志賀高原、ところどころ

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桃の節句

2016-03-04 | 日記

昨日、3月3日は雛祭り。

女の子がいるご家庭では健やかな成長を願い、雛人形を飾ってお祝いする、春の伝統的な行事のひとつですね。

お食事もちらし寿司、蛤の清まし汁、甘酒…と頂きますが、きっと地域によって素材や味付け、盛り付け方がいろいろあるだと思います。

皆様のご家庭ではどのようにお祝いをされたのでしょうか。

 

我が家にも娘が2人いますので、お祝いしたいところでしたが、実はこの辺り(長野県の北信地方)では、月遅れの雛祭りで4月3日にお祝いをします。

雛祭りに限らず、端午の節句や七夕、お盆などもそれぞれ月遅れで行われます。

その理由には諸説ありますが、やはり雪深い地域では春の訪れが遅いからでしょうか。

暖冬の今年ですら、今日現在里に下りてもまだ桃の花は蕾にすらなっておりません。

現代では流通が行き届いているおかげで、一足早く旬の素材やお花をスーパーでも簡単に手に入れることができますが、昔の人々は、やはり春の訪れを待ってからお祝いをしたのだなぁと思われます。

 

ということで、昨夜は息子が3歳の頃に作ってくれた紙粘土のお雛様を飾り、長野県内の酒造でつくられた甘酒3種を飲み比べて終わってしまいました。

 

なお、志賀高原の標高ではさすがに桃の花は見ることができませんが、同じ北信地方の飯綱町に“丹霞郷(たんかきょう)”という桃の花が実に見事に咲き誇る場所があります。

日本画家の岡田三郎が名づけたそうです。

例年4月の下旬に見ごろを迎えますので、その頃にまた改めて紹介したいと思います。