり膨らむので
上記の分量だと5.5合炊きでも膨らむとギリギリ。
更に、火が入るまでに結構時間がかかる。
今回は普通炊き一回+早炊き一回でちょうどいい感じだった。
さて。無事に焼きあがったのはいいのだが、
普通のシフォン型と違い無駄にテフロン加工つるつるの我が家の内釜では
型を逆さにして冷ます事が出来ない。
※シフォンは柔らかく自分の重みでせっかくの膨らみがつぶれてしまう為、焼きあがったら型についたまま逆さにして冷ます。
その事をすっかり失念していた私。
しぼんじゃう!どうしよう!と思い切りテンパり、ええいままよ!と
内釜を逆さにしてみた。
すると、運良くくっついたままだったので胸を撫で下ろし
皿の上に逆さのまま放置し、冷めたので様子を見てみると。。。
OH!バッチリ下に落ちてつぶれてますYO!
悲しい事に、やはり自重で落っこちてしまったようで
皿の上にぐったりと横たわるシフォンケーキ。
しかも水蒸気がうまく抜けておらずベショベショになりそうだったので
揚げ物用の油きり網(揚がったものの油を切る為に置いておくアレ)を
下にかまし、ラップを軽くかけて一晩おいてみた。
ああ、せっかくふんわりとかさ高く膨らんだものを。。。
まあ仕方ない。炊飯器なのだから限界はある。
今度は何か手を考えねばならないだろう。
そんなハプニングもありつつ、今朝試食してみました。
つぶし残しがあったのか、ところどころバナナの断片が見えます。
つぶれた為に何割か高さが減ってしまったけれど、
それでもふわふわに仕上がったのでまあ満足な出来。
つつくと、びっくりするくらい柔らかい。
味もなかなか。ふんわりバナナの風味と甘さがして、食感はしっとり。
ただ少し甘いので、少し砂糖を控えてもいいかもしれない。
オーブンを使って菓子を作らなくなって久しいが、だんだん炊飯器でもいいか。。。
と思えてきた今日この頃。
お菓子を作るたびに毎回思うのだが、
プリンも蒸せるし、パンも焼けるし、もちろん飯も炊けるし、炊飯器ってすげー。
ただ、やはりシフォンは真ん中に穴の空いたあの形が恋しいかな~と思わなくもない。
ここはいっちょ、私の稼ぎでゴージャスなオーブンレンジを購入するか。
いやいや、それならまず冷蔵庫が先だろう。。。と皮算用だけは立派な
面接ポカの私であった。もう面接の事は忘却の彼方へ。
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