初節句で祖父母から贈られた段飾りのお雛さまは実家にあるので、我が家で飾るのは成人してから自分で買い求めたもの。
男雛と女雛それぞれが手のひらサイズのそれは、街を歩いていて偶然出逢った京陶人形です。
箱書きには『源氏絵巻』とあるので、もしかしたら『お雛さま』ではないのかも。
ずいぶん昔のちょうど今頃の時季に他の雛人形とともに並べられ、売られていたので、私は『お雛さま』として大切にしています。
この恥じらうお姿がなんとも微笑ましくて、目に入るたびにほのぼのします*
繊細な絵付けと色合いも、とても好き。
だからこそいつも眺めていたいので、LDKの特等席に*
実はここ、キッチンユニットの上です。
我が家のシステムキッチンはタイルで飾った壁一面に据えユニットと吊戸棚を備えているので、その半分を飾り棚として使っています。
その面積と人形とが釣り合うように、IKEAのグラスや大切な友人から頂いたさまざまな陶器、100円ショップの折り紙で作ったモビールなどでボリュームを出してみました。
カラフル過ぎるものは苦手なので、お雛さまに合わせてすべて日本の色で静やかな華やかさを*
このために買ったものはひとつもありません。
すべて手持ちのものばかり。
それでもなんとなーくまとまって見えるのは、私の好む色合いやかたちが定まっているからなのでしょうか。
この一角を眺めるたびにこの人形と出逢った日のことや、いつも濃やかな心遣いでさり気なく素敵なものを贈ってくれる友人の顔をふわりと思い出して。
そんな穏やかで満たされた時間こそが、私のしあわせ*
コメント一覧
ぱりまり
sachi
最新の画像もっと見る
最近の「暮らし 【インテリア】」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事