私がいかに、自分に負荷を掛けていたという事。
私は若い頃から、シナリオライターになりたくて、ずっと勉強してきたけれど、結果は無しのつぶてだった。
だからこそ、奮起して、がむしゃらにやってきたけれど、それがやはりいけなかったみたい。
作家としてデビューしても、経済的に自立しているとは言い難く、せっかくデビューしたのに、その偉業を自分自身で認められなかった。
だからこそ、まだやれ!もっとやれ!
と自分自身に鞭打ってきたのだ。
その無理が、身体がもう悲鳴を上げていたんだという事が分かった。
頭でっかちな私は、ベストセラー作家にならなければ、意味がない、価値がないとばかりに、自分を奮い立たせてきた。
けれど、ベストセラー作家になれる人なんて、ほんの一握りだ。
どんな名作を書いたからって、それが即収入に繋がるわけではない。
全ては神のみぞ知る事なのだ。
なのに、それが成らないのは、自分のせい、自分の頑張りが足りないせいとばかりに、自分を責めていた。
だから、身体が、首から下が動かなくなってしまったのだ。
頭と身体が分離してしまったのだ。
頸椎に骨が出来たのも、
作家として大成しなければ意味がないと、
ずっと頭で考えてきたからだろう。
この頑なな考えが、私の首を骨化させてしまった。
動かなくさせてしまった。
私は作家になっただけでも素晴らしかったのに…。
誰でもが達成できることではなかったのに、それを自分で認めないばかりか、もっとやれ!もっと頑張れ!と重荷を背負わせてきたのだ。
それが、首、肩、背中と痛む原因だったのだ。
私は今、それらが痛くて、椅子にも座っていられない。
パソコン作業だって辛くてできないのだ。
これから本を書かなければならないと言うのに…。
でももう、自分のこんな狭い考え方を捨てる日が来たのだと悟った。
レイキ中に、そんな事が分かったのだ。
自分が今やるべき事は、まずは自分自身を労う事。
自分が成し遂げた事を称える事。
誰が褒めてくれなくたって、自分自身が認める事。
それに他ならないと思った。
正直、自分の半生は、いかにして収入を稼ぐかという事に尽きるだろう。
自分の好きな事で収入を得たいと考えすぎてきたのだ。
でも今は、色んな事にチャレンジして、色んな物で収入を得たいとも考えているのだ。
まだ何で、とは分からないけれど、色々挑戦しても良いのではないかと考えている。
もう、正直なところ、身体が動かない。
だから、無理な作業は出来ないのだ。
本を書くにしても今までのように徹夜や何時間も椅子に座って…なんて事もおそらく出来ないだろう。
けれど、もう無理はしないし、しようと思ったって、出来ないのだ。
身体は正直。
私にもういいんだよ、と言ってくれている。
あなたは充分、頑張ってきたんだよと。
だから、これからはその余力で、もっと肩の力を抜いて、伸び伸びとやっていこうと思っている。
もっと自由なスタイルでやっていこうとも思っているのだ。
それでいい、それでいい。
私は私のままでいい。
どんな私でも良かったのだ。
なのに、別の私にばかりなろうとしていた。
別の誰かにならなければならないと思っていた。
なんて馬鹿だったんだろう。
この世でたった一人の私。
これから、そんな自分を大切にしていこうと考えている。
☆それでは今日も良い一日を。