京都の企画市の相談会があって、
友達が出たのだけれど、
このご時世のzoomにて…。
それで言われたことは、
話題性とすみません…
だったそう。
この映画の企画は、
ウェルメイドだし、
何も問題はないのだそう。
強いてあげるとすれば、
話題性なのだそう。
つまりは、何か問題を起こして干されていた女優を使い、復活第一弾として作るとか、
そう言った商売的な要素が足りないと言うことだった。
もう一人の女性プロデューサーの場合は、
すみません…という事だった。
瑕疵がないのに、お役に立てず、
申し訳ありません、
という事だった。
要するに、お二方とも、
この企画自体に問題があるわけではなく、
単に資金が集めにくい、とか、
金がかかるとか、
まあ、いわゆる時代劇で大作なので、
それなりの覚悟を持たなければならないという事を言いたいのだと思う。
それを回収できるほど、客を集めることができるのか?
ということだ。
そんなリスクを背負いたくはない。
出来れば、手軽に作って、
それなりにバックのある、
つまり旨味のある作品を手掛けたいということなのだろう。
だから、この企画がいつまで経っても採用されないのは、そのせいなのだろうと思った。
私としても、昨今の映画の状況を知らない訳ではない。
私とて現代人だ。
映画の凋落ぶりは嫌というほど肌身で感じている。
なので、私の企画みたいな大型で金のかかるものを、しかも新人の作品を、作ってください!
と言うリスクも承知しているのだ。
けれど、女性Pに、
すみません…と謝られた事と言う事は、
今の日本映画界に、このような骨太の物を作れなくて、すみません、という事なのだろうと思った。
別に彼女のせいではないけれどね。
今の日本の経済状況が悪いせいだとはひとえに思っているけれど。
そこで、私も考えた。
おそらく日本で作る事は叶わないだろうと。
ならば、視点を広げて、海外資本を取り入れるのはどうかと思っている。
…というのも、前々からそれは感じていて、この企画は、たぶん外人向けでも十分通用すると思っているのだ。
それは、友人が、外国の女性Pたちに、この企画内容を話したところ、
みんな、ポロポロ涙を流しながら、聞いていたというのだ。
それで、友人は、いける!
と思ったらしい。
この女性の話は、万国共通のテーマだろう。
女性たちが感じている自分たちの過酷な人生と重なり合ういのの物語は、きっとみんなが感動するに違いない、と私自身も思っている。
つまんない話をいくら作ったって、ダメだわさ。
人の心にいつまでも残るような作品を書かなきゃ。
私自身は生きてる意味がないと思っている。
だから、この作品だけは、是非とも映画化させたいと考えているのだ。
どういう形になるかは分からないが、
ともかく、友人には、この企画書の英語版を作ってくれと頼んだ。
彼は留学経験あり。
そして私は、いよいよこの作品のシナリオを書くことにした。
何年掛ったのだろう。
ここまで来るのに…。
おそらく、十五年はゆうに掛っているだろう。
本ちゃんの本の方もあるけれど、
この作品の、シナリオの方を、来年一年掛けて、書こうと考えている。
いよいよ、映画化へ向けての始動だな。
頑張るゾ!
☆それでは今日も良い一日を。