今年も残すところ、半月あまり。
本格的な年の瀬の準備で忙しくなる前に、地元の里山で眠る家族に、年末の挨拶をしに行ってきました。
墓石をピッカピカに磨いて、とっておきの花々を手向けて。
ぽかぽか陽気のお日さまを背に受けつつ手を合わせ、ここ最近のあれやこれやを報告したり、おしゃべりしたり。
最後に笑顔で「また来年ね!」と手を振って、墓苑を後にしました。
山の気温は平地よりも2度ほど低くて、木の蔭に入ると足元から冷えがのぼってきます。
なので、いつものようにお気に入りの場所でお弁当を広げることはせず、軽い散策だけ楽しんできました*
名残の彩り。
背の高い木々の紅葉が終わり、落葉したことによって日の当たり具合が変わり。
中段・下段にある木々が色を深めて、最後の彩りを見せてくれていました。
この秋の紅葉は、ほんとうに長かった。
堪能いたしました*
ナラガシワの葉も、おしまいの色。
この葉のあいだには既に立派な冬芽があって、春への準備も着々と。
橙に染まる空。
山のモミジは、小さな葉をびっしりと広げて空を覆います。
その足元は、葉っぱの絨毯でふっかふか*
自然の迷彩柄。
プラタナスの幹です。
いいなぁ、こんな色柄の生地がほしいなぁ(笑)
大木のサザンカ。
いずれの木も満開で、冬の訪れを叫び告げているようでした。
なのに…あらら⁈
日のよく当たる場所には、夏の花であるはずのセンニンソウが、たくさんの蕾とともに咲いていて。
思わず、「だいじょうぶ? 冬が来るよ?」と声をかけてしまいました。
まもなく年の瀬。
すっきり、さっぱり、穏やかに、笑って今年を締めくくれたらいいですね*