春先からずっとかかりきりだった庭仕事が一段落したので、久しぶりに針を持って、ブラウスを縫いました*
ドルマンスリーブの、プルオーバータイプのブラウス。
パターンは既製品。
…ではありますが、私は躰のいろんな部分が規格外なので(笑)、細かく補正をかけて自分仕様にしてあります。
生地は、細糸で織られたタイプライター。
そこにインクジェットならではの鮮やかでリアルな花々が、プリントされています。
80ローン程度の厚みでとても薄くてしなやかですが、織りの密度が高く、わずかにハリもあります。
そのハリを生かしたくて、裾にタックが入った、このまぁるい型のブラウスを選びました。
気に入って求めた生地ながらも、この明るいマスタードの地色にも、そこにくっきりとプリントされた写実的な花柄にも、縫いながら「ちょっと派手だったやろか…」と気持ちがひるんだりもしましたが(笑)、こうしてワイドデニムに合わせてみれば、「まぁ、ギリいける…んちゃう?」なんて思ったりも。
夏になると、どうも私は派手な色柄を好むようになるようで。
こんなふうに、自分で選んだ生地に自分でおののくことも、しばしばです。
見た目の若干の暑苦しさはともかくとしても(苦笑)、このドルマンスリーブのブラウスは、風の通りがとてもよくて涼しいんです*
ドルマン袖にありがちな、腕を上げたときの裾の持ち上がりも少なくて、脇腹のチラ見えストレスもほぼないので、着ていてとても快適です。
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この感染症禍の1年半あまりは、生活のための『買い出し』に出ることはあっても、おしゃれをして『おでかけ』することがほんとうになくて、ずっと洋服を縫う気力が出ずにいました。
…なのに、性懲りもなく生地は買うので(禍のさなかでも生地欲は衰えずw)、ソーイングルームのクローゼットは仕立て待ちの布で満杯です。
久しぶりに集中してミシンを踏んだら、やっぱりとっても楽しくて*
「また縫いたい!」という気持ちが沸き上がってきました。
着てでかける機会は少なくとも、布山の消費も兼ねて(笑)、とりあえず縫ってかたちにしていこうかな、と思います。