意地汚い

昨夜妹から遅くに電話がきた。

お姑さんの所へ、鹿児島土産を持って行ってきたそうだ。

自然に話はなぜ鹿児島へという事に。

もう隠しては置けないので、実家の事情を話したそうだ。

すると、お姑さんも憤って、そんな事がまかり通るか！と激怒したそう。

血圧高くなって眠れなくなったらどうしよう…と妹は心配していたけど。

(ちなみに鹿児島の伯母も、会いに行った日は眠れなかったそうだ。あまりの酷い状況に…)

そして、お舅さんが亡くなった時に、父と一緒に、上京してきた弟夫婦の印象を話してくれたそうだ。

それは、お姑さんのお姉さんが言った言葉なのだそうだけど、

弟を見て、このお兄ちゃんはいい子だねと言ったと言う。でも隣にいる嫁を見て、あの人は誰？と聞いてきたそう。

あれはあの人のお嫁さんと言うと、
へーっ…と絶句して、なんか色々と大変そうな人だね、と言ったそうだ。
お姑さんが驚いて、そう？と、聞くと、

うん、意地汚い人だ、と言ったそう。


普段そんな事を言わない人だから、びっくりして、心に残っていると妹に話してくれたそうだ。


そっか…。分かる人には分かるのか。

私は今まで、自分の直感を信じてこなかったから、あの人の正体が見抜けなかったのだけれど、
そっか…。


見える人には、やっぱり見えるんだな…と改めて思った。


女性は歳を取ると、この直感力が高まるとは言うけれど、私も否定せずに、どんどん使っていこうと思った。

でも、なによりもまずは信じる事だな。
自分が感じた事は正しいと。


それに尽きると、猛省している。



☆それでは今日も良い一日を。

早速きたぜ、キーパーソン！

昨夜、弟から電話あり。
こいつは私がお父さんと電話で話すと、
必ずかけてくる。

敵情視察か、嫁に言われたのか、
分からんけど、まぁ両方だろうな。

内容は、自分がキーパーソンなのだから、
勝手に話を進めてもらっては困るという事。

はっ！出たよ、キーパーソン！

母の時も、自分たちがキーパーソンだから、
勝手に退院させて貰っては困ると、末期の母を、退院させないようにしていた。

医者ももう助からないと分かっていたので、
本人の望み通りにさせようと言っていたのに。


あの時のゴタゴタを思い出した。

でも、同じ手が二度と使えると思っているのか！

こちらはもうそんな言葉で騙されないぞ。

キーパーソンは、親の面倒を見ないで、ずっと死ぬまで病院へ入れておくつもりだったくせに。


私がここまで、彼らに気を使ってきたのは、ひとえに彼らが可哀想だったからだ。

狭い島で、あらぬ噂がだったら、気の毒だと思ったからだ。

だから私はどんなに酷い目に遭っても、ジッと我慢してきたのだ。

でも、もうそんなことはやめた。

私は別にもう、彼らと仲良くしたいとは、思っていない。

むしろ、彼女を追い出そうと決めたのだ。

決めたからには容赦はしない。

存分に今まで私が味わった地獄をお返し
しようと思っている。

私は、これからは私が父の面倒を、見るんだから、私がスケジュールを決めるのは当然じゃない？
と言った。

だから、私がケアマネさんと話をするのは当たり前だと言うと、
弟は少しホッとしたようだった。

じゃあ、嫁と父にそう話すと言って、電話を切った。

弟も悪い奴じゃないんだけれど、自分で何も出来ないから、今まで嫁の言いなりだった。

相変わらず、電話口で嫁の発狂したキンキン声が、聞こえていた。

ま、いつもの事だ。
ヒステリーを起こして、キーキー騒げば、弟がいう事を聞いてくれると思っているのだ。

でも、もうそんなことはさせないぞ。

キーパーソンの戯言はもう効かないからな。

こっちだって、今までみたいに大人しくしていないからな。

反撃開始なんだよ。

見てろよ、バーカ！

よくも今まで、私と私の家族を愚弄してくれたな。

その罪は重いからな。


覚悟しとけよ。



☆それでは今日も良い一日を。