私のだらしな日記

「更科日記」ならぬ、私の〝だらしな〟日記。(^^;)
日々のどーでもいい事を、だらだらと綴っていきます。

昨日、元の自宅へ遊びに行って

2020年10月19日 | 日々つつがなし
夫と話した。

色々話した。

なぜ私が家を出たのかも。

絶対に言わないようにしようと思っていたけれど、
自然と口に出た。

うつだと言う彼に、全部話していた。

仕事場を解約する時、手伝ってくれなかったこと。

その時、これが自分が望んでいた幸せなんだろうか…?と思ったという事。

これで夫婦と言えるのだろうか?と。

そうして、田舎で考えようと思ったけれど、出来なかった事。

結局、パパか本かを選ばなければならなかった。究極の選択だったけれど、
本を選んだんだと。

そこで、彼の息を呑む声が聞こえた。

自分にとってもギリギリの選択だったと。


でも、自分には残された時間はないので、そうしたんだと。

あなたは帰って来いと言うけれど、本当はあなただって別れたいと思っていたでしょ?
私の事、うざいって。

もしもあの時、仕事場を解約しなかったら、離婚はしなかったと思う。
逃げ場があったから。

でも、まさかひと月で帰ってくるとは思わなかったから…。

まあ、全ては終わった事だけどね…と。


今まで言葉にならなかった事を、この一年で随分考え、整理出来たので、感情的にならずに話せました。

話せてよかった!

夫もウンウンとうなづいていた。

特に、本当はあなただって別れたがっていたでしょ?
と言うところで。

本当にそうなんだよな〜。

二人の気持ちが噛み合っていなかったんだよな、あの頃。

それが積もり積もって、爆発しちゃったんだよな。

それで、おんなじように中年で離婚した動画の人の話をした。

離婚理由が全く同じだったから。

お金のことで、夫から言われるようになったと。

君が僕と一緒にいるのはお金の為だよねと。

実は私もおんなじ事を何度も言われていた。

動画の人は、何度か話し合いをしたけれど、平行線のままだったので、離婚することにした。

けれど、別れても、年を取っても、まだお互いにフリーなら、面倒をみようと思っていると言っていた。

実は私も同じ事を考えていた。

私もお互いフリーなら、あなたの面倒をみようと、そう、思っていたんだよねと。

そうしたら夫が、急に猫の名前を呼びながら、部屋から出て行ったので、おそらく涙を見せまいとしたのだと思う。

夫は寒くなり、また、うつが発症したようだ。
それに加えて、体調が悪く…

目やら腰やら肩やらに加え、
下血と物をよく落とす、と言うことと、
後これが一番心配なんだろうと思うのだが、

記憶力の低下がひどいと言うのだ。

お金の計算間違い、レジでの計算違い、
仕事の段取り、、ミスはしょっちゅう…
致命的なのが、、町内会の今会計を担当しているのだが、その振り込みを一軒分余計に支払ってしまった。

なので、その分自分のポケットマネーから補填をしなければならない。

それはいいけれど、監査があるし、来年の役員交代の時には、みんなの前で自分のミスを発表しなければならない、それが恥ずかしいのだ…とかなり落ち込んでいた。

彼の物をよく落とす、とか、記憶力の低下、ミスのことは、よく聞いていたので、知ってはいたが、それほど深刻だとは思わなかった。

よくあることと思ってはいたが、本人が一番辛いのだろう…。今までの自分とは全く違うのだから。

彼が今不安でいっぱいなのは、確かな事だ。

私は、そんな時は私を呼んでと言った。

SOSしてと。

私も困った時には、SOSするからと。

なんだか切なくなった。



この一年、私が急に出て行ったことで、私も辛かったけれど、残された彼の方が一番辛かったんだと思う。

何故だ!と、思っていた筈だ。

それに加えて環境の変化や体調の悪化が、追い討ちを掛けたようだ。

でも、元気出してと励ました。

私もあなたもまだ若いから、いくらでもできると。なんでも出来ると。

若くてキレイな人と結婚してと、

そう言った。

自分は一人で暮らす、
猫と一緒に、

とは言っていたけれど。


そうして、何度も帰ってくればいいじゃん!
と言われた。


何のために?

と聞いたら、お金のためにと言われた。

私が生活に困っているから、家賃分を浮かすために帰って来いと言うのだ。
その他の生活費は別だけどと。

もちろん私も笑いながら、嫌だと言った。
お金よりも命の方が大事だと。

だってまた一緒に暮らすと、
命を削らなきゃいけないから。

そんなの嫌だと答えた。


これは私の本音。

だって、大変だったんだもの、
家庭生活は。

わがまま放題の夫と息子を持って、
なんとか運営しようと四苦八苦していたんだもの。

全然協力的でない、メンバーを抱えて、
抵抗されて、攻撃されて…、
もううんざりしていたんだもの…。


もう、あんな目には遭いたくないわ。


戸惑っていたけれどね、元夫は。

私も夫をサポートしたいとは思っているけれど、でも、そろそろ一人で歩いて貰わなければ困るなぁ、とも思った。

そう、私はいつも彼のお母さん役だった。

気持ちを慰め、奮い立たせ、元気を出させ、背中を押した。

そんなメンタルな部分を私が支えていたのだ。

手取り足取り。

だから私の仕事は妻ではなく、母だった。

なので、思春期の中学生よろしく、反抗されていたのだ。

私はいつも、あなたのお母さんの代わりに、サンドバッグにされていたのよ、と言うと、うんうんとうなづいていた。

彼にも覚えがあるのだろう。

私たちはそんな夫婦だったのだ。


失った時にその大きさにはじめて気づいた、と昨日言われた。

ママが、この家の事をずっとやってくれていたんだと。掃除とかと。

そうよ、私がこの家を回していたのよ、とは言ったけど。


本当に女性の力は大きいのに、お金を稼いでいないと言うだけで、なぜにこうも叩かれるのか…。

女性の力も甘く見られたもんだ。


でも、色々話せてよかった。


今朝、目覚めたら、
肩の痛みがスッキリしていた。


ああ、言えたからだと思った。
そうして、彼を背負っていたのを、
下ろしたからだと。


そう、私はずっと背負っていた夫を、
ようやく昨日、下ろしたのでした。





☆それでは今日も良い一日を。


私は毎日、元夫の事も仏壇で祈っています。
本当に彼に幸せになって欲しいと願っています。

できうるなら、彼に優しくて相性のいいお嫁さんが来てくれて、第二の春も満喫して欲しいとも思っています。

私は彼なら、大丈夫だと思っています。

本当にいい人だから…、
幸せになって欲しいと心から願っているのです。

ありがとう。
大好きです。




コメント
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