常連のひとり、ペットショップ店員さんのコメントを読んでいて
思いだしたことがあったので、その話を。
…
しかし、このネタは以前にも書いたような記憶があるのですが
前に読んだような気もするなぁって方は
出来るだけ新鮮な気持ちで読む努力をしてください。
俺の方も若干、話は盛って書いていきますので(そういう事を言うな
家族経営の会社の悪い所…って言う話題から
ちょいと思いだした話になるのですがね。
今から26~7年前の古い話になります
当時、俺は東京で働いておりました
都内の色んな飲食店にある食器洗浄機に自動で洗剤が送られる機械を取り付けて
洗剤を使っていただくというそういうお仕事であります
…
その会社
家族経営の会社でした
社長は偉そうにしているだけで、これと言って害はそんなに無かったけれど
気の強い奥さんが事務をしていましてね
自分の子分みたいにしている事務さんと変に仲良くして
愚痴を話したり噂話をしたり、事務所内はそういう空気でした
ある日の事
奥さんが突然に言い出した
『にゃびさんの田舎は農家をしてるの?』
ウチはお爺ちゃんとお婆ちゃんが畑をやったり田んぼをやったりしていたので
その事を伝えると
『一人暮らししているんだったらお米を送ってもらいなさい』
と言うのです
『そうすれば食費も浮くんだよ』とか
『お米送ってくれっていう連絡されても喜ぶんだよ』とか
…俺は田舎に迷惑がかかるからと思って
何度も断ったのだけれど
これがしつこい。
『んじゃ、連絡してみますわ』と言うと
『アパートは、にゃび君が居ない事が多いんだから。会社宛てに送ってもらった方がいい』
って言うんです
『ちゃんと私たちが受け取るから。』って言うんで
田舎に手紙だか電話で連絡をして
会社の住所も伝えて送ってもらうことにした
…
それから数日後
仕事を終えて会社に戻ると
炊き立てのご飯の香りがした
ん?
『にゃびさんの田舎から荷物が送れられてきて、野菜も入っていたようだから開けちゃった』
は?
『お米、炊いて待ってたよ。お野菜も一緒に入ってたから煮物を作ったよ。』
は?
俺宛てに送られた荷物の段ボールが勝手に開けられ
米を勝手に炊き
一緒にシーチキンの缶詰やら野菜やらを入れてくれたもので煮ものが作られて
『ほら、お腹減ったでしょ。食べて食べて。』
…いやいやいや
『一人じゃこんなにお米も食べきれないだろうから、少し頂いたよ。』
米まで勝手に持って行かれた
…
信じられます?
俺は当時、若かったから
疑問にこそ思ったけれど
なんだか丸め込まれてしまって
事務所で田舎から届いたという新米で炊いたご飯と煮物で夕飯を食べた
でも、心が納得しなかった。
東京で働くようになって
田舎に米を送ってくれだの
送金してくれだの
一度も言ったことが無かった
でも、米を送って欲しいと連絡を受けて
どんな気持ちでお爺ちゃんとお婆ちゃんは荷造りをしたんだろう
…
段ボール箱の中に『婆より』と書いた封筒が入っていて
中には新聞の広告の裏に書いた手紙が入っていた
字の書けないお婆ちゃんだったから
きっとお爺ちゃんの代筆だったろう
時々、帰って来て顔を見せてくれと言うようなことが書いてあった記憶がある
チリチリと胸が痛んだ
東京の人は…とか
そういう言い方は好きじゃない
この社長夫婦も出身は北海道で、元々は東京の人じゃない
北海道の人間を悪く言うとかそういうつもりもない
でも、世の中には
こういうキチガイがいる
そのせいで騙されたり、傷ついたりすることがある
…
俺がこの歳になって
東京に暮らしていて
同じような事をされたら
事務所で大暴れしたに違いない
あの頃は、なんか変な気持ちで
納得できないと思っていたけれど
今だったら本気で暴れているし
警察沙汰にしてたかもしれないほど許せない行為だ
そう言えば
あそこの会社も息子がいて
お坊ちゃまで
俺より後に会社に入って勤め始めたのに
偉そうにしてるバカだったな
…あの会社、どうなったんだろう
…
…
会社名と大まかな住所を入れてネットで検索してみたが
ヒットしない所をみると潰れたんだな…
…ざまぁ
これも前のブログに書いた気がするけれど
その会社に勤めていた岩手出身の女性の事務員さんがいて
このお姉さんが俺の事を本当に可愛がってくれた
結婚していて、旦那さんがいつも仕事で帰りが遅くて
しょっちゅうドライブに連れて行ってくれたり
ゲームセンターで遊んだり
カラオケに行ったり
旦那さんの居ない家にお邪魔した事もあったっけな
…
…
あれ?
可愛がってくれてたって言うか…
もしかして…
…いやいや、まさか。
まさか。
思いだしたことがあったので、その話を。
…
しかし、このネタは以前にも書いたような記憶があるのですが
前に読んだような気もするなぁって方は
出来るだけ新鮮な気持ちで読む努力をしてください。
俺の方も若干、話は盛って書いていきますので(そういう事を言うな
家族経営の会社の悪い所…って言う話題から
ちょいと思いだした話になるのですがね。
今から26~7年前の古い話になります
当時、俺は東京で働いておりました
都内の色んな飲食店にある食器洗浄機に自動で洗剤が送られる機械を取り付けて
洗剤を使っていただくというそういうお仕事であります
…
その会社
家族経営の会社でした
社長は偉そうにしているだけで、これと言って害はそんなに無かったけれど
気の強い奥さんが事務をしていましてね
自分の子分みたいにしている事務さんと変に仲良くして
愚痴を話したり噂話をしたり、事務所内はそういう空気でした
ある日の事
奥さんが突然に言い出した
『にゃびさんの田舎は農家をしてるの?』
ウチはお爺ちゃんとお婆ちゃんが畑をやったり田んぼをやったりしていたので
その事を伝えると
『一人暮らししているんだったらお米を送ってもらいなさい』
と言うのです
『そうすれば食費も浮くんだよ』とか
『お米送ってくれっていう連絡されても喜ぶんだよ』とか
…俺は田舎に迷惑がかかるからと思って
何度も断ったのだけれど
これがしつこい。
『んじゃ、連絡してみますわ』と言うと
『アパートは、にゃび君が居ない事が多いんだから。会社宛てに送ってもらった方がいい』
って言うんです
『ちゃんと私たちが受け取るから。』って言うんで
田舎に手紙だか電話で連絡をして
会社の住所も伝えて送ってもらうことにした
…
それから数日後
仕事を終えて会社に戻ると
炊き立てのご飯の香りがした
ん?
『にゃびさんの田舎から荷物が送れられてきて、野菜も入っていたようだから開けちゃった』
は?
『お米、炊いて待ってたよ。お野菜も一緒に入ってたから煮物を作ったよ。』
は?
俺宛てに送られた荷物の段ボールが勝手に開けられ
米を勝手に炊き
一緒にシーチキンの缶詰やら野菜やらを入れてくれたもので煮ものが作られて
『ほら、お腹減ったでしょ。食べて食べて。』
…いやいやいや
『一人じゃこんなにお米も食べきれないだろうから、少し頂いたよ。』
米まで勝手に持って行かれた
…
信じられます?
俺は当時、若かったから
疑問にこそ思ったけれど
なんだか丸め込まれてしまって
事務所で田舎から届いたという新米で炊いたご飯と煮物で夕飯を食べた
でも、心が納得しなかった。
東京で働くようになって
田舎に米を送ってくれだの
送金してくれだの
一度も言ったことが無かった
でも、米を送って欲しいと連絡を受けて
どんな気持ちでお爺ちゃんとお婆ちゃんは荷造りをしたんだろう
…
段ボール箱の中に『婆より』と書いた封筒が入っていて
中には新聞の広告の裏に書いた手紙が入っていた
字の書けないお婆ちゃんだったから
きっとお爺ちゃんの代筆だったろう
時々、帰って来て顔を見せてくれと言うようなことが書いてあった記憶がある
チリチリと胸が痛んだ
東京の人は…とか
そういう言い方は好きじゃない
この社長夫婦も出身は北海道で、元々は東京の人じゃない
北海道の人間を悪く言うとかそういうつもりもない
でも、世の中には
こういうキチガイがいる
そのせいで騙されたり、傷ついたりすることがある
…
俺がこの歳になって
東京に暮らしていて
同じような事をされたら
事務所で大暴れしたに違いない
あの頃は、なんか変な気持ちで
納得できないと思っていたけれど
今だったら本気で暴れているし
警察沙汰にしてたかもしれないほど許せない行為だ
そう言えば
あそこの会社も息子がいて
お坊ちゃまで
俺より後に会社に入って勤め始めたのに
偉そうにしてるバカだったな
…あの会社、どうなったんだろう
…
…
会社名と大まかな住所を入れてネットで検索してみたが
ヒットしない所をみると潰れたんだな…
…ざまぁ
これも前のブログに書いた気がするけれど
その会社に勤めていた岩手出身の女性の事務員さんがいて
このお姉さんが俺の事を本当に可愛がってくれた
結婚していて、旦那さんがいつも仕事で帰りが遅くて
しょっちゅうドライブに連れて行ってくれたり
ゲームセンターで遊んだり
カラオケに行ったり
旦那さんの居ない家にお邪魔した事もあったっけな
…
…
あれ?
可愛がってくれてたって言うか…
もしかして…
…いやいや、まさか。
まさか。