野見山暁治さんのドキュメンタリーを見た。
恥ずかしくなった。
自分が。
絵は、愛しているものしか描けないー
窪島さんとおっしゃる、無言館の館長さんがおっしゃっていた。
戦争で亡くなった画学生達の絵を集めて展示している所だ。
野見山さんも一緒に集めたらしい。
思ってるだけではなくて、ちゃんと実行に移すところがまた、素晴らしい。
有言実行
そんな言葉が浮かんだ。
そして、
窪島さん曰く。
人の命には二つあると。
一つは、両親から貰った肉体の命。
もう一つは、自分がやった仕事という形でいきづく命。
だから、画学生達は戦争で肉体は滅んだけれど、絵という物がある限り、死なないんだとおっしゃっていた。
仕事が命。
頭を叩かれた様な気がした。
私も、自分の仕事の事、しんどいと思って、手を抜きたいと考えることもあるけれど、それではいけないなぁと思った。
特に今、作家として、食べていけるわけではなく、会う人、会う人毎に、
食べていけますか?とか、
仕事を紹介しましょうか?とか、
言われるので、それもなんだかなぁ…と感じていたのだ。
どんな物が売れるのだろう…と下心を出す事もある。
売れたい、作家として大成したい、と。
けれど、いくら生活できなくとも、
小説を書く、と言う事で生きようと決意して、
離婚もした。
一人になって、一から始めてみようと。
最後は生活保護でも、いいと思ったのだ。
どうなっても、自分は自分の作品を書くと。
だから、仕事では手を抜けない。
どんなに辛くとも、本物を描かなくてはいけない。
どんなにお金がなくて、生活出来なくとも、私は私にしか書けない本を書かなければならないのだ。
それが、私の仕事、私の人生だと思った。
今朝は従姉妹が作ったドキュメンタリーで泣けてしまった。
ありがとう、〇〇ちゃん!
素晴らしい作品に感謝。
☆それでは今日も良い一日を。