初日ダメージ。

いよいよ本日より資格取得講習の開始。

一日まるまる授業を受けるなんて、一体どのくらいぶりか。
最後にそういう経験をしたのは、考えるのも嫌になるくらい遥か昔である。
いやあ七時間の勉強はきつかったわ。

しかも、できるだけ残って自習していけっていうの。
朝も早くから教室が空くから勉強しろと言われるの。
帰ってからも勉強しないと人でなしみたいな扱いなの。

以上は講師の方ではなく、金を出してる会社の担当者であるオバちゃんの言い分だ。
金を出すからには成果を出せ、間違っても不合格にはなってくれるなという心情はわかる。
私だって同じ立場だったらそう思う。

とはいえ、人にはそれぞれ事情があるのだ。
居残り勉強ができないのに目くじらを立てるのも、学習を何より優先しろと言わんばかりの態度も
もう少し控えめにしてもらわないとさすがにカチンとくる。

やたら重いテキストと問題集を配布された今日、小さめのカバンで来てしまい入りきらないので
教室に置いて帰っていいかと尋ねたら
「おうちで勉強しないの？」
と恐ろしい形相で問い返された。

いやいや、私ぐらいの年齢の女性が誰しも帰宅後の時間を自由に使えるわけじゃないだろう。
決して少なくない数の女性達は、家事や子供や旦那の世話で夜が更けていくのではないか。
私だって現時点では主婦だから、帰ったらやらなきゃいけない家事てんこ盛りだよ。
小さい子供がいるお母さんだったら、そんな暇あるかい！って逆にキレられてもおかしくない。

ここ数年よく遭遇するようになったけど、私と同年代もしくは上くらいの女性で、
「結婚or家庭生活＜仕事」できたと思しき管理職の人達において、
「自分がこうだから相手もそうに違いない」的な柔軟性のない発想をする人が多くて驚く。
いくら離婚が花盛りな時代だからって、30～40代で仕事以外のすべての時間を自由に使える人が
主流になったとはまだ思えない。

第一、教材を置いておけないなんて思わなかったし。
結構な重さでかさばるのに、ラッシュ時にヒイヒイ言いながら持って来いというのか。
問題集に至っては、eラーニングがあるし使わないと講師みずからが言っていたのに。。。
ノートだって、分厚いテキスト見るのは手間で効率が悪いから、ノート見るだけで学べるようにと
要点を絞ってさくさくまとめさせる講師なのに。
それに、自宅でもeラーニング使えるんだから困らないじゃん。。。

とまあ色々と言いたいことはあったが、BBAがどうしても譲らないので雨の中を苦労して持ち帰った。
一応もう自分の物なのだし、持ち帰ろうが置いてこうが当人の自由だと思うのだが。
自分の意に沿わないことがあると、目がややイッちゃった風になるオバちゃんが怖い。
何であんなに頑ななんだろう。怖い。更年期なのか。

などと、なかなかにショッキングな初日であった。
授業はわかりやすく面白いが良くも悪くも簡潔で、予習をして臨んで良かったと心から思う内容だった。
とにかくピンポイントかつシンプルなので、前知識が無かったら意味がわからない部分が結構あっただろう。
だから煩く予習復習をしろと言われたんだろうけど、やり方は人それぞれだ。
どう勉強しても合格すればいいのだ。
受講者には私と同年代の主婦さんも多くいたようで、講義が終わった途端にみな速攻でいなくなった。
きっと私と同じように、一週間の内容を週末でまとめて復習しようと考えているだろう。
それを怠慢だと言わんばかりの態度をされたらたまらない。

以前に行なったらしい講習では若い人が多かったのかもしれないが、
年齢層が違えば生活環境も違うのだから、あまり考えを押しつけて欲しくないな～と感じた初日であった。
明日も頑張ろう。色々言いつつ、ビビって予習・復習をしてしまったチキンな私。